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東西トレセンで取材する記者が、日替わりでGⅠ出走馬の気になる点を関係者に直撃する「私のチェックポイント」。高松宮記念の3日目は、東京の三浦凪沙記者が昨年の覇者ナランフレグをチェック。追い切りの動きから上昇度を探った。
涙の勝利から1年。今年もナランフレグと丸田騎手が感動を与えてくれるのでしょうか。連覇への鍵は2つ。年齢的な衰えがないかと、9着に終わった前走・夕刊フジ賞オーシャンSからの上積みはあるのか。答えを探すため、追い切りを入念にチェックしました。
美浦坂路を軽快に駆け上がったあと、Wコース3頭併せで6ハロン83秒3―11秒6をマーク。軽く仕掛けられただけで中ラーグルフ(OP)に半馬身、外アースブレイブ(1勝)に3馬身先着しました。スピード感あふれる走りで、パワフルな脚さばきからも衰えは感じられません。丸田騎手は「前走は体重が増えていたので、息遣いや動きに素軽さが出てきているか気にしながら乗りましたが、雰囲気が良くなっているのを感じ取れてよかったです」と上昇気配を強調していました。
前走の馬体重は15キロ増の498キロ。これは昨年のオーシャンSと同じ体重で、本番では12キロ減としっかり絞れていたことが戴冠につながりました。見た目には太く映りませんし、中京までの輸送も考慮すれば、すっきりと仕上がるのではないでしょうか。
「僕はナランフレグの実力を信じて乗るだけ。まずは先頭でゴールすることですが、今年はカッコいいガッツポーズをしたいですね」
人馬ともに気合満々。当日に馬体が絞れていれば、連覇の可能性は十分にありそうです。(三浦凪沙)
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