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【日刊中山金杯】津村サージュででっかいお年玉!

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【日刊中山金杯】津村サージュででっかいお年玉!

 中山金杯の追い切りが3日、東西トレセンで行われた。美浦の坂路で態勢を整えたマイネルサージュは伏兵の1頭だが、鞍上はコンビで【1・1・0・0】と好相性の津村明秀騎手(32)=美・フリー。レース当日の5日が誕生日で、2009年の京都金杯(タマモサポート)以来のバースデー重賞Vを狙っている。

 例年、東西金杯が行われる1月5日は、競馬の世界の元日ともいえる特別な日。津村騎手は33年前のこの日に生を受けた、いわば生まれながらの金杯男だ。

 「曜日に関係なく競馬があって競馬場にいるので、家で誕生日をお祝いしたことがない。2場開催で乗り馬もそんなに集まらないし、特別成績がいいって記憶もありません」と苦笑いで振り返るが、ちょうど10年前の2009年には7番人気のタマモサポートで京都金杯を優勝。見事にバースデーVを決めている。

 その津村が10年ぶりの金杯制覇へと意気込むのが、中山金杯で手綱を取るマイネルサージュだ。

 明けて7歳を迎えるベテランホースだが、その売りは何と言っても鞍上との相性の良さ。手綱を取った昨夏の福島民報杯(5番人気1着)、七夕賞(4番人気2着)では上々のパフォーマンスを披露しており「自分は乗っていないけど、前走の小倉記念(10着)は高速決着が合わなかったのだと思う。中山は合っているし、4コーナーで上手に運べればチャンスはある」と、津村自身も一発へ色気十分だ。

 今回はその小倉記念以来の実戦だが、3日に美浦坂路を4ハロン54秒7で外ギブアンドテイクと馬なりで併入するなど中間は元気いっぱい。「サラッと追っただけだけど体調は良さそう。流れが向けば脚は使うから」と、鹿戸調教師も仕上がりに納得の表情をみせる。

 17年51勝、18年52勝と2年続けて50勝を突破しながら「去年以上に勝つのは当然のこととして、GIレースでもっと目立つ活躍をしたい」と新たな目標を掲げるデビュー16年目の好漢。相性のいいパートナーを操り、バースデーを派手に祝福する。(内海裕介)

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