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7月29日の新潟4Rで行われた第25回新潟ジャンプステークス(3歳以上オープン、J・GⅢ、芝・外→内3250メートル、別定、11頭立て、1着賞金=2900万円)は、蓑島靖典騎手の3番人気サクセッション(セン6歳、美浦・国枝栄厩舎)が中団後方追走から終始安定した飛越を披露。2周目の3、4コーナーでまくり気味に外々を回って進出を開始すると、直線ではレース途中で先頭に立って逃げたニューツーリズム(4番人気)をクビ差捕らえて優勝した。わずか障害転向5戦目で重賞初挑戦V、国枝調教師は障害重賞初制覇となった。タイムは3分28秒3(良)のコースレコード。
2着からさらに5馬身遅れた3着にサペラヴィ(7番人気)が入った。なお、3連勝中だった1番人気のフォッサマグナは2周目3コーナーで競走を中止、昨年の覇者ホッコーメヴィウス(2番人気)は9着に敗れた。
新潟ジャンプSを勝ったサクセッションは、父キングカメハメハ、母アディクティド、母の父Diktatという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。通算成績は19戦6勝(障害5戦3勝)。重賞は初勝利。国枝栄調教師は新潟ジャンプS初勝利、蓑島靖典騎手は2008年ユウタービスケットに次いで2勝目。
◆蓑島靖典騎手(1着 サクセッション)「(13年ぶりの重賞制覇で)いい馬に乗せていただいたのでチャンスを生かせてよかったです。前がとても速くて思ったより後ろになったのですが、1頭でポツンと運べたことで折り合って気分良く運べました。向こう正面からはしっかりと反応して差し切ってくれました。(前走で)勝ったときもニューツーリズムとの競り合いだったので大丈夫だろうと思っていましたが、小野寺君が声を出しながら追っていたので負けじと声を出しました。足が速いのが一番いいところですし、レースを重ねるごとに飛越も上達して力を出せるようになってきました。(初の4R施行で)もともと(障害は)1R、4Rが多いのでいつもと同じペースで準備できたのがとてもよかったですし、気温が上がる前に早めにできたことで馬も完走できたのかなと思います」
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