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【乗り替わり勝負度チェック!】日経新春杯2024 一変のありそうな条件でテン乗りを務めるレジェンドの腕に託す!

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【乗り替わり勝負度チェック!】日経新春杯2024 一変のありそうな条件でテン乗りを務めるレジェンドの腕に託す!


当企画のコンセプトにつきましては、コチラにてご確認ください。今週も“勝ち逃げ馬券師”新良武志氏に、注目の乗り替わりをピックアップしてもらいます。
※データは2021年以降の結果をもとに集計


編集部(以下、編) 日曜日は2重賞構成。京都で日経新春杯、中山で京成杯が行われます。

新良(以下、新) いずれも、この時期恒例の歴史のあるレースですね。日経新春杯はやや小粒なメンバー構成。京成杯は先のありそうな有力馬が揃った一戦。いずれも絶対的な存在がおらず、面白いレースになりました。

編 両レースともに約半数の馬が乗り替わりになっています。どちらを選択しましょうか?


新 日経新春杯のほうを狙います。過去の傾向と消去法がうまく融合しそうなので。

編 過去の傾向と消去法? とても気になります。その内容を教えていただけますか?

新 日経新春杯の過去10年を見ると、乗り替わりが6勝とまずまず活躍しています。不動の主戦が決まっている超一流馬の参戦は少ないので、このような結果になっているのでしょう。

編 つまり、乗り替わりが活躍しやすいレースであると。

新 そういうことです。そして、その勝利を挙げている6人の騎手を見ると、ある傾向が見えてきます。M.デムーロ騎手2勝、池添謙一騎手、イーガン騎手、ルメール騎手、団野大成騎手が各1勝。共通点はわかりますか?

編 うーん、難しい。ちょっとわからないです。

新 みなさん、長距離戦でしっかり折り合える騎手なんですよね。ヨーロッパ出身の外国人騎手が多い点からも、その事実が伝わってくると思います。

編 確かに、腕力でガンガン持ってくるタイプという感じの騎手ではありませんね。


新 そしてここからが消去法になります。

編 継続騎乗と折り合い面で強調できない騎手をカットしていくわけですね。

新 はい。そうすると、おのずと斎藤新騎手から武豊騎手に乗り替わる⑨カレンルシェルブルが残るという結論になります。ルメートル騎手はヨーロッパの騎手ですが、先週の騎乗を見るにちょっと折り合いに不安が残りますし、ほかは長距離戦に実績のない若手や、そもそも馬の能力的に厳しい馬が並んでいますからね。

編 結果的に、武豊騎手にたどり着くというわけですね。

新 そういうことです。全盛期を過ぎたとはいえ、いまだ折り合いの技術は一流ですし、京都コースは大得意。テン乗りでも、この舞台ならしっかり対応してくれるでしょう。

編 長距離戦の武豊騎手、それも京都における信頼度は抜群ですよね。

新 カレンルシェルブルは、近走は斎藤新騎手とコンビを組むことが多いですが、いつも後方からの競馬で、いい脚を使うものの突き抜けることができていません。要するに、脚を持て余している印象です。

編 その部分が、武豊騎手に替わることによって補えるのではないかと?


新 そのように考えています。2400mには過去に一度だけ出走があり、そのときはのちにジャパンカップを勝つヴェラアズールに先着して2着に好走していますからね。今回の距離延長はプラスに働く可能性がありそうです。

編 2000mよりも追走は楽になりますし、もう少し前めのポジションでレースを進められそうですね。

新 絶対に逃げたい馬がいないので、いつものペースでレースを運べば、道中は5番手前後を進めるかもしれません。当然、武豊騎手もそういう意識を持っているでしょうし、だからこそ陣営も距離延長のタイミングでレジェンドに託したとも予想できます。

編 その予想が正しければ、まさにベストの采配という気がしますね。

新 ハンデ戦で、抜けた存在はいない一戦。じゅうぶんにチャンスはあるのではないでしょうか。

編 明け4歳馬たちが人気を集めることが確実なので、けっこういいオッズが示されそうです。

新 アタマまであると信じて馬券を買いたいですね。武豊騎手の神がかった騎乗に期待しましょう。


★その他の注目乗り替わり★
小倉9R ⑨チェルノボーグ川田将雅藤岡佑介
中山11R ⑪マイネルフランツ丹内祐次津村明秀
中山12R ⑥ホウキボシ三浦皇成→キング)



【プロフィール】
新良武志(しんら・たけし)
かつてはどこにでもいる競馬ファンの1人だったが、データベースソフト【TARGET】との出合いを経て、眠っていた馬券師としての素質が開花。騎手・種牡馬にウマニティU指数を組み合わせた独自のデータ活用術を考案し、常勝スタイルを確立させる。2015年秋にメディアデビュー。雑誌、WEBを中心に精力的に予想家活動を行っている。著書に『毎日コツコツ勝ち逃げリーマン馬券術』(ベストセラーズ)、『ジョッキー未来予測2019』(秀和システム)。

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