今週から夏の小倉競馬がスタート。開幕週を飾るのはサマー2000シリーズ第3戦の
小倉記念だ。
ゴールドエクリプス(栗・大久保、牝4)は自己条件の博多Sと両にらみながら、出走してくれば面白い存在。一気の重賞制覇といくか。
格上挑戦でも、魅力たっぷり。〝ナツコク〟開幕週を飾る
小倉記念で、
ゴールドエクリプスが飛び級での重賞初制覇を狙う。栗東トレセン全休日の7日、谷口助手が力強く切り出した。
「小倉は得意にしていますし、夏バテもなく、いつにもまして順調です。暑いのも得意なんでしょうね。フレッシュさもあって、時計的にも動けている。充実しています」
本来は3勝クラスの身で、前走の
マーメイドSも格上挑戦だったが、ハンデ51キロとはいえ4着に健闘。大外枠から勝負どころも外々を回るロスの多い競馬ながら、見せ場を作った。今回は勝ち星のない阪神から2戦2勝の小倉に替わる。「京都でもよく切れていた。平坦が合うんでしょう」と舞台替わりを歓迎する。
今回がキャリア9戦目と伸びしろも十分。4歳夏を迎え「気性的に荒かったのが、だんだんと大人になってきましたね。以前はかかるようなところもありましたが、それもなくなってきた」と精神面での成長を実感している。
博多Sにも登録し、両にらみになるが、
小倉記念ならハンデ51キロも大きな強みとなる。2020年の
アールスター(53キロ)、21年の
モズナガレボシ(53キロ)と近年は格上挑戦の軽ハンデ馬が台頭。今年は、
ゴールドエクリプスが得意の小倉で輝きを放つ。