週末の注目レースを
伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析する連載。特別登録を基に各レースを予習する際の参考資料としてご活用下さい。今週のターゲットは、
福島牝馬S・天王山S・オアシスS・
マイラーズC・
フローラSの5レースです。
▼2024年04月20日(土) 福島11R 福島牝馬ステークス
【前走の着順ならびに前走の1位入線馬とのタイム差別成績(2019年以降)】
●着順が1着、もしくは1位入線馬とのタイム差が0.5秒以内 [5-4-2-21](3着内率34.4%)
●着順が2着以下、かつ1位入線馬とのタイム差が0.6秒以上 [0-1-3-36](3着内率10.0%)
→大敗直後の馬は過信禁物。なお、前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.6秒以上、かつ“前年以降の、JRAの、今回と異なる距離の、重賞のレース”において3着以内となった経験がない馬は2019年以降[0-1-0-29](3着内率3.3%)です。
▼2024年04月20日(土) 京都11R 天王山ステークス
【前走の着順ならびに前走の1位入線馬とのタイム差別成績(2019~2022年の天王山ステークス・2023年の京都競馬場グランドオープン記念)】
●着順が1着、もしくは1位入線馬とのタイム差が0.5秒以内 [5-2-3-18](3着内率35.7%)
●着順が2着以下、かつ1位入線馬とのタイム差が0.6秒以上 [0-3-2-44](3着内率10.2%)
→こちらも前走好走馬が強いレース。なお、前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.6秒以上だったにもかかわらず3着以内となった5頭のうち3頭は、馬齢が4歳、かつ前走との間隔が中3週以内でした。
▼2024年04月20日(土) 東京11R オアシスステークス
【“東京ダの、3勝クラス以上のレース”において“着順が2着以内、かつ4コーナー通過順が10番手以内”となった経験の有無別成績(2017年以降)】
●あり [7-7-6-36](3着内率35.7%)
●なし [0-0-1-54](3着内率1.8%)
→コース適性が明暗を分けそう。東京ダのレースにこれといった実績がない馬は強調できません。
▼2024年04月21日(日) 京都11R 読売マイラーズカップ
【出走数別成績(2018年以降)】
●16戦以内 [6-4-6-26](3着内率38.1%)
●17戦以上 [0-2-0-36](3着内率5.3%)
→2018年以降の3着以内馬18頭中16頭は、出走数が16戦以内。キャリアが豊富過ぎる馬は疑ってかかるべきでしょう。
▼2024年04月21日(日) 東京11R サンケイスポーツ賞 フローラステークス
【前走の距離別成績(2019年以降)】
●2000m未満 [4-5-4-40](3着内率24.5%)
●2000m以上 [1-0-1-27](3着内率6.9%)
→臨戦過程がポイント。前走が今回より短い距離のレースだった馬を重視するべきだと思います。
次回、【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】特選重賞データ分析編は4/21公開予定です。