とぅっけ
佐藤洋一郎
山口吉野
夢月
霧
金子京介
蒼馬久一郎
くりーく
世紀末覇者 券王
6月25日の函館11R・大沼ステークス(3歳以上オープン、リステッド、ダート1700メートル、別定、13頭立て)は、3番人気で富田暁騎手とコンビを組んだペプチドナイル(牡5歳、栗東・武英智厩舎)が先行策から押し切ってV。オープン初勝利を飾った。タイムは1分43秒1(稍重)。3馬身差の2着は後方から長く脚を使ったセキフウ(8番人気)。さらにクビ差の3着には好位追走からじりじり伸びたメイショウユズルハ(4番人気)が入った。ペプチドナイルが外から気合をつけて先行すると、メイショウユズルハ、アドマイヤルプス、ディアセオリーなどが続く。しかし、隊列が落ち着くか落ち着かないかという2コーナー手前で早くもボイラーハウスが外から進出。さらにディアセオリーも内から加速して、先行争いが激しくなる。縦長の展開になり、人気を集めたハセドンは後方2番手からの競馬となった。入れ替わりの激しい流れになったものの、ペプチドナイルは手応えに余裕があり、先行争いを制して4コーナーへ。直線に入るとメイショウユズルハを振り切って差を広げ、後方から追い込むセキフウの追撃も寄せ付けずペプチドナイルが力強く押し切ってオープン勝ちを果たした。◆富田暁騎手(1着 ペプチドナイル)「スタートから流れが良くてスムーズなレースでしたが、向正面は僕の判断ミスでちぐはぐになり、馬に負担をかけてしまいました。結果的に勝てたのは馬の力です。次に向けての調整段階の中で勝てたのは大きいですし、上積みがあるので次も期待したいです」※次走は馬の様子を見ながらマリーンS(7月8日、函館、OP、ダ1700メートル)からエルムS(8月6日、札幌、GⅢ、ダ1700メートル)参戦を視野に入れていく。大沼Sを制したペプチドナイルは、父キングカメハメハ、母クイーンオリーブ、母の父マンハッタンカフェという血統。通算成績は13戦5勝となった。