若駒S(3歳L、芝2000メートル)が23日、中京競馬場で7頭によって争われ、和田竜騎乗で5番人気の
ウインアグライア(美・和田雄、牝、父
マツリダゴッホ)が好位から抜け出してクビ差で勝利。新馬、コスモス賞に次ぐ3勝目を挙げ、牝馬クラシックに向け前進した。2着は4番人気の
ヴァリアメンテ。1番人気の
グロリアムンディは3着だった。
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降りしきる雨の中、ただ1頭のOP勝ち馬が底力を見せつけた。関東から遠征した牝馬
ウインアグライアが、好位から抜け出してV。過去に
ディープインパクトなどが制した出世レースで3勝目を手にして、牝馬クラシックに名乗りを上げた。
「すごくいい馬です。跳びが大きいので道悪がどうかと思いましたが、返し馬で下(馬場)をとらえていいキャンターをしていました。まだ成長の余地がありますし、(先々も)おもしろいと思います」。初コンビの和田竜騎手は、重馬場を苦にせずに牡馬を封じた内容を高く評価した。
前走の
阪神JFで13着に敗れ、陣営は距離延長を選択。和田雄調教師は「1600メートルでは少し忙しいイメージがありました。思った通り、こういう馬場も苦にせず走ってくれました」と満足顔だ。今後は未定だが、持ち味のスタミナが生きる
オークス路線が楽しみになってきた。
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