【阪神SJ】アップトゥデイトが貫禄の逃げ切りV
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3月10日(土) 14:14
【阪神スプリングジャンプ】データ分析(特別編)
ウマニティ
3月10日(土) 10:11
【阪神スプリJ】アップトゥデイト林騎手「ここでは負けられない」
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3月8日(木) 12:05
今週は平地で3重賞が行われ、障害ではJ・GIIの阪神スプリングJが行われる。そこで大本命候補となるアップトゥデイトの手綱を取り続けるのが、ハードル界のレジェンド・林満明騎手(51)だ。
先週終了時点で障害で通算1988戦192勝(平地は80勝)の大ベテランは「この馬は跳び、スタミナ、根性と障害馬としての能力とセンスをすべて持ち合わせている」と全幅の信頼を寄せる。自身はすでに「障害2000回騎乗で騎手を引退する」と公表しており、「次に予定している中山グランドJ(J・GI)でオジュウチョウサン(2016、17年の最優秀障害馬)に一矢報いるためにも、ここでは負けられない」と気合が入る。対オジュウとは過去1勝4敗だが、レジェンドは燃え尽きるまで戦う。
★阪神スプリングJの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
【今週のレース注目点】金鯱賞、フィリーズR、中山牝馬S、阪神スプリングジャンプ
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3月7日(水) 17:52
★中山牝馬S連覇を狙うトーセンビクトリー 姉妹制覇に挑むエンジェルフェイス
今年の中山牝馬S(GIII)には17頭の登録があるが、そのうち4頭がキングカメハメハ産駒。同産駒はJRA重賞通算99勝で、史上4頭目のJRA重賞通算100勝まであと1勝としているが、通算3勝を挙げている中山牝馬Sで節目の勝利を挙げることができるだろうか。
前年の覇者でキングカメハメハ産駒のトーセンビクトリー(牝6歳、栗東・角居勝彦厩舎)は、トップハンデの56キロを背負う。Vならレディアルバローザ(2011、12年)以来2頭目の中山牝馬S連覇となるが、今年も同レースを制すことができるか注目だ。
また、同じくキングカメハメハ産駒のエンジェルフェイス(牝5歳、栗東・藤原英昭厩舎)は、2011、12年に中山牝馬S連覇を遂げたレディアルバローザの妹で、同レースの姉妹制覇がかかる。同一重賞の姉妹制覇は、近年では母シンメイミネルバ産駒のサウンドオブハート(姉、2013年優勝)、カフェブリリアント(妹、2015年優勝)姉妹が阪神牝馬Sを制した例などがあるが、姉に続き中山牝馬Sで勝利を挙げることができるだろうか。
★阪神スプリングJに今年初戦となるアップトゥデイトが4年連続の参戦
J・GI2勝馬アップトゥデイト(牡8歳、栗東・佐々木晶三厩舎)が阪神スプリングジャンプ(J・GII)に登録している。同馬は2015年に中山グランドジャンプ、中山大障害を勝ち、“春秋J・GI制覇”を達成して同年のJRA賞最優秀障害馬を受賞
その後も障害重賞戦線で安定した成績を残しており、昨年末の中山大障害(J・GI)では、スタート直後からレースの主導権を奪って他馬を大きく引き離て逃げたが、ゴール直前でオジュウチョウサンに交わされ2着となった。
アップトゥデイトは阪神スプリングジャンプに3年連続で出走しており、15年4着、16年2着、17年2着という成績を挙げているが、4度目の挑戦で同レース初制覇を遂げることができるだろうか。
なお、同馬に騎乗予定の林満明騎手は、前人未到の障害通算2000回騎乗まであと12回に迫っており、今年の障害競走では7戦3勝(勝率.429)という成績をマークしている。
★フィリーズRに母子3代出走、3連勝中のロードカナロア産駒アンヴァル
11日の阪神では、桜花賞トライアルのフィリーズレビュー(GII)が実施される。2005年優勝馬ラインクラフトは桜花賞、NHKマイルCを制し、2013年優勝馬メイショウマンボはオークス、秋華賞、エリザベス女王杯を制覇。昨年の2着馬レーヌミノルも桜花賞を制しており、牝馬クラシック戦線を占う重要な一戦と言える。
先週実施されたトライアル・チューリップ賞(GII)では、最優秀2歳牝馬ラッキーライラックが勝ち、桜花賞へ向け好発進を決めたが、フィリーズレビューで桜花賞への優先出走権を手にするのはどの馬だろうか。
福島2歳S勝ち馬のアンヴァル(牝3歳、栗東・藤岡健一厩舎)は、昨年9月の初勝利以降3連勝中で、今回が初重賞挑戦となる。同馬は父口ードカナロア、母アルーリングボイスという血統で、祖母のアルーリングアクト(2000年5着)、母のアルーリングボイス(2006年4着)に続き母子3代でのフィリーズレビュー出走となる。果たして、アンヴァルは祖母と母が敗れたフィリーズレビューで重賞初制覇を飾ることができるだろうか。同馬には、藤岡佑介騎手が騎乗する予定となっている。