中央競馬ニュース

【俺のチェックポイント】あるぞ!ポタジェ一角崩し

 0   8   3,092
シェアする  x facebook LINEで送る
【俺のチェックポイント】あるぞ!ポタジェ一角崩し

 今週は、天皇賞・秋が31日に東京競馬場で行われる。「俺のチェックポイント」初日は、大阪サンスポの斉藤弘樹記者が栗東トレセンで、3頭出しの友道厩舎から4歳馬ポタジェに注目した。成長に合わせて焦らず一歩ずつ階段を駆け上がり、たどり着いた初のGI舞台。キャリア11戦すべてで馬券圏内に入る安定感は魅力で、その強さの理由を探った。

 現役最多のJRA・GI5勝を挙げるグランアレグリア、昨年の3冠馬コントレイル、強い3歳世代の皐月賞エフフォーリア。“3強ムード”が漂う今年の天皇賞・秋だが、一角崩しをもくろんでGI2勝馬のワールドプレミアなど3頭を送り込むのが友道厩舎。なかでも注目したいのは、最もイキのいい4歳馬ポタジェだ。

 ここまでキャリア11戦で【5・4・2・0】と、すべて3着以内の超堅実派。重賞未勝利でGIも初参戦と実績では見劣るものの、前走の毎日王冠シュネルマイスターダノンキングリーのGI馬2頭に次ぐ3着に好走。好位4番手から真っ向勝負で挑み、上位2頭にかわされてからもゴールまでしぶとく脚を伸ばしていた内容は、GIでも…と思わせるものだった。

 大江助手は「改めてポテンシャルの高さを感じましたね。真面目で勝負根性がありますし、コントロールしやすい操縦性の高さが強みになっています」とセールスポイントを口にする。

 クラスが上がって相手が強化されても崩れないのは、能力の高さに加えてメンタル面が大きい。素直さと最後まで諦めない気持ちの強さが、この馬の強さの源だろう。やや成長がゆっくりなタイプで、焦ることなく一歩ずつ経験を積んできたことも、いい成長曲線につながっているようだ。

 「成長度合いに合わせて、レースレベルや舞台設定を考えてきました。もともと体が硬くなりやすいので、負荷をかけすぎないようにやってきて、高いポテンシャルをつぶすことなく来れています」と大江助手。

 今回は初の中2週となるが「徐々に筋肉も増えて、レースを使った反動が出づらくなってきています。いつもの負荷のかけ方ができていますし、一回使ってドシッとしてきました」と状態面にも不安はなさそう。4勝を挙げる2000メートルへの1ハロン延長、5戦5勝の川田騎手とのコンビ復活も心強い。グレード制が導入された1984年以降、GI初挑戦で天皇賞・秋を制覇した馬は1991年プレクラスニーしかいないが、チャンスは十分にありそうだ。(斉藤弘樹)



天皇賞・秋の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

この記事はいかがでしたか?
ナイス (8)

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

6月16日()
マーメイドS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

6月9日()
エプソムC G3
函館SS G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
51,113万円
10 ナミュール 牝5
50,963万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
40,307万円
2 ダノンデサイル 牡3
38,200万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
32,053万円
4 ステレンボッシュ 牝3
28,331万円
5 アスコリピチェーノ 牝3
22,165万円
6 チェルヴィニア 牝3
21,519万円
7 シンエンペラー 牡3
19,041万円
8 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
9 レガレイラ 牝3
11,278万円
10 ライトバック 牝3
11,256万円
» もっと見る