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21日は阪神競馬場で秋のマイル王決定戦「第38回マイルチャンピオンシップ」が行われる。史上6頭目の連覇を狙ってグランアレグリアが出陣。史上最多の同レース5勝を誇る藤沢和調教師は来年2月に定年を迎えるため、最後の挑戦だ。女傑が名伯楽の花道を彩る。
自分のカテゴリーなら勝利は譲れない。女傑グランアレグリアが連覇&GI6勝目に挑む。
1200メートル、1600メートルに続く“3階級GI制覇”を目指した天皇賞・秋はエフフォーリア、コントレイルに先着を許して3着。2番手追走から押し切りを狙ったが、最後に踏ん張れなかった。
「エフフォーリアが後ろから来たときに抵抗できなかった。あそこで追い出しを待てるぐらいじゃないと…。でも、ああいう競馬で勝ちたかったよね。“たられば”の話になるけど、パンパンの良馬場なら違ったのかどうかを見たかった」
藤沢和調教師は当日に降った予想外の雨に恨み節を漏らしつつ、敗戦を冷静に受け止めている。
次走は香港マイルも候補に上がっていたが、蹄のケアなども考慮して慣れた環境で調整できる国内戦を選択。昨年快勝したマイル王決定戦に矛先を向けてきた。前走後は蹄の状態を入念にチェックしながら、美浦坂路で丹念に乗り込まれている。大江原助手は「春の安田記念と同じ中2週になるけど、あのときは蹄(左前肢の蹄球部)に傷みが出て何日か休ませたし、なおかつ追い切りも少し加減した。その点、今回は大丈夫そう」と順調な調整ぶりを伝える。
所属するクラブの規約で現役生活は6歳の3月末まで。今回がラストランとなる可能性もある。「いい舞台だし、この距離なら違うと思う」と指揮官。桜花賞と昨年のマイルCSを制した阪神芝1600メートルで、その言葉を証明してみせる。(夕刊フジ)
★マイルCSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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