ランチア
蒼馬久一郎
カボチャプリン
初めてダート戦を走る馬の取捨選択は、予想する上で重要なファクターのひとつです。当欄では、1/14(土)の出走馬たちの中から初ダートとなる馬をピックアップしています。ぜひ馬券検討にお役立てください。 【1月14日(土)中山】 1R 3歳未勝利 ダ1200m ①パルフュメ ④シャインジュエリー ⑦ペイシャキネマ ⑩ラクサパーナ ⑪レオパルツェ ⑬シーギリア 2R 3歳未勝利 ダ1800m ⑧ホウオウエニシ ⑨リワードメラン ⑬ホウオウカブキ ⑯プレサージオ 3R 3歳未勝利 ダ1200m ④ザングウィル ⑭エスカッション 7R 4歳以上1勝クラス ダ1200m ⑥アヴァノス 8R 4歳以上1勝クラス ダ1800m ⑤コウキ 2Rに出走する⑧ホウオウエニシはキズナ産駒であり、全兄のホウオウルバンはダートで4勝、半姉のビスカリアはTCK女王盃勝ちがあるようにダート向きの血を伝える一族。母の父ギルデッドタイムだけでなく全体的に米血で、この傾向もさもありなんといった印象だ。デビュー戦は特に見るべきところがなかったが、ダート千八の条件ならば変わる可能性がある。今回は何頭か強そうな馬がいるのでそれらとの兼ね合い次第にはなるが、スムーズな競馬が叶えば上位進出もあり得るだろう。 【1月14日(土)中京】 1R 3歳未勝利 ダ1200m ⑥ブルースワット 2R 3歳未勝利 ダ1400m ④カフジガラーニ ⑥パルティクラール ⑦ブラックディーバ ⑪シャープソーン ⑫メイショウネムノキ 3R 3歳未勝利 ダ1800m ⑦ハットリ ⑧フォーチュンコード ⑩リーチザアマゾネス ⑪ルクスフロンティア ⑫ワイドカイゼリン ⑬バズッチ 人気は低そうだが、2Rの④カフジガラーニは妙味が感じられる。芝千四のデビュー戦は出遅れて馬群の後ろをついて回っただけの内容。しかし根岸S勝ちのカフジテイクの姪にあたる血筋やビーチパトロール×カネヒキリ牝馬という組み合わせをみるに本領発揮はダートだろう。今回は時計面で言えばレベルがそう高いとは思えないメンバー構成であり、近年躍進が目覚ましい鮫島克駿騎手に手が替わって終始スムーズに立ち回れるようならば面白い存在だと思う。 【1月14日(土)小倉】 1R 3歳未勝利 ダ1700m ⑥ドーバーファルコン ⑦レインボーウォリア ⑪ティーティースター 3R 3歳未勝利 ダ1000m ⑭スナークメモリー 10R 響灘特別 ダ1700m ⑮レアシャンパーニュ 土曜小倉は5頭が対象になるが、どれも食指が動きづらい。3Rに出走する⑭スナークメモリーのきょうだいにはダートの準オープンを勝った馬が複数おり、加えて父親がオルフェーヴルともなればダートは向くはず。今日から明日にかけて小倉競馬場は雨予報であり、血統的に雨降り馬場に対応できそうなこの馬には歓迎かも知れない。大外枠は立ち回りという意味でやりやすいと思うし、相手関係もそう強くないのだが、肝心の臨戦過程に勝負気配を感じないのであまり強気にはなれない。 (文:古橋うなぎ)