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◆ルルーシュ(美・藤沢和、牡、札幌日曜新馬、芝1800メートル)
《戦評》前に馬を置かなくても3番手で折り合い、ペースが少し落ちた3コーナーで進出。ラスト1ハロン手前で先頭に立った。最後はアドマイヤバートンにハナ差まで詰め寄られたが、1頭になって気を抜いてしまったもの。1000メートル通過1分2秒2でタイム1分50秒8(良)は、同日12R古馬500万下(1分2秒6、1分50秒7)とペース、走破時計とも同じ水準で、高く評価できる。
《血統》(父ゼンノロブロイ、母ダンスーズデトワール、母の父ハイエストオナー)=父は初年度産駒からオークス馬サンテミリオンなどを出し、高い長距離適性を示している。母は仏GIマルセルブーサック賞(芝1600メートル)2着。母の父は仏リーディングサイアーで、日本でオナーズリターン(札幌日経OP3着)が長距離路線で活躍した。スピード、スタミナ、成長力すべて豊富で、クラシック向きの血統背景だ。
《課題&将来性》494キロの馬体は非常にスタイルが良く、スタート、レースセンスとも素晴らしい。現時点で課題は見当たらない。札幌2歳S(10月2日、札幌、GIII、芝1800メートル)は好勝負必至。GI路線への足がかりをつかむ。
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