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『JRAホームページ』内の人気コンテンツ「今週の注目レース」でお馴染みの伊吹雅也が、今週末のメインレースをいち早く分析! 膨大な予想ファクターの中から、レースの「本質」が表れている最重要データ1点をピックアップします。波乱続きの皐月賞は、トライアルで先行していた馬に注目しましょう!!
▼4月17日(土)中山11R 中山グランドジャンプ
【前走が障害だった馬の、前走着順別成績(2000年以降)】
●5着以内 〔9・8・9・53〕(複勝率32.1%)
●6着以下 〔1・0・1・37〕(複勝率5.1%)
→基本的に前走好走馬が強いレース。前走が阪神スプリングジャンプだった馬(〔1・3・1・21〕)、前走が未勝利だった馬(〔0・0・0・4〕)を除くと、3着内率は41.7%に達します。
▼4月17日(土)阪神10R 読売マイラーズカップ
【前走距離別成績(2000年以降)】
●1500m以下 〔1・1・1・27〕(複勝率10.0%)
●1600m 〔2・3・4・44〕(複勝率17.0%)
●1700m以上 〔7・6・5・37〕(複勝率32.7%)
→距離短縮組が圧倒的に優勢。阪神競馬場の改修後も、この傾向は変わっていません。あとは前走で先行していた馬が強い点もアタマに入れておきたいところです。
▼4月18日(日)中山11R 皐月賞
【前走が弥生賞、スプリングステークス、若葉ステークスだった馬の、前走の4コーナー通過順別成績(2000年以降)】
●4番手以内 〔9・5・6・38〕(複勝率34.5%)
●5番手以下 〔1・4・2・63〕(複勝率10.0%)
→前走がトライアル競走以外だった馬は〔0・1・2・49〕(複勝率5.8%)。共同通信杯、きさらぎ賞など、2月以前の重賞から直行してきた馬は割り引きが必要でしょう。また、トライアル競走の内容を吟味する際は、最終的な着順よりも道中のレースぶりに注目したいところ。4コーナーを5番手以下で通過した馬は、たとえ直線で差し切っていたとしてもあまり信頼できません。
■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
『JRAホームページ』(http://www.jra.go.jp/)、『競馬王』(白夜書房)、『サラブレ』(エンターブレイン)、『POGの達人』(光文社)などで活躍中の若手競馬ライター。「競馬」や「レース」の本質を見抜く的確なデータ分析力に定評があり、現在は騎手と騎乗馬の相性をロジカルに分析する予想理論『ザ・カンフルジョッキー』で注目を集めている。
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