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昨年の欧州年度代表馬マインディング(愛=A・オブライエン、牝4、父ガリレオ)が1日、アイルランドのナース競馬場で争われたGIIムーアズブリッジS(4歳上、芝・左2000メートル、1着賞金7万6700ユーロ=約936万円)に今年初戦として出走し、勝利を飾った。出走馬は4頭で、主戦のR・ムーア騎手とコンビを組み、2分12秒8(良)で危なげなく逃げ切った。
昨年は2002年のカツィア以来14年ぶりとなる英牝馬2冠を達成し、年間でGI5勝と活躍。3歳牝馬が年度代表馬に選出されたのは13年のトレヴ以来、史上6頭目という快挙だった。
ムーアズブリッジSは今年、GIIIからGIIに昇格。本来はカラ競馬場で行われるが、同競馬場が改修工事中のため、今年はナース競馬場で行われた。マインディングは通算13戦9勝となり、今後は20日の英GIロッキンジS(ニューベリー、GI、芝1600メートル)か、28日の愛GIタタソールズゴールドC(カラ、GI、芝2100メートル)に向かう見込みだ。
3歳終了時点で早くもGIを7勝しており、陣営はフランスのゴルディコヴァが08年から11年にかけて挙げたGI14勝の欧州最多勝記録の更新を狙っているともいわれる。
1400メートルから2400メートルでGIを制覇している万能の女傑は、連戦も苦にしない体質の強さも兼ね備えている。今年も目が離せない存在だ。 (在仏競馬記者)
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