第42回
函館2歳S(8日、函館9R、GIII、2歳OP、国際、特指、馬齢、芝1200m、1着本賞金3200万円=出走13頭)
安藤勝己騎手騎乗の2番人気マジカルポケット(牡2歳、栗東・
領家政蔵厩舎)が接戦を制し、世代初の重賞ウイナーとなった。
ハナ差の2着は1番人気マイネショコラーデ(牝2歳、栗東・
吉田直弘厩舎)、2着と1馬身半差の3着には3番人気
ルリニガナ(牝2歳、美浦・
伊藤大士厩舎)が入り、人気馬が上位を独占するかたちになった。
レースは
タイセイファントムが逃げる展開。それにコットンフィールドが続き、マジカルポケットは中団で競馬を進めた。4コーナーをまわるところでマイネショコラーデが外から追い上げ、直線では先頭に立った。しかし、直線半ばでマジカルポケットが鋭い脚で追い込み、マイネショコラーデと並ぶかたちでゴールインした。写真判定の結果、マジカルポケットがハナ差で大接戦をものにした。
勝ったマジカルポケットは父
ジャングルポケット、母アズワー、母の父Danzigという血統。近親には
レンドフェリーチェ、
アルビレオなどの活躍馬がいる。
騎乗した
安藤勝己騎手、管理する領家調教師ともに
函館2歳S初制覇。また、領家調教師は7日にJRA通算700勝を達成しており、
函館2歳Sの勝利で701勝目となった。