3月4日の阪神11Rで行われた第24回
チューリップ賞(3歳オープン、牝馬、GIII、芝・外1600メートル、馬齢、12頭立て、1着賞金=3500万円)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の1番人気
ソウルスターリング(美浦・
藤沢和雄厩舎)が5番手追走から直線は悠然と抜け出して無傷の4連勝。タイムは1分33秒2(良)。道中はややムキになる面も見せていたし、直線は
C.ルメール騎手が右ステッキでうながしてもいたが、ここが今年の始動戦。本番の
桜花賞よりさらに先を見据えての仕上げとみれば、ほぼ満点の内容だ。
2馬身差の2着には昨夏の札幌でのデビュー勝ち以来となった
ミスパンテール(7番人気)。後方追走から直線は大外をグイグイ伸びた。さらに半馬身遅れた3着にこれも外から追い上げた
リスグラシュー(2番人気)。2歳女王決定戦の
阪神JFの1、2着馬の間に
ミスパンテールが入った形だ。上位3頭には
桜花賞(4月9日、阪神、GI、芝・外1600メートル)の優先出走権が与えられた。
チューリップ賞を勝った
ソウルスターリングは、父フランケル、母スタセリタ、母の父モンズンという血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は(有)社台レースホース。重賞は2016年
阪神JF・GIに次いで2勝目。
チューリップ賞は、
藤沢和雄調教師、クリストフ・ルメール騎手ともに初優勝。
◆クリストフ・ルメール騎手(1着
ソウルスターリング)「完璧なレースでした。頭が良くなりましたね。だから、いいスタートが切れたし、いいポジションを取れました。別の馬の後ろにつけてすぐにリラックスしていました。今日はトライアルでしたし、休み明けでもありましたから、コンディションはもっと良くなると思います。
桜花賞がとても楽しみです」
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