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気温の変動が激しい時季はめっぽう得意。競馬界随一の“三寒四温スプリンター”カハラビスティーにチャンスが巡ってきた。
「この時季になると状態が上がる」と伊藤大調教師が言うように、2~3月は地方在籍時を含めて(2)(2)(1)(3)(2)(1)(1)着という目を見張るアベレージ。特に昨年の足跡が嗜好を端的に表わしている。2月のアクアマリンS快勝以降は4~12月まで(5)(8)(14)(10)着と散々。ここまで狙いごろが分かりやすいタイプもそうはいない。
そして今年は1月のカーバンクルSで早くも能力を全開してしまった。ただ、年を追うごとに三寒四温の季節が早まっている状況下を考えれば、この“前倒し走”にも納得がいく。
重賞初チャレンジながらも、「前走のようなポジションを取れれば、重賞でもという気はする。他よりワンテンポ、ツーテンポ早く動けば、Aコースなら後ろは差してこれない」と、トレーナーにも臆するところはない。
シベリア高気圧を味方につけた7歳牝馬の激走に要注意だ。(夕刊フジ)
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