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第14回新潟ジャンプステークス(18日、新潟8R、J・GIII、障害3歳上オープン、芝3250メートル、1着賞金2800万円=出走14頭)中村将之騎手騎乗の3番人気シゲルジュウヤク(牡4歳、栗東・西橋豊治厩舎)が直線で外から差し切って快勝し、重賞初制覇を飾った。タイム3分29秒1(良)。
1馬身1/2差の2着に2番人気グランドチャペル、さらに6馬身差の3着には4番人気カネスラファールが入った。圧倒的1番人気に推されたデンコウオクトパスは先頭を走っていたが直線手前から失速し4着に敗れた。
レースは1周目のスタンド前で先頭を奪ったデンコウオクトパスが軽快な逃げ。最終コーナー手前までは勝ち方だけが問われるかに見えた。ところが、最終コーナーを曲がり切る手前で外からカネスラファール、そして離れた4番手を追走していたシゲルジュウヤクが逃げるデンコウオクトパスに並びかけた。
直線に入るとデンコウオクトパスが最終障害手前で早々と後退。シゲルジュウヤクが一気に抜け出すと外に持ち出されて伸びてきたグランドチャペルの追撃を1馬身1/2差封じてゴールに飛び込んだ。
勝利をエスコートした中村騎手は「(シゲルジュウヤクは)まだ4歳と若いし、来年にでも重賞を獲れればいいかなと考えていたが、4コーナーでの手応えが良く、楽に勝たせてもらった。がんばり屋で毎回しっかり走ってくれて頭が下がる。秋以降は(名前の)ジュウヤク以上に大きな役職に」とさらなる飛躍を誓った。なお、テイエムライジンは競走を中止している。
勝ったシゲルジュウヤクは通算成績22戦4勝(うち障害11戦3勝)。重賞は初勝利。中村将之騎手、西橋豊治調教師ともに同レース初制覇。
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