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年度代表馬はエフフォーリア~10年ぶり3歳牡馬受賞

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年度代表馬はエフフォーリア~10年ぶり3歳牡馬受賞

 2021年度JRA賞が11日に発表され、年度代表馬には皐月賞天皇賞・秋有馬記念のGI3勝を飾ったエフフォーリアが受賞した。3歳牡馬の年度代表馬はオルフェーヴル以来10年ぶり。今年は大阪杯(4月3日、阪神、GI、芝2000メートル)から始動する。なお、授賞式は31日に都内ホテルで行われる予定。

 ◇

 最後の栄冠は圧勝だった。エフフォーリアが記者投票296票中、約93%にあたる277票を集めて、年度代表馬のタイトルを獲得。最優秀3歳牡馬では全部門で唯一の満票選出となり、文句なしで2021年の“JRAの顔”に決まった。

 「エフフォーリアが年度代表馬に選出されたことをうれしく思いますし、身が引き締まる思いです。この馬とはさまざまな経験をさせていただいて、エフフォーリアはもちろん、関係者の方々にも感謝の気持ちでいっぱいです」

 デビューから全レースで手綱を取る横山武騎手が喜びの気持ちを伝えた。昨年は5戦4勝とほぼパーフェクトな戦績。皐月賞を圧勝して挑んだ日本ダービーでは、鞍上が「この悔しさは一生晴れないと思う」とまで語るハナ差2着の惜敗を喫したが、悔しさをバネに秋は人馬とも進化した姿を見せた。

 天皇賞・秋ではコントレイルグランアレグリアを、ファン投票1位で挑んだ有馬記念ではクロノジェネシスを破ってGI連勝。国内の古馬チャンピオンホースを次々と退けた圧巻のパフォーマンスが決め手となり、海外GI3勝のラヴズオンリーユー(18票)に大差をつけて年度代表馬に輝いた。3歳牡馬の年度代表馬選出は11年オルフェーヴル以来10年ぶりだ。

 22年の始動戦は大阪杯に決定。春は国内に専念する。6日に福島県のノーザンファーム天栄で状態を確認した鹿戸調教師は、「疲れも脚元の状態も問題ない。これまでは挑戦する側だったから、ナンバーワンになって、(これからは)なかなか難しくなるだろうけど、普段通りやるだけ。前走は強い競馬だったし、楽しみです」と、今後に向けて気を引き締める。

 「年度代表馬に恥じないレースをともにできればと思います」と、昨年GI5勝など大ブレークを遂げた23歳のジョッキーも決意を新たに。エフフォーリアと横山武。競馬界のキング&プリンスが2022年を引っ張っていく。(板津雄志)

 ◆(有)キャロットファームの秋田博章代表取締役「エフフォーリアはもちろん、エフフォーリアに関わり、支えてくださった全ての方に御礼申し上げます。2021年は5戦4勝。敗れたダービーも僅差であったように常に全力で走る馬であるがゆえ、馬体にかかる負担も相当であったことが推察できます。大きなけがもなく、一年通して無事に走り抜けることができたことは何よりうれしく、褒めてあげたい。今年も全力で無事に走ってほしいと切に願っております」

エフフォーリアの競走成績はこちら

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