2月26日の中山9R・デイジー賞(3歳1勝クラス、牝馬限定、芝1800メートル)は、4番人気で
菅原明良騎手とコンビを組んだ
エミュー(美浦・
和田正一郎厩舎)が中団の後ろから大外を回って豪快に差し切り、オープン入りを決めた。タイムは1分50秒3(良)。
1馬身1/4差の2着は好位から先に抜け出した
ゴールデンハインド(1番人気)。さらに1馬身1/2差の3着には中団からしぶとく伸びた
ニシノコウフク(2番人気)が入った。
レースは内から
アースビートが先手を取り、
ツインクルトーズが2番手につける流れ。1番人気の
ゴールデンハインドはネッロランバンテの外で3番手を併走した。淡々とした流れになり、勝負どころでは後方の馬も差を詰めて団子状態に。4コーナーでは5頭が雁行状態となって大きく横に広がったが、その一番外を回っていたエミューが勢い良く先行各馬に襲いかかって力強くねじ伏せ、初の1800メートル戦で新境地を開拓した。
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菅原明良騎手(1着 エミュー)「1800メートルくらいがいいのかなと、ちょうど思っていたときだったので、タイミングが良かったです。だいぶスローペースだったので、しっかり脚もたまって、しまいは弾けていい脚を使ってくれました。まだ余裕がある勝ち方でしたし、次も楽しみです」
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和田正一郎調教師「ゲートをヨレて出たので、位置取りが後ろになってしまったかなと思いましたが、折り合いは良かったです。少し(ハミを)噛みそうなところがあったそうですが、(菅原明騎手が)うまく収めてくれました。外を回る形でしたが、しっかり伸びてくれました。距離を延ばして良かったと思います。いろいろな選択肢があると思うので、今後は様子を見て決めたいと思います」
エミューは、父ハービンジャー、母スーリール、母の父
スペシャルウィークという血統。通算成績は5戦2勝となった。