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今週、期待の大物牝馬がデビューする。日曜の新潟芝1600メートル戦に出走するGI7勝ウオッカの娘タニノアーバンシー(栗東・角居厩舎、父シーザスターズ)だ。
29日の栗東CWコースでは、新潟の土曜11R・新潟競馬場開設50周年記念に向かう外シャドウダンサー(4歳1600万下)を相手に5F73秒5-55秒5-40秒0-11秒7を馬なりでマークし、内に入った直線でしぶとく半馬身先着した。
「まだ緩くて、完成するのは先だけど、古馬相手にしっかり動いた。現状でも新馬戦なら十分に戦える」と吉岡助手。
現在の体重は486キロと牝馬にすれば馬格はあるが、580キロでデビューした全兄ボラーレ(死亡)、同500キロの全姉ケースバイケース(3歳未勝利)に比べれば、大きな馬体を持て余している印象はない。
「競馬は480キロくらいになるでしょう。緩い感じも兄姉に比べればマシ。スパッと切れないけどスピードが持続するので、ジワッと行く中距離の適性がありそう。小回りの小倉より新潟が向きそうだし、マイルでも“よーいドン”にならなければ」。競馬ファンが待ち続けるウオッカ産駒の初勝利があるか。
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