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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | 9 | 牡5 | 56.0 | 丹内祐次 | 美 斎藤誠 | 490(0) | 1.44.2 | 16.9 | 9 | 36.2 | ⑥⑥④③ | |||
2 | 4 | 6 | 牝4 | 54.0 | 武豊 | 栗 角田晃一 | 514(-4) | 1.44.3 | クビ | 10.4 | 6 | 36.6 | ②②②① | ||
3 | 3 | 3 | 牡6 | 56.0 | 横山和生 | 栗 安田翔伍 | 466(+2) | B | 1.44.4 | クビ | 5.5 | 2 | 36.5 | ③④④③ | |
4 | 3 | 4 | 牡4 | 56.0 | 水口優也 | 栗 中尾秀正 | 498(-2) | B | 1.44.4 | クビ | 5.2 | 1 | 36.6 | ③③②⑤ | |
5 | 7 | 11 | 牡7 | 56.0 | 富田暁 | 栗 野中賢二 | 528(+6) | 1.44.5 | クビ | 7.6 | 5 | 35.6 | ⑪⑪⑩⑨ | ||
6 | 5 | 7 | 牡8 | 56.0 | 池添謙一 | 栗 新谷功一 | 528(+8) | 1.44.6 | 1/2 | 10.7 | 7 | 36.6 | ⑤④④⑤ | ||
7 | 6 | 10 | 牡4 | 56.0 | 角田大和 | 栗 角田晃一 | 506(-4) | 1.45.0 | 2 1/2 | 29.6 | 11 | 36.8 | ⑧⑧⑦⑦ | ||
8 | 2 | 2 | 牡5 | 56.0 | 菱田裕二 | 美 武藤善則 | 480(-4) | 1.45.0 | クビ | 6.7 | 3 | 37.3 | ①①①② | ||
9 | 7 | 12 | 牡7 | 58.0 | 松田大作 | 栗 須貝尚介 | 486(-3) | B | 1.45.4 | 2 1/2 | 7.1 | 4 | 36.8 | ⑩⑩⑨⑩ | |
10 | 8 | 13 | 牡9 | 56.0 | 鮫島克駿 | 栗 池添学 | 496(-2) | B | 1.45.4 | ハナ | 66.9 | 14 | 37.2 | ⑪⑪⑦⑦ | |
11 | 8 | 14 | 牡6 | 56.0 | 吉田隼人 | 栗 谷潔 | 474(-2) | B | 1.46.0 | 3 1/2 | 24.6 | 10 | 36.9 | ⑬⑬⑫⑫ | |
12 | 4 | 5 | 牡5 | 56.0 | 柴山雄一 | 栗 藤岡健一 | 474(-8) | 1.46.2 | 1 1/4 | 34.7 | 12 | 37.2 | ⑧⑧⑫⑬ | ||
13 | 1 | 1 | 牡4 | 56.0 | 石川裕紀 | 美 斎藤誠 | 470(-4) | 1.46.5 | 1 1/2 | 14.2 | 8 | 37.7 | ⑥⑦⑩⑪ | ||
14 | 5 | 8 | 牡5 | 58.0 | 浜中俊 | 栗 矢作芳人 | 540(0) | 1.46.5 | ハナ | 40.0 | 13 | 36.4 | ⑭⑭⑭⑭ |
ラップタイム | 6.7 - 11.3 - 12.3 - 12.7 - 12.4 - 12.3 - 12.0 - 11.8 - 12.7 |
---|---|
前半 | 6.7 - 18.0 - 30.3 - 43.0 - 55.4 |
後半 | 61.2 - 48.8 - 36.5 - 24.5 - 12.7 |
■払戻金
単勝 | 9 | 1,690円 | 9番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 9 | 440円 | 9番人気 |
6 | 330円 | 6番人気 | |
3 | 200円 | 1番人気 | |
枠連 | 4-6 | 4,110円 | 20番人気 |
馬連 | 6-9 | 5,340円 | 30番人気 |
ワイド | 6-9 | 1,650円 | 25番人気 |
---|---|---|---|
3-9 | 1,380円 | 20番人気 | |
3-6 | 1,070円 | 7番人気 | |
馬単 | 9-6 | 12,130円 | 63番人気 |
3連複 | 3-6-9 | 9,490円 | 30番人気 |
3連単 | 9-6-3 | 61,530円 | 225番人気 |
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土曜日の札幌ダートのレース結果、近年のエルムSの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間は月曜日にまとまった雨が降ったものの、火曜日以降は雨量計にあがる降雨はなし。JRA発表の6日早朝における測定含水率はゴール前2.7%、4角3.4%。前週の日曜日早朝がゴール前2.2%、4角2.0%だったので、それに近い水準まで回復している。
土曜日施行のダート1700m戦4鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は3、2、3、1番手。これだけを見ると前有利のように思えるが、3角先頭馬の複勝圏入りは1頭のみ。対照的に上がり3ハロン最速馬は【2.0.2.0】の好成績を収めている。メンバー上位の上がりを出せる馬が優位という捉え方が、もっとも適切だろう。
日曜日の予報(7日8時の時点)は下り坂で微妙な空模様。ただ、予報通りであれば降り出しが早まったとしても、開催中の雨量はそれほどでもなさそう。良(JRA発表)を維持できれば、土曜日の傾向を踏襲する可能性は高いものと思われる。
従って前日に引き続き、長くいい脚を使える馬が有利とみたほうがベター。枠順にはあまり執着せず、好位で溜めが利くタイプや早め進出のマクリ型、それに追随する差し馬を優先したほうがいいだろう。
となれば、頼りになるのは末脚のしっかりしたタイプ。近2走内に上位(3位以内が一応の目安)の上がり3ハロンタイムを記録している馬は、人気の有無にかかわらず押さえておきたいところだ。
なお、近年のエルムSはダート1700~1800mのオープンクラスで連対(2着以内)歴を持つ馬が優勢。札幌で行われた過去5回(2016~2020年)の1~2着馬延べ10頭中9頭が、この条件をクリアしている。該当馬は今年も要注目といえよう。
今回の出走馬で要点(近2走の上がり3ハロン順位+過去実績)を満たしているのは、②アイオライト、③オメガレインボー、⑦ヒストリーメイカー、⑭ダンツキャッスル。よって当欄では、これら4頭を連複の軸候補として推奨する。
日曜日に行われるエルムステークスの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ロードエクレール【A】
札幌ダ併走。上がり重点の内容。頭の位置が高めなのはいつものこと。適度な活気を示し、鞍上の仕掛けに対する反応も悪くない。先行していたフルデプスリーダーがしぶとく粘ったため、見た目は地味だが、この馬のほうが脚いろは良く、手ごたえも互角以上だった。上々の仕上がりだろう。
②アイオライト【B】
函館W単走。頭の位置こそ高めだが、それはこれまでも同様。折り合いはスムーズについていて、脚元の回転は鋭い。適度な前進気勢もある。中5週の割に中間の速い攻めが少なめなのは気がかりも、稽古の雰囲気自体は悪くない。好調キープとみてよさそうだ。
③オメガレインボー【A】
札幌ダ単走。折り合い重視の内容。ゆったりとリズム良く運び、バランスのいい安定した脚さばきでコーナーを回る。直線に入ってからの手前替えも、この馬とすればスムーズ。直線半ばで軽く促された際の反応も良かった。いい仕上がり具合ではないか。
④ブラッティーキッド【B】
札幌ダ単走。直線を向いてから手前を替えず、鞍上が強引に切り替えさせる場面も。ただ、その後はこの馬なりにキビキビと駆けていた。もう少し躍動感が欲しいが、もとより稽古映えしないタイプ。それを思えば許容範囲だろう。順調とみていいのではないか。
⑤アメリカンシード【C】
函館W単走。頭をあげるなど気難しい点は相変わらず。上半身と下半身の連動を欠き、脚力だけで進んでいるような印象を受ける。気性的に抑えるよりも、馬の気分に任せて運んだほうがいいのかも。上位争いに加わるには、ジョッキーの巧みな誘導が不可欠と言えよう。
⑥ウェルドーン【B】
函館W併走。スパッと切れる感じこそないものの、水分を多く含んだコンディションとすれば及第点の動き。鞍上の合図に対する反応も悪くなく、集中して走れている。持ち味のしぶとさを活かせる競馬になれば、見せ場があるかもしれない。
⑦ヒストリーメイカー【B】
札幌ダ併走。この馬らしい安定感のあるフットワークで進む。内から僚馬が迫ると、脚いろを上げて最後は同入の形でゴール。勢いや手ごたえ的には相手にパスされてもおかしくなかったが、それを許さなかった勝負根性は評価できる。及第点のデキとみたい。
⑧ダノンファラオ【B】
札幌ダ併走。手前の切り替えが不器用な点はいつもと同じ。とはいえ、気合乗りは悪くなく、ひと頃に比べて反応も良くなってきた。完璧には至らないまでも、徐々に状態は持ち直してきている。あとは実戦でストレスのかからない位置取りが叶うか否か。それが好凡走の鍵を大きく握る。
⑨フルデプスリーダー【B】
札幌ダ併走。追走のロードエクレールが内から猛然と馬体を併せると、ハミを取って抵抗。しぶとく食らいついた。体を持て余し気味ではあるが、硬さは許容範囲の部類。気合乗りも良く、続戦の疲れは見られない。いい意味での平行線だろう。
⑩ブラックアーメット【B】
札幌ダ単走。首の角度が良く、安定感のあるフットワーク。気合をつけられたぶんだけ、脚を伸ばしているし、体の使い方も悪くなかった。絶好の動きを見せた川崎記念当時の中間に比べると、反応が若干鈍いようにも思えるが、このひと追いで気配はかなり上向きそう。ぞんざいには扱えない。
⑪ロードレガリス【B】
函館W単走。リズム重視の軽めの調整。頭が高めで前肢の出も若干窮屈に映るが、それは長期休養前の好調時も同様。深刻に捉える必要はない。後肢の使い方は悪くなく、この馬自身のパフォーマンスは示している。現状の力を出せる態勢と判断したい。
⑫スワーヴアラミス【B】
札幌ダ併走。首の振り幅にバラつきがあるものの、脚元の動きは力強く、重心もそれなりに低い位置を維持している。ズブいなりに自分から前へ出ようとする気持ちを見せているのも好印象。58キロの斤量は課題だが、デキ自体は悪くない。消耗戦の体力比べになれば、巻き返しの余地は十分にある。
⑬バティスティーニ【C】
札幌ダ単走。キビキビと走れているが、この程度はいつも動く馬。頭の位置が高くピッチ気味の走法から、短距離指向の強いタイプであるのは確か。1回叩いた上積みを多少なりとも見込めるにせよ、すでに9歳の高齢馬。1700m大敗後の同距離重賞で善戦を超えるイメージは浮かんでこない。
⑭ダンツキャッスル【C】
函館W単走。馬場を考慮して無理をさせなかったのか、内めを回って最後に少し仕掛ける程度の内容。首が短めということもあるが、全体的にこぢんまりと映り、走り自体に余裕を感じない。このままでは追走に苦労しそう。上位進出には、展開面の恩恵が必須のように思える。
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◆アイオライト・菱田騎手「ゲートも速いし、レースに行って操縦性が高い。コース替わりも問題ない。1700メートルもぴったりだと思う」
◆アメリカンシード・藤岡師「落ち着きがあっていい調整ができている。うまく折り合いをつけて運べれば、十分やれる力はある」
◆ウェルドーン・角田師「1回叩いてグンと良くなっている。成績が示すようにこの季節はいいと思う」
◆オメガレインボー・横山和騎手「競馬でのあと一歩を何とかしようと、(安田翔)先生やスタッフと話ながらやっています」
◆スワーヴアラミス・野見山助手「昨年よりドッシリして落ち着きが出た」
◆ダノンファラオ・久保助手「レースで真面目に走っていない。環境を変えて、滞在競馬で良さが出ないか」
◆ダンツキャッスル・谷師「使いつつ良くなっていて去年よりいい状態。札幌コースもいいと思う」
◆バティスティーニ・池見助手「前回は流れに乗れなかった。年齢的にガラッと変わったところはない」
◆ヒストリーメイカー・寿助手「本来夏場は良くないタイプだが、今年は体調がいい」
◆ブラックアーメット・角田師「馬場状態よりもペースが大事。重賞でペースが流れてくれれば」
◆ブラッディーキッド・本多助手「成長途上だけど、体の使い方は少しずつ良くなっている」
◆ロードレガリス・川副助手「小倉からの中3週になるけど、上積みはある。口向きも問題ないし、展開も向きそう」
2012年以降(2013年と2021年は函館で施行)の3着以内馬延べ30頭の馬齢を確認すると、4歳から9歳まで幅広い。その一方、7歳以上の好走(3着以内)は前走が重賞で5着以内だった馬に限られる。頭に入れておきたいポイントだ。
(減点対象馬)
⑫スワーヴアラミス ⑬バティスティーニ
2012年以降の1~3着馬延べ30頭の前走使用競馬場をみると、中央・地方を問わずバラエティに富んでいる。ただし、関東圏の中央2場(東京・中山)をステップに臨んだ馬の好走(3着以内)例は皆無。該当馬は疑ってかかるべきだろう。
(減点対象馬)
⑤アメリカンシード
2012年以降、前走1着馬を除くと、前走の単勝人気が7番人気以下だった馬が2着連対圏入りを果たしたケースはゼロ。相応の勢いがないと、前走が低評価だった馬の上位進出は難しい。
(減点対象馬)
⑥ウェルドーン ⑦ヒストリーメイカー ⑧ダノンファラオ ⑪ロードレガリス ⑫スワーヴアラミス ⑬バティスティーニ ⑭ダンツキャッスル
2012年以降、前走北海道エリア(函館・札幌)戦4着以下敗退から巻き返しに成功(3着以内)した馬は、2019年2着のハイランドピーク1頭のみ。同馬は前年のエルムSを制していた。当レースでの勝利経験がない、前走北海道エリア凡走馬は狙いづらい印象を持つ。
(減点対象馬)
③オメガレインボー ⑩ブラックアーメット ⑬バティスティーニ ⑭ダンツキャッスル
2012年以降の1~2着馬延べ20頭はいずれも、前走からの間隔が中3週以上だった。中2週以内の臨戦馬は劣勢を強いられている。
(減点対象馬)
④ブラッティーキッド
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2019年2着のハイランドピーク(8位、10番人気)や2021年2着のオメガレインボー(14位、7番人気)のように、低指数の人気薄の激走がたまに発生するが、全体を通して見るとこのレースは高指数かつ上位人気の馬が安定して力を発揮する傾向にある。直近5年は6位以内の馬が必ず2頭3着以内に入っている点で共通。うち4回は2頭ともが5番人気以内となっている。軸を決める際は無理に捻る必要はない。人気と実力の伴った馬を素直に信頼すれば、自ずと好結果を呼び込めるだろう。
中心視したいのは、昨年のこのレースの勝ち馬でU指数1位の評価を受けている⑫スワーヴアラミス(99.5)。札幌実績、千七実績は文句なく、臨戦過程にも不安はない。58キロの克服がカギになりそうだが、高い舞台適性がそれを上回るとみる。
次いで注目できるのが、昨年2着の4位③オメガレインボー(96.6)と、約1年ぶりのレースとなった前走で高い能力を示した3位⑪ロードレガリス(98.1)。最後に、展開がハマったときの一発が怖い5位⑬バティスティーニ(96.4)を押さえておきたい。
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昨年はハーツクライ産駒の4番人気スワーヴアラミスが勝利し、20年タイムフライヤーに続いて同種牡馬は別場所ながらに2連覇を達成することになった。
札幌ダート1700m施行時にはGraustarkやHis Majesty、Tom RolfeといったRibot系種牡馬の底力が活きやすい傾向が見受けられ、20年タイムフライヤー、19年モズアトラクション、18年ハイランドピーク、直近3年の勝ち馬はいずれもGraustarkの血脈を持つ。また、古くは03年1着アドマイヤドン、06年3着オーガストバイオ、10年1着クリールパッションと母の父にトニービンを配された馬が上位を賑わせたが、近年においても20年1着タイムフライヤー(父ハーツクライ)、19年1着モズアトラクション(父ジャングルポケット)、16&14年2着クリノスターオー(父アドマイヤボス)など、トニービンの血を引く馬の好走は続いている。
スワーヴアラミスは、父ハーツクライ×母ベイトゥベイ(母の父Sligo Bay)。本馬は昨年の勝ち馬で、先述のとおり種牡馬として目下2連覇中と勢いに乗るハーツクライの産駒でもある。北海道のダート1700mでは「3-1-0-0」と抜群の相性を示しており、2着に取りこぼした一戦においても59kgの斤量を背負った21年大沼Sとあれば、今回の58kgという斤量も杞憂だろう。リピート好走が目立つ傾向を踏まえても、やはりぞんざいには扱えない。
オメガレインボーは、父アイルハヴアナザー×母ワイキューブ(母の父アグネスタキオン)。父はTom RolfeとHis Majestyを併せ持つ種牡馬で、昨年2着の本馬はもちろん、2年前の札幌開催時にもアナザートゥルースが3着と好走。なお、母の父も種牡馬として15年1着ジェベルムーサを出した。前走は1番人気に応えられず4着に敗れているものの、内前有利の展開を中団外から追い上げた内容は悪くなく、ひと叩きされた今回は前進必至だろう。
ブラッティーキッドは、父シニスターミニスター×母デザートレジーナ(母の父タヤスツヨシ)。同種牡馬は過去に出走例が1頭しかいないものの、14年インカンテーションが10番人気3着と二ケタ人気で波乱を演出。また、本馬においては2代母の父にトニービンの血を引くことも強調しやすい。中央再転入後は1勝クラス、2勝クラス、3勝クラス、いずれも北海道のダート1700mで3連勝。持ち時計も遜色ないだけに重賞でも楽しみは大きい。
編集部(以下、編) 夏場は芝のレースが多く組まれていますが、今週は2つのダート重賞が行われます。
新良(以下、新) もう恒例になった感がありますね。「真夏のダート祭り」といったフレーズもよく耳にします。
編 新潟は3歳限定のレパードS。札幌は古馬によるエルムS。いずれも楽しみなメンバー構成になりました。
新 ただ、実力伯仲ゆえに予想は難しい(苦笑)。レース選択からして悩みました。
編 悩んだ末にどちらを選んだのでしょうか?
新 エルムSです。ここは小沢大仁騎手から池添謙一騎手に乗り替わる⑦ヒストリーメイカーに注目しています。
編 前走のプロキオンSでは久々の連対。人気を落としていましたので、高配当の使者になりました。
新 ムラなタイプなので好走のタイミングをつかむのはなかなか大変ですが、前走で2着に激走した理由はおもに2つ考えられます。
編 それはなんでしょうか?
新 ひとつは展開です。先行勢が前半から飛ばしていって総崩れとなり、それらを好位で見ていた馬たちでの決着となりました。末脚を武器にしているこの馬向きの流れになった点は大きいでしょう。
編 もうひとつの理由は?
新 ブリンカーですね。普通はブリンカーを装着して好走、というパターンが多いですが、この馬は逆で、ブリンカーを着けたことによって2走前、3走前はパフォーマンスを落としてしまっていました。前走は再びブリンカーを外しましたので、それが大きく影響したんだと思います。
編 なるほど。今回もブリンカーの装着はなし。ということは……。
新 前走同様、力をフルに発揮できる状態とみていいでしょう。メンバー的に前に行きたい馬が多く、ハイペースになりそうな点もプラスです。連続好走してもまったく驚けません。
編 馬の好走条件は整ったわけですね。
新 8歳馬ですがまだまだ元気ですし、夏場の好走歴もあります。おおいに期待できるでしょう。
編 続いて、ジョッキーの推し要素を教えてください。池添騎手はテン乗りになりますが、やってくれそうでしょうか?
新 まず、札幌ダ1700mというのがいいですよね。池添騎手はこのコースを本当に得意にしていて、2021年以降は勝率25.0%と圧倒的な成績を収めています。これは、4戦1勝といったように、分母の小さいデータではなく、24戦6勝という、しっかり数をこなしてのもの。当然、価値は高いです。
編 素晴らしいですね。得意意識を持っているに違いない。
新 でしょうね。言うまでもなく、メンバー中トップの成績で、単勝回収率も238%を誇っています。
編 逆らってはいけませんね。
新 絶対に逆らってはダメです(笑)。完全に手の内に入れていますから。
編 池添騎手と言えば、先週のクイーンSを勝って勢いに乗っています。
新 馬の個性と能力をフルに引き出した、パーフェクトに近い騎乗だったと思います。騎手がうまく乗れば勝ち負けになるようなシチュエーションで、勝負強さを発揮するのが池添騎手です。2週連続V、あってもおかしくありません。
編 ヒストリーメイカーは、さすがに前走よりは売れるでしょうが、それでも食指の動くオッズを示しそうです。
新 来ればそこそこの配当を提供してくれるはずですので、あわよくば1着、少なくとも3着以内を目指して頑張ってもらいましょう!
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