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中山では土曜メインに中山グランドジャンプ(13日、J・GⅠ、芝4250メートル)が行われる。
ハードル界のニュースター、マイネルグロン(美浦・青木孝文厩舎、牡6歳)が主役だ。昨春のオープンから中山大障害を含む破竹の5連勝中。今年初戦の阪神スプリングジャンプも、余裕残しの状態ながら危なげのない走りで快勝し、現役最強を印象付けた。自身最長距離となる4250メートルに対応し、J・GⅠ秋春連覇のチャンスは十分だ。
グロン一強に待ったをかける可能性があるのがイロゴトシ(栗東・牧田和弥厩舎、牡7歳)。昨年の同レースは、障害転向後わずか4戦目ながらも大楽勝。2着に3秒1の大差をつけ、抜群の舞台適性を示した。平地(スピカS13着)を叩き状態面に不安なし。父ヴァンセンヌの母で6日に天国へ旅立ったフラワーパークに吉報を届けるか-。
上り調子のエコロデュエル(美浦・岩戸孝樹厩舎、牡5歳)も侮れない。昨秋の京都ジャンプSで重賞を初制覇を決めると、中山大障害3着、阪神スプリングジャンプ2着と立て続けに好走。成長著しい5歳馬だけに、一戦ごとの上積みは無限大だ。
2年前の中山大障害優勝馬ニシノデイジー(美浦・高木登厩舎、牡8歳)は3度の大障害コース経験を生かし、王座奪還をもくろむ。
けれんみのない逃げで見せ場を作りそうなビレッジイーグル(美浦・竹内正洋厩舎、牡7歳)、J・GⅢ2勝の実力馬ジューンベロシティ(栗東・武英智厩舎、牡6歳)など、J・GⅠにふさわしい役者がそろった。
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