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3月12日の中山11Rで行われた第40回中山牝馬ステークス(4歳以上オープン、牝馬、ハンデ、GIII、芝・右1800メートル、16頭立て、1着賞金=3800万円)は、松岡正海騎手の15番人気クリノプレミアム(5歳、美浦・伊藤伸一厩舎)が中団やや後方を追走から直線で馬群の外を伸びて混戦を制した。タイムは1分46秒8(良)。
1/2馬身差の2着に菅原明良騎手の12番人気アブレイズ、さらにクビ差遅れた3着に直線最内から伸びたミルコ・デムーロ騎手の1番人気ミスニューヨークが入り、馬連配当10万超え、3連単の配当は173万超えの波乱決着となった。
◆松岡正海騎手(1着 クリノプレミアム)「スタートの心配はないので折り合いだけ。大外枠だったので競馬に困ったけど、先生(伊藤伸調教師)がレース前に控える方の指示を出してくれて、それがうまくいきました。馬には余裕があったし、ペースも少し遅いと感じたくらいで、ちょうどいい流れでした。前の馬がしぶとかったけど、坂でひと踏ん張りしてくれたのでかわせると思った。(クリノプレミアムには)久しぶりに乗ったけど、馬も良くなっていたし、よく調教できていたので、返し馬で楽しみに思っていた。(重賞Vは2年3カ月ぶりだが)年も年なので感慨深いとかはないけど、もらったチャンスを常に生かそうと思って乗っていたのが良かったのだと思う。けがから復帰してからは成績が振るわなかったけど、これを機にまた頑張りたい。若い騎手たちに負けないようにね」
中山牝馬Sを勝ったクリノプレミアムは、父オルフェーヴル、母ダンシングクイーン、母の父Giant's Causewayという血統。北海道浦河町・(有)吉田ファームの生産馬で、馬主は栗本博晴氏。通算成績は20戦5勝。重賞初制覇。中山牝馬Sは、伊藤伸一調教師は初勝利、騎乗した松岡正海騎手は2013年マイネイサベルに次いで2勝目。
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