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毎日杯が23日、阪神競馬場で13頭によって争われ、松山騎乗で3番人気のランスオブプラーナが逃げ切って重賞初勝利。次走は皐月賞(4月14日、中山、GI、芝2000メートル)かNHKマイルC(5月5日、東京、GI、芝1600メートル)に挑む。クビ差2着が2番人気のウーリリ。3着は1番人気のヴァンドギャルドだった。
寒風が吹き荒れる仁川で見せた鮮やかな逃走劇。ランスオブプラーナが、重賞初勝利で東上切符をつかみ取った。
「好スタートからリズム良く、ハナに行く形の競馬ができました。最後までしっかり伸びて、強い競馬でしたね」
自身、JRA重賞10勝目を飾った松山騎手が白い歯を見せた。最内枠から抜群のスタートでハナに立ち、道中もマイペース。直線で二枚腰を発揮して、ウーリリの猛追をクビ差しのいだ。本田調教師は「(1)枠を引いた時点でハナに行けると思った。後続にどこで絡まれるかと思っていたけど、直線まで大丈夫だったからね」と目を細めた。
次走は皐月賞かNHKマイルCを予定。「1600~2000メートルは問題ない。先行して安定しているし、モタれる面も解消してきた」と指揮官は期待を寄せる。昨年のブラストワンピース(有馬記念)をはじめ、のちのGI馬11頭を輩出した出世レース。ランスオブプラーナの視界も大きく広がってきた。 (渡部陽之助)
◆福永騎手(ウーリリ2着) 「逃げ馬がしぶとかったですが、よく頑張った。体が増えてすごく良くなっています」
※賞金的に皐月賞は微妙なため、ダービー(5月26日、東京、GI、芝2400メートル)を目指す方向。
◆ルメール騎手(ヴァンドギャルド3着) 「後ろからいい脚で伸びた。もう少しペースが流れていれば勝てたと思う」
◆北村友騎手(ケイデンスコール4着) 「リズムを整えながら運ぶイメージで乗りました。しまいはいい脚を使ってくれました」
◆吉田隼騎手(マイネルフラップ5着)「ゲートがうまく、ペースも遅くていい位置で運べたけど、ダラッと走った感じでした」
★16日阪神11R「毎日杯」の着順&払戻金はこちら
ランスオブプラーナ 父ケープブランコ、母マイプラーナ、母の父マンハッタンカフェ。黒鹿毛の牡3歳。栗東・本田優厩舎所属。北海道新ひだか町・フジワラフアームの生産馬。馬主は五影慶則氏。戦績6戦3勝。獲得賞金7008万円。重賞初勝利。毎日杯は本田優調教師が初勝利、松山弘平騎手は2017年アルアインに次いで2勝目。馬名は「プラーナ(母名の一部)のやり」。
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