〔本紙の狙い〕
コウユーキズナを狙う。昇級戦だったテレビ愛知OPは重め残りながら、小差の4着に善戦。オープンでも戦えるメドを立てた。馬体は絞れて、仕上がりは文句なし。1キロ減のハンデ53キロも魅力で、スムーズに流れに乗れれば、自慢の切れ味を生かせるはず。重賞でも好勝負に持ち込める。心身とも充実して本格化した
トレノジュビリーが相手の筆頭。条件好転の
ソルジャーズソングも侮れない。
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昇級初戦の前走で4着。オープンにメドを立てた(1)
コウユーキズナが、53キロの軽ハンデを生かして一気の重賞Vを狙う。「中間も順調そのもの。多少余裕のあった体つきも、今度は絞れてくると思う」と領家調教師はさらなる上積みをアピールする。「前走も内々をうまく立ち回ってくれたからね。ハンデ差を活かして善戦を期待したい」とトレーナー。ここ3戦、コンビを組んでいる浜中騎手の手綱さばきに期待をかける。
昨年のサマースプリントシリーズの覇者(4)
カノヤザクラは坂路で4ハロン72秒4。7カ月半ぶりでも鞍上が押さえるのに苦労するほど元気一杯だが、少々イレ込み気味なのが心配。「追い切りでは坂路4ハロン50秒台で動いているし、力を出せるデキ。腰もパンとしてきたし楽しみ」と山手調教助手は話すが、当日の落ち着きに注意を払いたい。
(8)
スピニングノアールはDWコースでキャンターを消化。気合乗りが良く、休み明けを2回使われて状態がグンと上がってきた。「状態は良さそうだね。スムーズに馬群をさばければ、チャンスはあると思う」と中川調教助手は好感触だ。昨年は惜しくも2着だったが、8歳の今年も上位争いができる仕上がりだ。
テレビ愛知オープンを快勝した(10)
トレノジュビリーに課せられたのはトップハンデの57キロ。それでも今週の追い切りで好感触を得た岩田康騎手は「すごく落ち着いていていい雰囲気だった。反応も良くなってる。1キロ増のハンデもこなせるよ」と自信満々。昨秋の復帰戦から5戦3勝と6歳にして本格化した遅咲きの
スプリンターだ。「今の充実ぶりなら重賞でも楽しみ」と、田中調教助手も大きな期待をかけている。
(13)
アーバンストリートは坂路を軽く1本。リズム感のあるフットワークが好印象。「この中間はハードなメニューを課してきたし、変わってほしいね。最終週だし、外が伸びる馬場になってくれれば」と野村調教師。今年のGIII
シルクロードS馬ながら、ハンデは1キロ減の56キロと手ごろ。近走不振でも侮れない存在だ。
7歳になって素質が開花した良血馬(14)
ソルジャーズソングは、
京王杯SCでも勝ち馬とコンマ4秒差と上位の能力を示した。「今週は本当に理想的な追い切りができた。一番力を発揮できるのが中京の1200メートル。立ち回り次第では勝ち負けになるはず」と鮫島調教師が重賞初制覇に意欲を見せる。GI初挑戦で3着に好走した今年の
高松宮記念と同じ舞台。安藤勝騎手とのコンビで重賞初Vを視界に入れている。