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新潟２歳ステークスの関連ニュース
【新潟記念】イサベル、いざ復活の時
©サンケイスポーツ
8月29日(水) 05:05
サマー２０００シリーズの最終戦は、王者を目指す牡馬陣が人気を集めているが、マイネイサベルにもマークが必要だ。夏に強い牝馬で新潟コースとの相性は抜群。新潟２歳Ｓをザラストロで制した松岡正海騎手も、２週連続重賞制覇へ手応えを感じている。
“夏に強い牝馬”マイネイサベルが、新潟２歳Ｓで重賞Ｖを決めた松岡騎手を背に、越後の夏を締めくくる。
あとひと押しが足りないレースが続いているが、内容は決して悪くない。２走前のＧＩヴィクトリアマイル（６着）は直線で前が詰まって追えずじまい。ひと息入れて臨んだ前走のＧＩＩＩ関屋記念（４着）は、好位の４、５番手を進んだものの、２、３番手から抜け出したドナウブルー、エーシンリターンズのレコード決着（１分３１秒５）の前に涙をのんだ。
「前２戦は勝負のアヤで負けた感じ」と松岡は力負けでないことを強調する。しかも前走は高速決着だっただけに、３カ月のブランクが影響した部分も少なからずあった。その点で、中２週のローテーションの今回は調整もしやすい。「前走は速い時計の決着を意識した競馬をしたけれど、それでも前が止まらない馬場だったからね。使った上積みはあるし、今度こそ何とかしたいね」と水野調教師はこの一戦に並々ならぬ意欲を見せる。
新潟の芝コースは２年前の夏に新馬戦、新潟２歳Ｓを連勝。今回と同じ新潟外回りの２０００メートルで行われた昨秋の福島記念でもコンマ４秒差の３着に頑張った。堅実に上位に食い込んでおり、持ち味の瞬発力が最大限に生きる舞台と言っても過言ではない。「１週前追い切りの感触が良かったですし、牡馬相手にも実績のある馬ですからね。成績的にハンデも５４キロなら」と松岡も気合十分。２週連続重賞Ｖへ燃えている。
記録的な残暑が続くが、バテることなく、体調は日に日に上がっている。「暑さに対しては大丈夫な馬。コース適性は高いし、２０００メートルを経験している強みもあるからね」と水野師の期待はふくらむばかり。熱い追い風に乗って、マイネイサベルが牡馬勢を一蹴する。（芳賀英敏）
【新潟２歳Ｓ】ザラストロ、レコードＶ！
©サンケイスポーツ
8月27日(月) 05:05
第３２回新潟２歳Ｓ（２６日、新潟１１Ｒ、ＧＩＩＩ、２歳オープン国際（特指）、馬齢、芝・外１６００メートル、１着本賞金３０００万円＝出走１８頭）松岡正海騎乗、３番人気のザラストロが後方待機から、直線で一気に弾けた。大外を豪快に駆け抜け、１分３３秒５（良）のレコードタイムで、新潟２歳王者に輝いた。早めに抜け出した１０番人気のノウレッジがアタマ差の２着に入り、１番人気のメイショウオオゼキは４着だった。
日本一長い直線（６５９メートル）で豪脚をフルに発揮した。未勝利戦の勝ち馬で、５分の４の抽選をクリアして挑んだザラストロが快勝。タイム１分３３秒５は、２００２年ワナの記録をコンマ３秒更新するレコードだ。
「行ってしまうと引っ掛かるので、控えていった。直線に向いて『勝ち負け』と思ったし、何とか差せたよ」
１０年マイネイサベルに次ぐ、新潟２歳Ｓ２勝目を挙げた松岡正海騎手が、さわやかな笑顔で汗をぬぐう。新馬戦３着と未勝利戦１着は柴田善騎手が手綱を取り、松岡は初の実戦で結果を出したが、「新馬を使う前の追い切りに乗り、いい感じの馬と思っていたんだ」と明かす。道中は後方の１５番手からレースを進め、直線で大外に持ち出して末脚を伸ばした。先に抜け出したノウレッジをアタマ差とらえてＶ。メンバー最速、上がり３ハロン３３秒４の切れ味は潜在能力の高さの証明だ。
松岡は１月５日の京都金杯をマイネルラクリマで制し、好スタートを切ったが、同日の最終１２Ｒで落馬し、左足関節内果骨折。その後はリズムに乗れなかったが、約８カ月ぶりのＪＲＡ重賞Ｖは大きな弾みになる。
「今後につながったと思うし、流れに乗っていきたいね。来週（新潟記念でマイネイサベルに騎乗）も勝つよ」
武藤善則調教師は管理馬の勝利を札幌競馬場で見届けた。「未勝利の内容がすごくよかったし、２回使って体調は上向いていた。新潟の１６００メートルならいい競馬ができると思った」と好勝負を確信していた。
「広いコースに向いているし、来年の春が楽しみ」と松岡が言えば、武藤師も「朝日杯ＦＳ（１２月１６日、中山、ＧＩ、芝１６００メートル）も考えないわけではないが、東京が合いそう」と期待を込める。夏の２歳王者に輝いた大器ザラストロには輝かしい未来が待っている。 （森田実）
日本一長い直線（６５９メートル）で豪脚をフルに発揮した。未勝利戦の勝ち馬で、５分の４の抽選をクリアして挑んだザラストロが快勝。タイム１分３３秒５は、２００２年ワナの記録をコンマ３秒更新するレコードだ。
「行ってしまうと引っ掛かるので、控えていった。直線に向いて『勝ち負け』と思ったし、何とか差せたよ」
１０年マイネイサベルに次ぐ、新潟２歳Ｓ２勝目を挙げた松岡正海騎手が、さわやかな笑顔で汗をぬぐう。新馬戦３着と未勝利戦１着は柴田善騎手が手綱を取り、松岡は初の実戦で結果を出したが、「新馬を使う前の追い切りに乗り、いい感じの馬と思っていたんだ」と明かす。道中は後方の１５番手からレースを進め、直線で大外に持ち出して末脚を伸ばした。先に抜け出したノウレッジをアタマ差とらえてＶ。メンバー最速、上がり３ハロン３３秒４の切れ味は潜在能力の高さの証明だ。
松岡は１月５日の京都金杯をマイネルラクリマで制し、好スタートを切ったが、同日の最終１２Ｒで落馬し、左足関節内果骨折。その後はリズムに乗れなかったが、約８カ月ぶりのＪＲＡ重賞Ｖは大きな弾みになる。
「今後につながったと思うし、流れに乗っていきたいね。来週（新潟記念でマイネイサベルに騎乗）も勝つよ」
武藤善則調教師は管理馬の勝利を札幌競馬場で見届けた。「未勝利の内容がすごくよかったし、２回使って体調は上向いていた。新潟の１６００メートルならいい競馬ができると思った」と好勝負を確信していた。
「広いコースに向いているし、来年の春が楽しみ」と松岡が言えば、武藤師も「朝日杯ＦＳ（１２月１６日、中山、ＧＩ、芝１６００メートル）も考えないわけではないが、東京が合いそう」と期待を込める。夏の２歳王者に輝いた大器ザラストロには輝かしい未来が待っている。 （森田実）
【新潟２歳Ｓ】オオゼキ、１番人気も４着
©サンケイスポーツ
8月27日(月) 05:04
【新潟２歳Ｓ】ノウレッジ２着、芝でも能力発揮
©サンケイスポーツ
8月27日(月) 05:04
【新潟２歳Ｓ】ザラストロが大外強襲Ｖ！
©サンケイスポーツ
8月26日(日) 15:54
第３２回新潟２歳Ｓ（２６日、新潟１１Ｒ、ＧＩＩＩ、２歳オープン、国際、指定、馬齢、芝１６００メートル、１着賞金３０００万円＝出走１８頭）松岡正海騎手騎乗の３番人気ザラストロ（牡２歳、美浦・武藤善則厩舎）が、直線大外から鋭い伸び脚で差し切った。勝ちタイム１分３３秒５（良）はレコード。
アタマ差２着に１０番人気のノウレッジ、さらに１／２差の３着には９番人気のサウンドリアーナが入った。１番人気のメイショウオオゼキは外から追い上げるも４着に敗れた。
レースの主導権を取ったのはモーニングコール。ザラストロは道中後方３番手を進んだ。モーニングコールが淀みないペースで軽快に逃げるなか３～４コーナーで各馬追い出しを開始。
直線に入り、モーニングコールの脚色が鈍ると直後まで上がっていたノウレッジが抜け出し、粘り込み態勢。しかし大外に持ち出されていたザラストロがメンバー最速の上がり３ハロン３３秒４の強力な末脚を発揮。鞍上の叱咤に応え、力強く前に迫るとゴール寸前でノウレッジをきっちりアタマ差交わし、ゴールに飛び込んだ。
見事勝利に導いた松岡騎手は「（後方３番手は）折り合った位置でと思っていたので、特に気にしていなかったです。直線では捕らえられる手応えがあり、最後はなんとか凌いだかなと思いました。課題も多いが、しまいも良いし能力のある馬なのでこの先も楽しみです」と力強く“新潟２歳王者”を称えた。
ザラストロは父ホワイトマズル、母セクシーココナッツ、母の父ダンスインザダークという血統。この勝利で通算成績は３戦２勝となった。重賞は初勝利。松岡正海騎手は１０年のマイネイサベルで勝って以来２度目、武藤善則調教師は同レース初制覇。
アタマ差２着に１０番人気のノウレッジ、さらに１／２差の３着には９番人気のサウンドリアーナが入った。１番人気のメイショウオオゼキは外から追い上げるも４着に敗れた。
レースの主導権を取ったのはモーニングコール。ザラストロは道中後方３番手を進んだ。モーニングコールが淀みないペースで軽快に逃げるなか３～４コーナーで各馬追い出しを開始。
直線に入り、モーニングコールの脚色が鈍ると直後まで上がっていたノウレッジが抜け出し、粘り込み態勢。しかし大外に持ち出されていたザラストロがメンバー最速の上がり３ハロン３３秒４の強力な末脚を発揮。鞍上の叱咤に応え、力強く前に迫るとゴール寸前でノウレッジをきっちりアタマ差交わし、ゴールに飛び込んだ。
見事勝利に導いた松岡騎手は「（後方３番手は）折り合った位置でと思っていたので、特に気にしていなかったです。直線では捕らえられる手応えがあり、最後はなんとか凌いだかなと思いました。課題も多いが、しまいも良いし能力のある馬なのでこの先も楽しみです」と力強く“新潟２歳王者”を称えた。
ザラストロは父ホワイトマズル、母セクシーココナッツ、母の父ダンスインザダークという血統。この勝利で通算成績は３戦２勝となった。重賞は初勝利。松岡正海騎手は１０年のマイネイサベルで勝って以来２度目、武藤善則調教師は同レース初制覇。
レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者（JRA）発行のものと照合してください。
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