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昭和40年代生まれの私が子供だった頃、“スーパーカー消しゴム”が流行った。空前のスーパーカーブームに便乗し、様々な文具が流行ったが、中でも一番流行ったのは消しゴムだった。
消しゴムと言いつつ実際には眺めて楽しむもので、字を消したことはないが(笑)、ともあれ消しゴムである以上学校に持ち込まれても先生も文句を言えず、小学校低学年の男子の休み時間といえば、それぞれのコレクション自慢の時間で、当時は私も使いもしない消しゴムを何個も筆箱に入れていた。
そんな中、友人の一人がある日、不思議なスーパーカーを持ってきた。
「パンサー」と表記されたその車は前輪が4つ、後輪が2つというちょっと変わったフォルムの車だった。友人はガチャポン(当時は“ガチャガチャ”と言い1回20円だった)で引き当てたらしいが、どのクラスの誰に聞いても同じ物を持っている子はおらず、友人はパンサーのお陰で一躍有名人になってしまった。
毎日休み時間になると、他のクラスの男の子たちがパンサーを見にやって来た。その度に彼は誇らしげにそれを見せ、放課後、駄菓子屋のガチャポンには人だかりが出来た。しかし、後にも先にも引き当てたのは彼一人。友人はとても幸せそうだった。
ところが、だ。ある日、クラスの別の金持ちの子がパンサーを休み時間に見せびらかしていたのだ!驚いて持ち主であるはずの友人を見ると、彼は寂しそうな表情で下を向いていた。聞けば毎日しつこく金持ちの子に言い寄られ、ついに先日他の消しゴム500個と交換したという。子供心にやり場のない怒りを覚えた出来事だったが、金持ちの子からすればパンサーは彼のコレクション500個と引き換えても釣り合う代物で、確かに当時私が住むエリアではパンサーは“世代最強”のスーパーカー消しゴムだった。
さて、パンサーは幼少時代の世代最強スーパーカー消しゴムだが「世代最強」に連想することといえばやはり競馬だろう。今週日曜、西日本で行われる日経新春杯に寄せ、今週は世代最強絡みの金言を紹介しよう。
曰く「同期対決型重賞は世代最強から」。
明け4歳世代は相対的に見て弱い、というのが私の見立てだが、日経新春杯登録馬をみると、頭数こそ6頭と少ないが中心視されそうな馬は殆ど明け4歳。同窓会みたいなレースだ(笑)。
サヴォーナは菊花賞5着。デビュー以来掲示板を外したのは1回と抜群の安定感に加え、今回と同じ芝2400mの神戸新聞杯をレコードタイの2着。出走馬の中では世代最強の部類だ。
年末実家の倉庫で釣具を整理していたら、40年前の製造年月日が刻印してある未開封の缶コーヒーが出てきた(笑)。今ではすっかり飲まなくなったが、当時は毎日くらいの勢いで飲んでいた缶コーヒー。急に飲みたくなりコンビニに買いに走った。帰り道、ふと見上げれば夜空には40年前の理科の宿題で観察したのと同じ、我々の世代なら誰でも分かる、冬の最強星座、オリオン座が輝いていた。
(文:のら~り)
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