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夏の中京開催2週目は日曜メインにダート重賞のプロキオンS(8日、GIII、1400メートル)が組まれている。2014年、15年と連覇したベストウォーリアはマイルチャンピオンシップ南部杯も連覇。16年2着のニシケンモノノフは昨年のJBCスプリントを制覇したように、今後のダート短距離&マイルGIを占う意味でも注目したいレースだ。
実績最上位はインカンテーション(栗東・羽月友彦厩舎、牡8歳)。重賞6勝でGIでも15年フェブラリーS、昨年のかしわ記念と2着が2度あり、ここ2戦もフェブラリーS、かしわ記念ともに3着と好走。8歳でも全く衰えはないとみていいが、今回は距離への対応が鍵になる。デビュー4戦目でダート路線に転向してからは1600メートル以上しか走ったことがない。ただ、中京のダート自体は7戦2勝、3着2回とまずまずの結果を残しているので、上位争いは可能だろう。
舞台適性では、昨年の覇者で一昨年も3着だったキングズガード(栗東・寺島良厩舎、牡7歳)が最上位。近走もフェブラリーSが4馬身差6着で、黒船賞とかきつばた記念で2着と安定している。後方から末脚を生かすタイプで展開に左右される点がネックだが、馬券圏内の走りは十分期待できるはずだ。
今回は上がり馬も目立つ。サクセスエナジー(栗東・北出成人厩舎、牡4歳)はかきつばた記念、サンケイスポーツ賞さきたま杯とダート1400メートルの交流重賞を連勝中。松山弘平騎手とはコンビを組んで4戦4勝と好相性で、中京ダート1400メートルでも500万下とはいえ、圧勝している。JRAの重賞は初挑戦だが、勢いは侮れない。
ウインムート(栗東・加用正厩舎、牡5歳)は栗東S、天保山Sとダート1400メートルのオープン特別を連勝中。ダート重賞の出走経験は昨年の佐賀・サマーチャンピオンのみで3着に敗れているので、相手強化が大きな課題になるが、波に乗っているだけに好勝負をしても不思議ではない。
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