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エルムS G3

日程:2024年8月4日() 札幌/ダート1700m

エルムSデータ分析

コース図札幌ダート1700m

かつては北海道エリアでのダート1700mのオープン特別組が好相性だったが、7~8月の開催となった2012年以降は沈滞気味。馬券絡みの多くが4番人気以内の人気サイドで、妙味は薄いと言わざるを得ない。これに代わって好調なのが、前走1800m以上の重賞(中央、地方不問)出走馬。2012年以降は2勝、2着5回、3着7回と、その躍進ぶりは目覚ましい。なかでも、当レースと同距離のダート1700mで1着経験のある馬の好走率が高く、該当馬がいれば迷わずこちらから入りたい。舞台となる札幌ダ1700mは平坦小回りで、直線も約260mと短い。勝ち負けに加わるためには、最低でも中団より前のポジションを取りたいレースだ。(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)

【人気】
2008年以降、1番人気は【3.1.4.7】という成績。悪くはないが良くもないという印象で、2~5番人気あたりを狙ったほうが回収的には効率がいい。以下の人気についても同様で、7~9番人気の好調がやや目立つ程度。極端な人気薄を除けば、「人気」というファクターを過度に意識する必要はない。

◆人気別成績(過去20年)

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気 3-2-5-10 15.0% 25.0% 50.0% 30.5% 60.5%
2番人気 7-2-2-9 35.0% 45.0% 55.0% 156.5% 92.0%
3番人気 3-2-1-14 15.0% 25.0% 30.0% 91.0% 52.5%
4番人気 2-4-1-13 10.0% 30.0% 35.0% 107.5% 94.5%
5番人気 1-3-2-14 5.0% 20.0% 30.0% 45.0% 97.5%
6~9番人気 4-5-5-66 5.0% 11.3% 17.5% 130.9% 78.5%
10番人気以下 0-2-4-77 0.0% 2.4% 7.2% 0.0% 59.0%

◆単勝オッズ別成績(過去20年)

単勝オッズ着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1.9倍以下 2-2-1-1 33.3% 66.7% 83.3% 51.7% 90.0%
2.0~2.9倍 0-0-2-3 0.0% 0.0% 40.0% 0.0% 52.0%
3.0~4.9倍 7-3-3-12 28.0% 40.0% 52.0% 112.8% 80.8%
5.0~7.9倍 3-3-2-20 10.7% 21.4% 28.6% 58.2% 53.9%
8.0~14.9倍 5-8-3-28 11.4% 29.5% 36.4% 115.5% 106.6%
15.0~19.9倍 1-1-1-18 4.8% 9.5% 14.3% 80.5% 64.8%
20.0~49.9倍 2-2-8-51 3.2% 6.3% 19.0% 119.8% 118.4%
50.0倍以上 0-1-0-70 0.0% 1.4% 1.4% 0.0% 18.0%

◆配当(過去10年)

馬券種最高配当最低配当平均配当
単勝 2,850円 300円 1,017円
複勝 870円 110円 344円
枠連 4,110円 490円 1,676円
馬連 9,660円 850円 4,031円
ワイド 5,580円 320円 1,792円
馬単 24,260円 1,560円 8,245円
3連複 40,610円 1,450円 16,558円
3連単 200,220円 7,700円 92,980円

【脚質】
脚質については先行勢が他を圧倒している。2008年以降、4角先頭馬が2勝、2着5回、3着5回をマークしているように、前はそう簡単には止まらない。3着以内馬45頭のうち31頭までが、4角を3番手以内で通過した馬で占められている。中団以下から上位に食い込むのは至難の業。軸馬は必ず、前めのポジションを取れる馬のなかから選びたい。

◆脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ 0-2-5-13 0.0% 10.0% 35.0% 0.0% 110.0%
先行 18-17-6-32 24.7% 47.9% 56.2% 236.2% 155.6%
差し 2-1-7-76 2.3% 3.5% 11.6% 21.4% 58.7%
追込 0-0-2-82 0.0% 0.0% 2.4% 0.0% 6.1%

【枠順】
2008年以降の札幌開催における当レースの結果を検証すると、内枠の成績が振るわないことに気付く。1~3枠から連対を果たした馬は、すべて4番人気以内の人気サイド。配当妙味を考慮するのであれば、内枠を優先する理由はひとつもない。一方で、8枠の成績もイマイチ。10番人気2着と穴をあけた2019年のハイランドピークのような例もあるが、基本的に旨味は少ない。内すぎず外すぎずの中枠を中心に狙うのが、当レースの基本スタンスと言えよう。

◆枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠 1-0-2-16 5.3% 5.3% 15.8% 19.5% 56.8%
2枠 1-2-1-17 4.8% 14.3% 19.0% 58.1% 85.2%
3枠 2-3-4-18 7.4% 18.5% 33.3% 57.0% 87.8%
4枠 5-4-2-26 13.5% 24.3% 29.7% 138.6% 73.8%
5枠 3-4-2-30 7.7% 17.9% 23.1% 26.7% 70.8%
6枠 3-1-3-33 7.5% 10.0% 17.5% 64.5% 61.5%
7枠 2-2-3-33 5.0% 10.0% 17.5% 35.0% 58.8%
8枠 3-4-3-30 7.5% 17.5% 25.0% 145.0% 89.5%

【血統】
近年は、パワーもしくはスタミナ型のサンデーサイレンス系が優勢。とりわけ、道悪など時計の速い馬場では好走率が一段とアップするので、十分な警戒が必要だ。ほかでは、スピードとパワーを兼備したノーザンダンサー系やミスプロ系を父もしくは母の父に持つ馬の活躍も目立つ。こちらは、前走から距離短縮のローテで臨んだ馬、あるいは前走で1番人気に支持された馬が、毎年のように上位を賑わせている。条件を満たす馬の出走があれば、必ず馬券に絡めるようにしたい。

◆同コース種牡馬別成績(札幌競馬場/ダート/1700m/過去5年)集計期間:2018/09/03~2023/09/03

種牡馬着別度数勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1 ヘニーヒューズ 14-8-6-65 15.1% 23.7% 30.1% 84.7% 133.2%
2 ハーツクライ 9-11-4-41 13.8% 30.8% 36.9% 97.2% 106.2%
3 マジェスティックウォリアー 9-9-10-39 13.4% 26.9% 41.8% 172.2% 142.4%
4 シニスターミニスター 8-11-4-59 9.8% 23.2% 28.0% 74.0% 112.2%
5 ルーラーシップ 8-5-7-67 9.2% 14.9% 23.0% 38.3% 70.2%
6 パイロ 7-2-3-35 14.9% 19.1% 25.5% 120.4% 60.2%
7 キズナ 7-1-1-37 15.2% 17.4% 19.6% 81.1% 33.0%
8 ドレフォン 6-7-4-32 12.2% 26.5% 34.7% 60.0% 86.1%
9 ロードカナロア 6-6-5-56 8.2% 16.4% 23.3% 46.6% 82.7%
10 ディープインパクト 6-3-4-36 12.2% 18.4% 26.5% 104.7% 120.4%
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