28日の京都5R2歳新馬(芝1600メートル)は、川須栄彦騎手騎乗の9番人気サンライズビーム(牡、栗東・羽月友彦厩舎)が2番手追走からゴール前で抜け出してV。タイムは1分37秒0(良)。
内から好スタートを決めたエイシンイクサボシがハナを切り、同じくダッシュ良く飛び出したサンライズビームが外から2番手につける。その後ろにベルロックがつけ、さらにライペンミノル、ディープオーパスなどが続いた。断然人気のジェルミナーレは6番手からの競馬。淡々とした流れになり、前の2頭が余力十分の手応えで直線に向く。粘るエイシンイクサボシにサンライズビームが並びかけ、2頭が競り合う展開。後続はなかなか追いつけず、人気のジェルミナーレも伸び切れない。結局、前2頭の競り合いが最後まで続き、わずかにサンライズビームが抜け出して先着。9番人気の伏兵がデビュー勝ちを決めた。1/2馬身差の2着にも8番人気のエイシンイクサボシが逃げ粘る波乱の決着。さらにぬ馬身3/4差の3着は3番人気のディープオーパスだった。
サンライズビームは、父ハービンジャー、母ラトーヌサンライズ、母の父タイキシャトルという血統。
川須騎手は「気はいいしゲートも速いので、初戦から力を出してくれると思っていました。(ハナに)行くスピードはありましたが、2番手に控えて途中からはリラックスして走ってくれましたし、追ってからもしっかりしていました。距離は、これくらい(1600メートル)でしょう」と人気薄を覆しての新馬勝ちを冷静に振り返っていた。
★28日京都5R「2歳新馬」の着順&払戻金はこちら