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nigeプロの競馬予想｜チューリップ賞 G2 - 2024年3月2日阪神11R｜競馬予想のウマニティ
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| 着 順 | 枠 番 |
馬 番 |
予想印 | 馬名 | オッズ |
性齢 | 重量 | 騎手 | 一言コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 3 | 6 | ○ | スウィープフィート | 9.7 | 牝3 | 55.0 | 武豊 | 乗り替わり歓迎でスタートを普通に出れば |
| 2 | 4 | 8 | セキトバイースト | 36.3 | 牝3 | 55.0 | 藤岡佑介 | ||
| 3 | 6 | 11 | ハワイアンティアレ | 154.3 | 牝3 | 55.0 | 西村淳也 | ||
| 4 | 8 | 16 | ◎ | タガノエルピーダ | 3.0 | 牝3 | 55.0 | 団野大成 | 前で速い上がりが使えるのは強み |
| 5 | 2 | 3 | エポックヴィーナス | 123.8 | 牝3 | 55.0 | 和田竜二 | ||
| 6 | 3 | 5 | ▲ | ミラビリスマジック | 6.2 | 牝3 | 55.0 | 田辺裕信 | 阪神替わりで速い上がりの対応課題も |
| 7 | 7 | 14 | ラヴァンダ | 65.9 | 牝3 | 55.0 | 松若風馬 | ||
| 8 | 5 | 10 | ガルサブランカ | 7.4 | 牝3 | 55.0 | C.ルメー | ||
| 9 | 7 | 13 | エラトー | 30.7 | 牝3 | 55.0 | B.ムルザ | ||
| 10 | 5 | 9 | スティールブルー | 4.1 | 牝3 | 55.0 | 川田将雅 | ||
| 11 | 1 | 2 | △ | ラーンザロープス | 12.5 | 牝3 | 55.0 | 横山典弘 | 速い上がりの対応課題もいい枠に入り |
| 12 | 1 | 1 | ブルーアイドガール | 91.8 | 牝3 | 55.0 | 松山弘平 | ||
| 13 | 2 | 4 | ワイドラトゥール | 13.0 | 牝3 | 55.0 | 北村友一 | ||
| 14 | 6 | 12 | ショウナンマヌエラ | 58.3 | 牝3 | 55.0 | 石橋脩 | ||
| 15 | 8 | 15 | イツモニコニコ | 350.3 | 牝3 | 55.0 | 田中健 | ||
| 16 | 4 | 7 | フルレゾン | 107.6 | 牝3 | 55.0 | 鮫島克駿 |
| 式別 | 買い方 | 組み合わせ | 1点あたりの金額 |
|---|---|---|---|
| 馬連 | ながし | 16 - 56 | 各2,500円 |
| 通常 | 2 - 16 | 1,000円 | |
| ３連単 | 1着ながし | 16 - 56 | 各1,000円 |
| ﾌｫｰﾒｰｼｮﾝ | 16 - 56 - 2 | 各500円 | |
| 16 - 2 - 56 | 各500円 | ||
| 合計 | 9通り | 10,000円 | |
| 購入額 | 払戻額 | 収支 | 回収率 |
|---|---|---|---|
| 10,000円 | 0円 | -10,000円 | 0% |
nigeのコメント
※阪神のダートレースを購入しなくなったので、土曜阪神の勝負レースに格上げしました。
【全馬評価あり】適性が合って前走内容もいいので期待！
＜予想＞
◎：タガノエルピーダ
前で速い上がりが使えるのは強み
○：スウィープフィート
乗り替わり歓迎でスタートを普通に出れば
▲：ミラビリスマジック
阪神替わりで速い上がりの対応課題も
△：ラーンザロープス
速い上がりの対応課題もいい枠に入り
＜展開＞
逃げたいのは、ショウナンマヌエラ、エラトー。この枠の並びならショウナンマヌエラがスピードの違いでハナ。2頭の外からタガノエルピーダ。
この後ろはスタート次第のところはあるが、ラーンザロープス、ミラビリスマジック、スティールブルーあたりは好位を取りに行く。やや遅め～平均ペースを想定。
＜予想詳細＞
本命は、タガノエルピーダ
前走の朝日杯FS(阪神1600m)は、スタートはセットアップの次に速いくらいだったが、外の馬を行かせて3番手から追走。ハナ争いが落ち着いて差が縮まる時に、2頭の外を取って直線へ。内からジャンタルマンタルに前に出られたが、それを追いかけて残り100mくらいで一旦2番手に上がったが、外からエコロヴァルツに差されて0.2秒差3着。
新馬戦を勝った直後に、牡馬相手のG1で勝ちに行く騎乗で真っ向勝負。それで0.2秒差は文句なしの好内容。
世間で言われているように、レースレベルは朝日杯FS(1:33.8)より阪神JF(1:32.6)の方が高かった。でも、阪神JFの方が時計が出る馬場だったので、時計の差の印象までの大きな差はないと考えている。
今回は、牝馬限定のレースになって、適性に合う展開になりそうなのが魅力。
牝馬限定になれば、前走の好内容からトップクラスの走りができるのは証明済み。その能力があるのに加えて、チューリップ賞の例年の流れも魅力。
チューリップ賞は、1400mベストの馬がフィリーズレビューを使うのと、前に行く馬も権利を取りたいので溜め逃げをすることが多いので、速い上がり勝負になりやすい傾向がある。その点で、前に行く先行力があって、前で速い上がりが使えるのは強みになる。
新馬戦は、前半3F60.6秒の流れを好位にいて上がり3F33.5秒。それもラスト2Fラスト2F11.0 - 11.0で、逃げ馬はほぼ脚が止まっていないところを差し切っている。この内容があったから朝日杯FSでも4番手評価にしていた。
朝日杯FSで1000m58.4秒の流れを前にいて粘れているので、多少ペースが流れても問題ないので積極的に乗ることができる。
あと、間違いなく勝負度が高いのも魅力。
収得賞金は新馬1着の400万円だけなので、桜花賞に出走するには3着以内での優先出走権が必須。オークスまで考えると2着以上で収得賞金を加算しておきたい。桜花賞に出走する可能性を上げるために1～2月のレースを使う選択もできたが、ここで結果が出せると考えてのレース選択。
中間の調整過程を見ても、1週前追い切りで過去2戦の最終追い切りと同等の時計を出して、最終追い切りは自己ベストを1.1秒縮める時計を出している。数字的にも勝負度の高さを感じる。
調教は団野騎手がずっと乗っていて、期待していることが分かる。中途半端な騎乗はせず、勝ちに行く乗り方をするはず。テンの脚の速さがあるので、もう少し内の枠が良かったが、逃げたい馬も外枠に入った。追いかけるようにじわっと出したら自然と好位外が取れるので、レース運びはしやすい。前走のように正攻法の競馬で勝ち切る走りを期待する。
対抗は、スウィープフィート
前走のエルフィンS(京都1600m)は、この馬としたらいいスタートでスタート直後は好位の3番手。一団でペースが遅かったので、避けられた内から位置を上げて好位の内まで上がって3コーナーへ。直線で他馬が避ける内から伸びたが、ライトバックに差されてクビ差2着。
「馬場の悪い内をついた分、伸び負けてしまいました」とレース後にコメントを出していたように、逃げ馬の後ろを追いかけて、逃げ馬と2番手の馬の間から抜け出していたら勝てていたレース。完全に永島まなみ騎手の騎乗ミスだった。
今回は、武豊騎手に乗り替わるのはプラス材料。
ここ3戦は永島まなみ騎手を乗せているが、減量の恩恵がないレース。前走の乗り方を見ても、とてもうまいとは言えないので、武豊騎手なら分かりやすい鞍上強化。
※参考：減量の恩恵がない今年の重賞・特別戦での永島まなみ騎手の騎乗成績は、重賞2戦0勝、特別14戦0勝。3着以内でも、スウィープフィートのエルフィンS2着1度だけ。
能力的には、出遅れから大外ぶん回しだった阪神JFで0.9秒差7着に走れて、速い上がりも白菊賞(1勝クラス：京都1600m)で33.1秒の速い脚を使えている。
ゲートが課題になるが、前走を見ると速くはないが普通にゲートを出られて良化は感じる。位置取りが悪くなりすぎなければ、上位争いに加われていい脚が使えるので期待する。
単穴は、ミラビリスマジック
前走の菜の花賞(1勝クラス：中山1600m)は、中団やや前の馬群の中6番手で追走。直線に入って好位勢が外に出したので、前にきれいに進路ができた。ただ、逃げ馬が右ムチに反応しすぎて外に3頭分くらいもたれて、寄られて外に避ける不利。それでももうひと伸びして、逃げ馬の後ろから先頭に出たロンドンアームズを差し返して勝利。
坂に入ったところで不利を受けて、少し減速しながら盛り返して勝ち切ったのは着差以上に強い内容。
今回は、阪神1600mになるので速い上がりに対応できるかが未知の課題。
前走は直線で不利があって、中山のかなりの高速馬場で上がり3F34.2秒。勝ち時計「1:33.4」であの脚が使えるなら、阪神1600mで33秒台の上がりの勝負になっても対応できていい。でも、中山での2戦2勝なので、未知の課題ではある。あと、初めての関西輸送も未知の課題。
この未知の課題をクリアできれば、いい枠に入れたので好位馬群の中からスムーズに走れたら上位争いに加われていい。
4番手は、ラーンザロープス
前走のシンザン記念(京都1600m)は、内枠から軽く出して2列目最内で追走。直線に入って逃げ馬の外から交わしたが、外から差されて0.3秒差4着。
良馬場だったが少し時計がかかる馬場で、ペースも流れていた。レースの上がり3Fが36.1秒だったように、前には厳しい流れ。それを2列目最内から粘って、馬場を考えると時計も良かった（9着馬までが、最終レースの古馬2勝クラスの勝ち時計より速い）。それに加えて、1/2馬身差3着だったウォーターリヒトが、次走きさらぎ賞で3着に好走したことでメンバーレベルの高さも証明してくれた。
予想では、10番人気でも5番手の相手に入れていた。調教で初めて「一杯」で時計を出して、想定通りに休んで成長したところを見せた。2走前で脚を溜める競馬を経験させて、前走は好位で脚を溜めることに成功。横山典弘騎手が、レースで勉強させて順調にパフォーマンスが上がっている。
今回も、前走と同じようなレース運びができる枠に入れたのは歓迎。
ただ、速い上がりの勝負になった時に対応できるかが未知の課題。これまで時計のかかる条件でしかレースをしていないので、最速上がりは2走前の34.8秒。33秒台の上がりで走ったことがない。
でも、新馬戦の内容から速い上がりに対応できる可能性は感じる。
新馬戦は、スローの上がり2F勝負のレースでラスト2F11.6 - 11.3の加速ラップ。ラヴスコール（後のフェアリーS3着馬）には差されたが、上がりは0.2秒遅いだけの上がり2位。ラヴスコールは、アルテミスSで33.8秒の上がりで6着で走れている。
さらに、上がり3位タイで3着オーサムストロークは、後にベゴニア賞(1勝クラス：東京1600m)で33.3秒の上がりで勝つ馬。新馬戦の他馬との比較だと、33秒台の上がり勝負になっても対応できる可能性はある。
いい枠に入って、人気より期待できると考えているので相手に入れておきたい。
※以下は、買わない馬の評価。
ブルーアイドガール
エルフィンSで新馬戦から大きくパフォーマンスを上げたが、それでも前を交わせず、後ろから差されて9着。着差は0.6秒差だったが力負けの内容。短期間で大きく成長してこないと厳しい。
エポックヴィーナス
3戦目で勝ち上がったが、ペースが流れた展開で中団から差して勝利（上がり3F35.1秒）。2走前もペースが流れた展開で中団やや後ろから差して2着（上がり3F35.9秒）。力を出し切ったレースで、相手強化で新馬戦で対応できなかった速い上がりの勝負だと厳しい。1400mとか小回り1800mとかの方が合いそう。
ワイドラトゥール
前走の紅梅S(1400m)は、出遅れて後方2番手で追走。3コーナーから外から徐々に位置を上げて、中団外まで上がって外から長く脚を使って差し切り勝ち。鮮やかに差し切ったが、時計は平凡。距離は伸びても問題ないが、相手強化で能力的に厳しいと考えて消し。
フルレゾン
未勝利戦をいい時計で勝ったのだが、かなりの高速馬場の恩恵があった時計。それがデイリー杯2歳Sの1.0秒差10着で出てしまった。かなりの成長がないと厳しくて、放馬での疲労で白梅賞を除外になって順調でもないので消し。
セキトバイースト
紅梅Sでは、中団馬群の中から伸びてきたが、外からワイドラトゥールに差されて0.2秒差2着。この馬なりに安定して走っていて、ここ3戦はパフォーマンスが上がっていない。相手強化だと能力的に厳しくなるし、1400mの方が内容もいいので消し。
スティールブルー
前走のフェアリーS(中山1600m)は、スタートは普通に出たが外から前に行く馬が多くて中団やや後ろから追走。残り500mくらいで馬群の中から少し位置を上げて、直線に入るところで外へ。後ろにいて外から先に動いたマスクオールウィンの後ろを追いかけるように伸びたが0.1秒差4着。スローペースの上がり勝負で結果を出してきたので、中山の流れが合わなかった印象。あと、中盤緩んでラスト3F12.2 - 11.5 - 11.4の加速ラップだった言い訳ができる敗戦。
ただ、後ろから先に動いたマスクオールウィンより上がりが遅くて、ゴール前の脚色が同じだったのが気になる。アルテミスSで強い相手に3着して、確実に結果を出すために手薄なレースを選んでルメールに替わっていた。それであの走りだと、中山適性の低さの可能性より成長力のなさの可能性も警戒しないといけない。阪神1600mの川田騎手の怖さはあるが、馬連を厚く買いたいのもあってここまで押さえない選択をした。
ガルサブランカ
前走のベゴニア賞(1勝クラス：東京1600m)は、スタートは少し遅かったが、8頭立ての大外だったのでじわっと位置を上げて好位外の4番手で追走。直線で2番手から抜け出したオーサムストロークを追いかけたが、差がなかなか縮まらずに1/2馬身差2着。
イクイノックスの半妹(父キズナ)なので、素質は感じるがまだ完成度は低そう。今回は相手強化になって、速くなりそうにないが、前走や新馬戦より1000m通過が3秒くらい速くなる。超スローペースしか経験がないので時計対応に不安がある。血統的に人気は間違いないのに、完全に素質に期待のレース。まだ、良くなるのは先と考えて消し。
ハワイアンティアレ
2戦目で勝ち上がったが、勝ち時計・上がりどちらも遅い。1勝クラスでもかなり良化がないと勝てない内容なので、この相手は厳しい。
ショウナンマヌエラ
前走のアルテミスS(東京1600m)は、逃げてスローペースに落として速い上がりに対応できず0.9秒差5着。テンの脚は速いのだが、トップスピードの速さがあまりないので前で残るには、絶妙なペースで逃げて、かつ残れるレースレベルになる相手かのかになる。今回は相手が揃っていて、最後に坂もあるのもマイナス。かなり成長していないと厳しい。
エラトー
3戦目で未勝利勝ちをしたが、マイペース逃げで時計は平凡。加速ラップになっているが、この日は他の芝レースも加速ラップだらけなので馬場の影響（ダートは加速ラップがなかったので、風の影響ではないはず）。ムルザバエフ騎手を乗せてきたが、かなりの成長がないと上位争いは厳しい。
ラヴァンダ
前走のこぶし賞(1勝クラス：京都1600m)は、距離延長でペースが遅かったので2番手から追走。直線で前を追ったが交わせず、外から1頭に差されて3着。ペースが遅かったが33秒台の脚が使えなかった。少し上がりがかかった方がいいので、1400mの流れの方が合いそう。相手強化でもあるので厳しい。
イツモニコニコ
2戦目で勝ち上がったが、1400mの平均ペースで逃げ切り。その後の2戦を見ると成長を感じないし、1600mになっていいタイプとも感じない。1勝クラスでも成長がないと厳しいので、重賞ではもっと厳しい。
【全馬評価あり】適性が合って前走内容もいいので期待！
＜予想＞
◎：タガノエルピーダ
前で速い上がりが使えるのは強み
○：スウィープフィート
乗り替わり歓迎でスタートを普通に出れば
▲：ミラビリスマジック
阪神替わりで速い上がりの対応課題も
△：ラーンザロープス
速い上がりの対応課題もいい枠に入り
＜展開＞
逃げたいのは、ショウナンマヌエラ、エラトー。この枠の並びならショウナンマヌエラがスピードの違いでハナ。2頭の外からタガノエルピーダ。
この後ろはスタート次第のところはあるが、ラーンザロープス、ミラビリスマジック、スティールブルーあたりは好位を取りに行く。やや遅め～平均ペースを想定。
＜予想詳細＞
本命は、タガノエルピーダ
前走の朝日杯FS(阪神1600m)は、スタートはセットアップの次に速いくらいだったが、外の馬を行かせて3番手から追走。ハナ争いが落ち着いて差が縮まる時に、2頭の外を取って直線へ。内からジャンタルマンタルに前に出られたが、それを追いかけて残り100mくらいで一旦2番手に上がったが、外からエコロヴァルツに差されて0.2秒差3着。
新馬戦を勝った直後に、牡馬相手のG1で勝ちに行く騎乗で真っ向勝負。それで0.2秒差は文句なしの好内容。
世間で言われているように、レースレベルは朝日杯FS(1:33.8)より阪神JF(1:32.6)の方が高かった。でも、阪神JFの方が時計が出る馬場だったので、時計の差の印象までの大きな差はないと考えている。
今回は、牝馬限定のレースになって、適性に合う展開になりそうなのが魅力。
牝馬限定になれば、前走の好内容からトップクラスの走りができるのは証明済み。その能力があるのに加えて、チューリップ賞の例年の流れも魅力。
チューリップ賞は、1400mベストの馬がフィリーズレビューを使うのと、前に行く馬も権利を取りたいので溜め逃げをすることが多いので、速い上がり勝負になりやすい傾向がある。その点で、前に行く先行力があって、前で速い上がりが使えるのは強みになる。
新馬戦は、前半3F60.6秒の流れを好位にいて上がり3F33.5秒。それもラスト2Fラスト2F11.0 - 11.0で、逃げ馬はほぼ脚が止まっていないところを差し切っている。この内容があったから朝日杯FSでも4番手評価にしていた。
朝日杯FSで1000m58.4秒の流れを前にいて粘れているので、多少ペースが流れても問題ないので積極的に乗ることができる。
あと、間違いなく勝負度が高いのも魅力。
収得賞金は新馬1着の400万円だけなので、桜花賞に出走するには3着以内での優先出走権が必須。オークスまで考えると2着以上で収得賞金を加算しておきたい。桜花賞に出走する可能性を上げるために1～2月のレースを使う選択もできたが、ここで結果が出せると考えてのレース選択。
中間の調整過程を見ても、1週前追い切りで過去2戦の最終追い切りと同等の時計を出して、最終追い切りは自己ベストを1.1秒縮める時計を出している。数字的にも勝負度の高さを感じる。
調教は団野騎手がずっと乗っていて、期待していることが分かる。中途半端な騎乗はせず、勝ちに行く乗り方をするはず。テンの脚の速さがあるので、もう少し内の枠が良かったが、逃げたい馬も外枠に入った。追いかけるようにじわっと出したら自然と好位外が取れるので、レース運びはしやすい。前走のように正攻法の競馬で勝ち切る走りを期待する。
対抗は、スウィープフィート
前走のエルフィンS(京都1600m)は、この馬としたらいいスタートでスタート直後は好位の3番手。一団でペースが遅かったので、避けられた内から位置を上げて好位の内まで上がって3コーナーへ。直線で他馬が避ける内から伸びたが、ライトバックに差されてクビ差2着。
「馬場の悪い内をついた分、伸び負けてしまいました」とレース後にコメントを出していたように、逃げ馬の後ろを追いかけて、逃げ馬と2番手の馬の間から抜け出していたら勝てていたレース。完全に永島まなみ騎手の騎乗ミスだった。
今回は、武豊騎手に乗り替わるのはプラス材料。
ここ3戦は永島まなみ騎手を乗せているが、減量の恩恵がないレース。前走の乗り方を見ても、とてもうまいとは言えないので、武豊騎手なら分かりやすい鞍上強化。
※参考：減量の恩恵がない今年の重賞・特別戦での永島まなみ騎手の騎乗成績は、重賞2戦0勝、特別14戦0勝。3着以内でも、スウィープフィートのエルフィンS2着1度だけ。
能力的には、出遅れから大外ぶん回しだった阪神JFで0.9秒差7着に走れて、速い上がりも白菊賞(1勝クラス：京都1600m)で33.1秒の速い脚を使えている。
ゲートが課題になるが、前走を見ると速くはないが普通にゲートを出られて良化は感じる。位置取りが悪くなりすぎなければ、上位争いに加われていい脚が使えるので期待する。
単穴は、ミラビリスマジック
前走の菜の花賞(1勝クラス：中山1600m)は、中団やや前の馬群の中6番手で追走。直線に入って好位勢が外に出したので、前にきれいに進路ができた。ただ、逃げ馬が右ムチに反応しすぎて外に3頭分くらいもたれて、寄られて外に避ける不利。それでももうひと伸びして、逃げ馬の後ろから先頭に出たロンドンアームズを差し返して勝利。
坂に入ったところで不利を受けて、少し減速しながら盛り返して勝ち切ったのは着差以上に強い内容。
今回は、阪神1600mになるので速い上がりに対応できるかが未知の課題。
前走は直線で不利があって、中山のかなりの高速馬場で上がり3F34.2秒。勝ち時計「1:33.4」であの脚が使えるなら、阪神1600mで33秒台の上がりの勝負になっても対応できていい。でも、中山での2戦2勝なので、未知の課題ではある。あと、初めての関西輸送も未知の課題。
この未知の課題をクリアできれば、いい枠に入れたので好位馬群の中からスムーズに走れたら上位争いに加われていい。
4番手は、ラーンザロープス
前走のシンザン記念(京都1600m)は、内枠から軽く出して2列目最内で追走。直線に入って逃げ馬の外から交わしたが、外から差されて0.3秒差4着。
良馬場だったが少し時計がかかる馬場で、ペースも流れていた。レースの上がり3Fが36.1秒だったように、前には厳しい流れ。それを2列目最内から粘って、馬場を考えると時計も良かった（9着馬までが、最終レースの古馬2勝クラスの勝ち時計より速い）。それに加えて、1/2馬身差3着だったウォーターリヒトが、次走きさらぎ賞で3着に好走したことでメンバーレベルの高さも証明してくれた。
予想では、10番人気でも5番手の相手に入れていた。調教で初めて「一杯」で時計を出して、想定通りに休んで成長したところを見せた。2走前で脚を溜める競馬を経験させて、前走は好位で脚を溜めることに成功。横山典弘騎手が、レースで勉強させて順調にパフォーマンスが上がっている。
今回も、前走と同じようなレース運びができる枠に入れたのは歓迎。
ただ、速い上がりの勝負になった時に対応できるかが未知の課題。これまで時計のかかる条件でしかレースをしていないので、最速上がりは2走前の34.8秒。33秒台の上がりで走ったことがない。
でも、新馬戦の内容から速い上がりに対応できる可能性は感じる。
新馬戦は、スローの上がり2F勝負のレースでラスト2F11.6 - 11.3の加速ラップ。ラヴスコール（後のフェアリーS3着馬）には差されたが、上がりは0.2秒遅いだけの上がり2位。ラヴスコールは、アルテミスSで33.8秒の上がりで6着で走れている。
さらに、上がり3位タイで3着オーサムストロークは、後にベゴニア賞(1勝クラス：東京1600m)で33.3秒の上がりで勝つ馬。新馬戦の他馬との比較だと、33秒台の上がり勝負になっても対応できる可能性はある。
いい枠に入って、人気より期待できると考えているので相手に入れておきたい。
※以下は、買わない馬の評価。
ブルーアイドガール
エルフィンSで新馬戦から大きくパフォーマンスを上げたが、それでも前を交わせず、後ろから差されて9着。着差は0.6秒差だったが力負けの内容。短期間で大きく成長してこないと厳しい。
エポックヴィーナス
3戦目で勝ち上がったが、ペースが流れた展開で中団から差して勝利（上がり3F35.1秒）。2走前もペースが流れた展開で中団やや後ろから差して2着（上がり3F35.9秒）。力を出し切ったレースで、相手強化で新馬戦で対応できなかった速い上がりの勝負だと厳しい。1400mとか小回り1800mとかの方が合いそう。
ワイドラトゥール
前走の紅梅S(1400m)は、出遅れて後方2番手で追走。3コーナーから外から徐々に位置を上げて、中団外まで上がって外から長く脚を使って差し切り勝ち。鮮やかに差し切ったが、時計は平凡。距離は伸びても問題ないが、相手強化で能力的に厳しいと考えて消し。
フルレゾン
未勝利戦をいい時計で勝ったのだが、かなりの高速馬場の恩恵があった時計。それがデイリー杯2歳Sの1.0秒差10着で出てしまった。かなりの成長がないと厳しくて、放馬での疲労で白梅賞を除外になって順調でもないので消し。
セキトバイースト
紅梅Sでは、中団馬群の中から伸びてきたが、外からワイドラトゥールに差されて0.2秒差2着。この馬なりに安定して走っていて、ここ3戦はパフォーマンスが上がっていない。相手強化だと能力的に厳しくなるし、1400mの方が内容もいいので消し。
スティールブルー
前走のフェアリーS(中山1600m)は、スタートは普通に出たが外から前に行く馬が多くて中団やや後ろから追走。残り500mくらいで馬群の中から少し位置を上げて、直線に入るところで外へ。後ろにいて外から先に動いたマスクオールウィンの後ろを追いかけるように伸びたが0.1秒差4着。スローペースの上がり勝負で結果を出してきたので、中山の流れが合わなかった印象。あと、中盤緩んでラスト3F12.2 - 11.5 - 11.4の加速ラップだった言い訳ができる敗戦。
ただ、後ろから先に動いたマスクオールウィンより上がりが遅くて、ゴール前の脚色が同じだったのが気になる。アルテミスSで強い相手に3着して、確実に結果を出すために手薄なレースを選んでルメールに替わっていた。それであの走りだと、中山適性の低さの可能性より成長力のなさの可能性も警戒しないといけない。阪神1600mの川田騎手の怖さはあるが、馬連を厚く買いたいのもあってここまで押さえない選択をした。
ガルサブランカ
前走のベゴニア賞(1勝クラス：東京1600m)は、スタートは少し遅かったが、8頭立ての大外だったのでじわっと位置を上げて好位外の4番手で追走。直線で2番手から抜け出したオーサムストロークを追いかけたが、差がなかなか縮まらずに1/2馬身差2着。
イクイノックスの半妹(父キズナ)なので、素質は感じるがまだ完成度は低そう。今回は相手強化になって、速くなりそうにないが、前走や新馬戦より1000m通過が3秒くらい速くなる。超スローペースしか経験がないので時計対応に不安がある。血統的に人気は間違いないのに、完全に素質に期待のレース。まだ、良くなるのは先と考えて消し。
ハワイアンティアレ
2戦目で勝ち上がったが、勝ち時計・上がりどちらも遅い。1勝クラスでもかなり良化がないと勝てない内容なので、この相手は厳しい。
ショウナンマヌエラ
前走のアルテミスS(東京1600m)は、逃げてスローペースに落として速い上がりに対応できず0.9秒差5着。テンの脚は速いのだが、トップスピードの速さがあまりないので前で残るには、絶妙なペースで逃げて、かつ残れるレースレベルになる相手かのかになる。今回は相手が揃っていて、最後に坂もあるのもマイナス。かなり成長していないと厳しい。
エラトー
3戦目で未勝利勝ちをしたが、マイペース逃げで時計は平凡。加速ラップになっているが、この日は他の芝レースも加速ラップだらけなので馬場の影響（ダートは加速ラップがなかったので、風の影響ではないはず）。ムルザバエフ騎手を乗せてきたが、かなりの成長がないと上位争いは厳しい。
ラヴァンダ
前走のこぶし賞(1勝クラス：京都1600m)は、距離延長でペースが遅かったので2番手から追走。直線で前を追ったが交わせず、外から1頭に差されて3着。ペースが遅かったが33秒台の脚が使えなかった。少し上がりがかかった方がいいので、1400mの流れの方が合いそう。相手強化でもあるので厳しい。
イツモニコニコ
2戦目で勝ち上がったが、1400mの平均ペースで逃げ切り。その後の2戦を見ると成長を感じないし、1600mになっていいタイプとも感じない。1勝クラスでも成長がないと厳しいので、重賞ではもっと厳しい。
払戻金
| 単勝 | 6 | 970円 | 5番人気 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 6 | 350円 | 5番人気 |
| 8 | 940円 | 9番人気 | |
| 11 | 3,070円 | 15番人気 | |
| 枠連 | 3 - 4 | 4,030円 | 16番人気 |
| 馬連 | 6 - 8 | 17,730円 | 36番人気 |
| ワイド | 6 - 8 | 4,320円 | 35番人気 |
|---|---|---|---|
| 6 - 11 | 13,590円 | 76番人気 | |
| 8 - 11 | 25,760円 | 91番人気 | |
| 馬単 | 6 - 8 | 29,060円 | 69番人気 |
| ３連複 | 6 - 8 - 11 | 381,980円 | 338番人気 |
| ３連単 | 6 - 8 - 11 | 1,693,290円 | 1716番人気 |
馬場：良
馬場：良
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