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83年の有馬記念を勝ったリードホーユー(牡29、父マラケート)が18日午前、余生を過ごしていた北海道野付郡の野付ライディングファームで右後肢球節の骨折を発症し、安楽死の措置が取られた。
「年を取っても毛ヅヤが良くて、牝馬を見ていななく元気があったんです。シンザン(の長寿記録=35歳)を抜くつもりでいたので、予期せぬことでした…」と同場の佐藤祥悦(ようえつ)場長は死を惜しんだ。29歳は人間なら90歳を超える長寿だ。
現役時代は栗東・服部正利厩舎に所属。3歳秋に休み明けの京都新聞杯で12番人気ながら2着に好走すると、菊花賞4着を挟んで臨んだ有馬記念でテュデナムキングを破って優勝。このレースで故障して引退(通算8戦3勝)し、種牡馬となり、その後も功労馬として野付ライディングファームで過ごしていた。
「馬産地と離れた場所なのに、熱心なファンの方が来てくれました。ウチに一番長くいてくれた馬なので、残念です」と佐藤さん。遺骸は、長く余生を過ごした同場に葬られた。
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