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【小倉記念】善臣、26年目小倉初見参

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【小倉記念】善臣、26年目小倉初見参

 宝塚記念ナカヤマフェスタ)で4年ぶりにGI制覇を決めるなど好調の柴田善臣騎手=美・フリー=が、デビュー26年目で初めて小倉競馬に参戦する。8月1日に実現するもので、メーンの小倉記念ドモナラズに騎乗。30日が44歳の誕生日のベテランが、巧みな手腕で七夕賞に続いてもう1度、相棒を“どうにかする”!!

 「オレ、まだ小倉に行ったことがないから引退する前に乗りたいな」。前走の七夕賞のレース後に呟いた言葉が現実のものとなる。これで念願のJRA全10場で騎乗を達成だ。

 「今まで夏はずっと福島と新潟で乗っていたので、小倉に行く機会がなかった。今年は(九州が)雨の影響で被害を受けた方々も多いので、我々が競馬でうまく盛り上げられれば…と思う」。ヨシトミの言葉からは、競馬を通して被災者を少しでも元気づけたいとの思いが伝わってくる。

 52キロで挑んだ七夕賞を優勝したドモナラズのハンデは、今回は55キロ。「一気の3キロ増はきついが、1コーナーまでにうまく折り合いが付けば問題ない。前回もうまく折り合って競馬できていたしね。頑張りたい」と力を引き出す騎乗を心がける。

 ヨシトミは、『サマージョッキーズシリーズ』は、ラジオNIKEEI賞(アロマカフェ1着10ポイント)、七夕賞ドモナラズ1着10ポイント)、アイビスSDマルブツイースター3着4ポイント)で計24ポイントを獲得。2位の藤岡佑騎手(16ポイント)を引き離して単独トップだ。優勝者には暮れのWSJSへの出場権が与えられる。「今年は東京競馬場でやるし、ただ指をくわえて見ているんじゃ寂しい。楽しいし、できれば乗りたいよ」と、国内外のトップ騎手が競演するイベント出場に闘志をかき立てる。

 30日は44回目のバースデー。ドモナラズで小倉初参戦となる獅子座の夏男が、九州のファンをも唸らせる騎乗で夏競馬を牽引していく。(片岡良典)

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