斎藤新(23)=栗・フリー=騎乗で7番人気の
ヴァルツァーシャルが中団追走から直線で豪快に差し切り、逃げた
ミトノオーに1馬身¼差をつけて快勝。昨年16着の雪辱を果たして重賞初勝利を飾った。2番人気の
ペイシャエスが3着。1番人気
ブライアンセンスは6着に終わった。
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ヴァルツァーシャル 父マクフィ、母バイカターキン、母の父エンパイアメーカー。鹿毛の牡5歳。美浦・
高木登厩舎所属。北海道浦河町・梅田牧場の生産馬。馬主はウエスト・フォレスト・ステイブル㈱。戦績19戦6勝。獲得賞金1億3933万5000円。重賞は初勝利。
マーチSは
斎藤新騎手、
高木登調教師ともに初勝利。馬名は「円舞曲の響き(独)」。
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◆斎藤騎手(
ヴァルツァーシャル1着)「いつもよりスタートを上手に出てくれて、インのポケットで楽なところで進められました。すごく乗り手に従順で、何一つ言うことがない馬。これからまだまだ強くなると思います」
◆木幡巧騎手(
ミトノオー2着)「この馬の強みを生かせる形(ハナ)で、道中はリズムを崩さないように息を入れながら。最後は勝ち馬にかわされましたが、やれることはやりました。力のある馬です」
◆横山和騎手(
ペイシャエス3着)「レースでは馬の気持ちが入っていたし、外枠も良かったと思います。馬は良くなっているし、何とか復活してほしいです」
◆石川騎手(
キタノヴィジョン4着)「展開は読み通りで勝ち馬の後ろから。最後はいい脚を使っているし、どこかでチャンスはあると思います」
◆松若騎手(
ラインオブソウル5着)「ペースが流れていたので、いいところで収まれました。直線は砂をかぶっても伸びてきたし、これがいい経験になればと思います」
◆横山武騎手(
ブライアンセンス6着)「
ミトノオーが相手だと思っていて、積極的に位置を取りに行きました。ただ、道中で右へ倒れたり、ペースが速くて手綱を持つところがなかったです」