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ミッキーアイル(競走馬)

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【アーリントン】レース展望

2017年2月20日(月) 19:08

 関西圏も開催が替わり、今年初めて阪神での開催となる。その初日となる土曜メインは、3歳馬による第26回アーリントンカップ(25日、GIII、芝1600メートル)。過去の優勝馬ではエイシンプレストンダンツフレームタニノギムレットウインクリューガーシーキングザダイヤジャスタウェイコパノリチャードミッキーアイルと数多くが出世街道を歩んだ。今年も、同距離のNHKマイルCはもちろん、皐月賞、ダービーを狙うスターホースが出現するか、注目の一戦だ。

 ペルシアンナイト(栗東・池江泰寿厩舎、牡)が重賞初制覇を狙う。1番人気に支持された前走のシンザン記念は、勝ったキョウヘイから0秒2差の3着。しかし、重馬場で身上の切れ味をそがれ、直線でかなり窮屈になりながらもいったんは先頭に立ち、最後まで踏ん張ったのは地力の証しだ。前走を除いた3戦で上がり3ハロン最速をマーク。伯父に18日に心臓疾患のため18歳で急死した種牡馬ゴールドアリュールがおり、血統面からも大舞台を狙える逸材だ。フェブラリーSゴールドドリームで制したミルコ・デムーロ騎手が騎乗予定。4週連続重賞Vがかかる。開幕週の絶好馬場で、自慢の瞬発力をフルに発揮できれば、結果はおのずとついてくるはずだ。

 新潟2歳Sを制したヴゼットジョリー(栗東・中内田充正厩舎、牝)も有力だ。前走の阪神ジュベナイルフィリーズは3カ月半の休み明けでマイナス10キロと馬体が寂しく映ったにもかかわらず、直線では内から伸びて5着と能力は示した。レースセンスが高く、先行、差しとどちらにも構えられる点が強みだ。馬体が回復し、1月下旬からじっくりと乗り込まれており、休み明けでも態勢は万全。重賞2勝目のチャンスだ。

 キョウヘイ(栗東・宮本博厩舎、牡)は前走のシンザン記念で重馬場を苦にせず、最後方から鮮やかな差し切り勝ち。道悪の強さは、不良馬場で行われた2009年のダービーで2着だった父リーチザクラウン譲りだ。他の馬を気にして力む面があり、今回も後方で脚をため、最後の直線にかけるスタイルを貫くだろうが、末脚の破壊力は短距離からマイル戦に転じた近2走で証明している。逃げ、先行有利の開幕週でも、直線の長い阪神の外回りなら期待できそうだ。

 ディバインコード(美浦・栗田博憲厩舎、牡)は、父マツリダゴッホ譲りの軽快な先行力が武器。これまで福島→新潟→中山→東京→中山で5戦して、【2・2・1・0】。コースを問わず上位争いを演じており、初めての阪神でも割引にはならないだろう。2走前のGII京王杯2歳Sは0秒6差の3着、前走のオープン特別・ジュニアCではタイム差なしのクビ差2着と好走。重賞初制覇を成し遂げても不思議はない。

 レッドアンシェル(栗東・庄野靖志厩舎、牡)は、デビュー連勝を飾った素質馬。3戦目となった前走の朝日杯フューチュリティSは8着に終わったが、レース前に激しくイレ込み、道中も他馬と接触してイライラしていたことが敗因だ。気性面に課題は残るが、「重賞で上位に入る力はある」と庄野調教師。巻き返しが注目される。

 調教師試験に合格し、日曜の競馬を最後に引退する武幸四郎騎手は、このレースが最後の重賞騎乗となる可能性が高い。パートナーはミラアイトーン(栗東・池江泰寿厩舎、牡)だ。小倉でのデビュー戦から3戦全てで手綱を取り、3戦2勝の好成績。前走の京都500万下は、上がり3ハロン33秒8の瞬発力を発揮し、1馬身1/4差の快勝だった。1997年3月1日が初騎乗で、その翌日に11番人気オースミタイクーンマイラーズCで重賞初騎乗初勝利を挙げた“意外性の男”。思い出の阪神マイルで、有終の美が見られるかもしれない。

 昨年の年度代表馬キタサンブラックが所属する栗東・清水久詞厩舎は2頭出し。レースセンスがあり、大崩れしないナンヨーマーズ(牡)と、父ジョーカプチーノ譲りのスピードが武器のジョーストリクトリ(牡)だ。ジョーストリクトリには、武豊騎手が騎乗予定。重賞での最後になりそうな兄弟対決の行方も見逃せない。

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【阪急杯】レース展望 2017年2月20日(月) 17:42

 開幕週の阪神日曜メインは、第61回阪急杯(26日、GIII、芝1400メートル)。1着馬に高松宮記念(3月26日、中京、GI、芝1200メートル)の優先出走権が与えられる重要ステップレースだ。2013年のロードカナロア、14年のコパノリチャードはここを制し、本番も連勝。昨年の覇者ミッキーアイルも本番で2着に好走している。今年はフルゲート18頭のところ、登録は14頭と少ないが、開幕を待ち望んだファンの期待に応える熱戦が期待できそうだ。

 シュウジ(栗東・須貝尚介厩舎、牡4歳)は古馬相手の重賞で惜敗が続いていたが、前走で今回と同舞台のGII阪神Cを制覇。中団から鋭く伸びて、先に抜け出した皐月賞イスラボニータをゴール前で捕らえ、アタマ差で小倉2歳S以来の勝利を飾った。少し間隔はあいたが、乗り込みは十分で、川田将雅騎手とのコンビ継続も魅力。開幕週のスピード勝負は歓迎で、中心の座は揺るがない。

 ロサギガンティア(美浦・藤沢和雄厩舎、牡6歳)は連覇がかかっていた前走の阪神Cで5着に終わったが、シュウジとは0秒2差。ともに上がり3ハロンはメンバー最速の34秒8で、位置取りの差が出たレースだった。前走後は在厩で調整し、十分に動ける態勢。今回は、前走でシュウジより1キロ重かった斤量面が逆転する。四位洋文騎手とは初コンビになるが、ダービー2勝のベテランなら何ら不安はない。

 実績では休み明けの2頭がリードしているが、ほかの馬には順調に使っている強みがある。シュウジと同厩で昨年の3着馬ブラヴィッシモ(牡5歳)も、得意舞台で一変を狙う一頭だ。阪神芝1400メートルでは【2・1・2・1】で複勝率は8割を超える。近3走の京都では振るわなかったが、このコースでは見直しが必要だろう。逃げ差し自在の脚質で、道悪も苦にしない。今回は武豊騎手との初コンビ。先週までに17勝を挙げ、連対率.370、複勝率.478を誇る名手の手綱は魅力だ。

 ミッキーラブソング(栗東・橋口慎介厩舎、牡6歳)も侮れない。昨年のこのレースは4着で、その前の京都金杯でも3着に好走している実力馬。昨年5月のオープン特別・安土城Sを1番人気に応えて1馬身半差で快勝した後の4戦は、好結果が出ていないが、安土城Sを制したときの鞍上、松若風馬騎手に戻るのは好材料だ。馬群の外めで流れに乗れれば好走できるタイプで、開幕週の絶好馬場も悪くない。全6勝中4勝をマークする得意距離で、変わり身に注意したい。

 トーキングドラム(美浦・斎藤誠厩舎、牡7歳)は、堅実な走りが魅力。徐々に力をつけ、デビュー21戦目で初の重賞挑戦だ。オープン初挑戦だった前走の洛陽Sも、早めに動く形になったにもかかわらず、しぶとく粘って0秒4差の4着。美浦に戻ってから中1週の競馬となるが、状態面は申し分ない。幸英明騎手の騎乗も2度目。全8連対中5連対の芝1400メートル戦で、上位争いが期待できる。

 他にも、祖母がトゥザヴィクトリーという良血で「オープンで通用する馬」とシェーン・フォーリー騎手が評価するメドウラーク(栗東・橋田満厩舎、牡6歳)、前走のGIIIシルクロードS(4着)で最後方から鋭い末脚を見せていたヒルノデイバロー(栗東・昆貢厩舎、牡6歳)も、【1・1・0・0】と好相性の古川吉洋騎手とのコンビで上位を狙う。阪神で5勝を挙げているコース巧者テイエムタイホー(栗東・鈴木孝志厩舎、牡8歳)にも注意を払いたい。

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【阪急杯】シュウジ、スプリント王座へまた前進 2017年2月20日(月) 16:52

 西の舞台は京都から阪神に移る。開幕を飾る高松宮記念の前哨戦「第61回阪急杯」(26日、GIII、芝1400メートル)は、阪神Cを制したシュウジの1強ムードだ。

 昨年はNHKマイルC12着のあと、スプリント路線にシフト。函館SSキーンランドCで連続2着からスプリンターズSでも4着と健闘し、暮れの阪神Cで小倉2歳S以来の勝利をあげた。

 それからひと息入れた今回は、厚みを増した馬体とともに、動きもさらにパワーアップ。15日の坂路は4F49秒8、ラスト1F12秒0の猛時計で、ともに登録したブラヴィッシモ(4F51秒1)を2馬身半突き放した。

 「相手も動いているんだけどね。それにしても上がりの2F(11秒7−12秒0)がすごかった。もちろん文句なし。馬体は増えているはずなんだけど、それでいてこの動きだから。すべてが成長分だし、直前はサッとやるだけでいい」と、須貝調教師は自信満々。

 「ここはあくまでも前哨戦。いいステップになればいい」と、最優秀短距離馬ミッキーアイルが引退して群雄割拠のスプリント界を引っ張っていく構えだ。(夕刊フジ)

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【共同通信杯】レース展望 2017年2月6日(月) 15:05

 東京開催は3週目。日曜はメインで伝統の3歳重賞、第51回共同通信杯(12日、GIII、芝1800メートル)が行われる。昨年のこのレースを制したディーマジェスティは、皐月賞へ直行して見事に優勝。一昨年の1着リアルスティールは、クラシックでは2、4、2着と勝つことはできなかったが、昨年3月のドバイターフで悲願のGI制覇を遂げた。また、リアルスティールの2着だったドゥラメンテは、その年の春2冠馬。ほかにも、2012年ゴールドシップ、14年イスラボニータが、このレースを制して皐月賞馬となった。過去5年のうち4年は、皐月賞馬がここで連対していたことになる。今年も、クラシックで好勝負を期待できるスター候補が登場するか、注目の一戦だ。

 ディープインパクト産駒ムーヴザワールド(栗東・石坂正厩舎、牡)が、2度目の東上で重賞初Vを狙う。1番人気に支持された前走の東京スポーツ杯2歳Sでは、クビ、ハナ差でタイム差なしの3着に敗れた。エンジンがかかるまでの反応が遅かったが、上がり3ハロン33秒8の末脚を使い、能力の高さは明らか。母リッスンは英GIフィリーズマイルを勝った活躍馬で、一昨年のローズSを制し、エリザベス女王杯で3着に好走したタッチングスピーチを全姉に持つ良血馬。きさらぎ賞を登録だけで見送り、必勝気配が漂う。ひと冬を越し、精神面に成長が見られれば、前走以上の走りは可能だ。なお、デビュー2戦で手綱を取ったクリストフ・ルメール騎手から戸崎圭太騎手に乗り替わりとなる。

 前走の東スポ杯2歳Sでムーヴザワールドに先着し、2着だったスワーヴリチャード(栗東・庄野靖志厩舎、牡)も、Vは譲れない。勝ったブレスジャーニーや、3着ムーヴザワールドを上回る上がり3ハロン33秒6をマーク。その末脚は父ハーツクライ譲りの破壊力だ。引き続き、デビュー戦から手綱をとる四位洋文騎手とのコンビ。ダービー2勝を誇るベテランジョッキーの手綱さばきにも注目したい。

 エアウィンザー(栗東・角居勝彦厩舎、牡)は、デビュー戦でムーヴザワールドのクビ差2着。2戦目の京都芝2000メートルで初勝利を挙げ、前走の500万下・福寿草特別では3/4馬身差の2着と底を見せていない。昨年のクラシックで善戦したエアスピネルの全弟で、兄同様、武豊騎手がデビュー戦から競馬を教え込んでいる。重賞初挑戦だが、2月5日の東京新聞杯で3着と不覚を取った兄のぶんまで期待がかかるところだ。

 昨年の最優秀短距離馬ミッキーアイルの半弟にあたるタイセイスターリー(栗東・矢作芳人厩舎、牡)は、前走のシンザン記念で1馬身差の2着。500キロを優に超える大型馬で、切れる印象はないが、重馬場の前走でもしっかり脚を使ったように、開催後半のタフな馬場状態を味方にできれば上位進出は可能だ。今回はルメール騎手に乗り替わって挑む。

 関東馬は劣勢ムードだが、使いつつ力をつけているアサギリジョー(美浦・相沢郁厩舎、牡)は軽視できない。前走の京成杯はしぶとく伸びて0秒3差の5着。01年の覇者ジャングルポケットに続く父子制覇、そして鞍上の石川裕紀人騎手には重賞初制覇の期待がかかる。

 チャロネグロ(美浦・大和田成厩舎、牡)は新馬戦でいいところなく9着と敗れたが、ひと叩きされた前走は鋭い決め手を発揮して鮮やかな差し切り勝ち。セレクトセールで7128万円(税込み)の値がついた期待馬が見事な変わり身を見せた。今回は内田博幸騎手とのコンビ。スケールは大きく、ここが試金石の一戦となる。

 ハナレイムーン(美浦・堀宣行厩舎、牝)、コマノレジーナ(美浦・菊川正達厩舎、牝)、ビルズトレジャー(美浦・田中剛厩舎、牝)の3頭はいずれも素質を感じさせるが、土曜のクイーンC出走が本線。除外された場合にここへ回ってきた場合は、注意が必要となる。

 公営・大井からはサイバーエレキング(佐々木洋一厩舎、牡)が参戦。母シスターエレキングは交流GIIエンプレス杯2着など活躍し、近親にも東京大賞典や帝王賞を制したアブクマポーロがいるように血統はダート向きの印象だが、未知の芝でどんな走りを見せるか、注目したい。

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【東京新聞杯】ブラックスピネル、ミルコ魔術で逃走V! 2017年2月6日(月) 05:09

 第67回東京新聞杯(5日、東京11R、GIII、4歳上オープン国際、別定、芝1600メートル、1着本賞金3900万円 =出走10頭)好スタートを切ったミルコ・デムーロ騎乗の3番人気ブラックスピネルが、超スローペースに持ち込んでまんまと逃げ切り、重賞初制覇を果たした。タイム1分34秒9(良)。次走はマイラーズCの予定で、安田記念が春の大目標となる。クビ差2着は5番人気のプロディガルサン。1番人気エアスピネルが3着で、4歳馬が上位を独占した。

 東京の長い直線を先頭のまま加速していった。3ハロン37秒2のウルトラスローペースを、ブラックスピネルが上がり3ハロン32秒7で逃げ切りV。京都金杯ハナ差2着の雪辱を果たして、重賞初Vを飾った。

 「京都でも音無先生の馬が勝っていたからね。返し馬からずっと手応えがよかったし、いい馬です。大好きですよ」

 今年重賞初勝利のミルコ・デムーロ騎手が満面の笑みを見せた。少頭数で逃げ馬不在。スローペースは覚悟していたが、「ハナを切ることは考えていなかった」。それでも、好スタートを切ったことで思い切って逃げの手で勝負に出た。

 「物見して息が入っていた。ずっと(柴田)大知の馬(マイネルアウラート)が来ていたのもよかったね」

 リラックスと、ほどよい緊張感が最後の爆発力につながった。プロディガルサンの猛追もクビ差しのいでフィニッシュ。きさらぎ賞で1、3着に入った厩舎の勢いはここでも止まらなかった。

 京都でテレビ観戦した音無調教師は「前につけてほしい、とは言ったけど、まさか逃げるとは」と驚きを隠せない。昨年の最優秀短距離馬ミッキーアイルが引退した厩舎に、新たなスター候補が誕生。この日、馬を引いていたのは、アイルを担当していた平井助手だ。今回だけの担当だったようだが「代打だからこそ勝負のつもりでした。体も絞ってつくりましたから」と胸を張った。

 この後はマイラーズC(4月23日、京都、GII、芝1600メートル)を予定。もちろんその先には安田記念(6月4日、東京、GI、芝1600メートル)という大目標が控えている。逃げても豪脚が繰り出せるブラックスピネルに、マイル王への道が開けた。 (柴田章利)

★「ドキドキしちゃった」60万円ゲット

 クラブ法人サンデーサラブレッドクラブでブラックスピネルに出資(40分の1)しているタレント、カンニング竹山(45)が5日、フジテレビ系「みんなのKEIBA」に出演。愛馬の重賞初Vを見届けた。「放心状態で、ただドキドキしちゃった…。(M・デムーロは)うまいね〜」と満面の笑み。他の出演者から祝福された。

 竹山はブラックスピネルが初めての出資馬。同馬は総額2800万円(1口70万円×40口)で募集され、すでに1億4000万円以上を獲得している。東京新聞杯は1着本賞金が3900万円。進上金やクラブ手数料、消費税などが引かれ、約60万円が竹山の手元に入る計算だ。キタサンブラックを所有する歌手、北島三郎(80)に続き、芸能界と競馬界が活気づいている。

★5日東京11R「東京新聞杯」の着順&払戻金はこちら

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【シルクロード】ダンス最速末脚で史上初連覇! 2017年1月30日(月) 05:08

 第22回シルクロードステークス(29日、京都11R、GIII、4歳上オープン国際、ハンデ、芝・内1200メートル、1着本賞金3900万円=出走13頭)武豊騎乗で3番人気のダンスディレクターが、メンバー最速の末脚(3ハロン33秒1)で差し切り、重賞2勝目を挙げた。同レース史上初の連覇で勢いをつけた7歳馬は、高松宮記念(3月26日、中京、芝1200メートル)でGI奪取を狙う。タイム1分7秒8(良)。2着はセイウンコウセイ、3着はセカンドテーブル。1番人気のネロは11着に敗れた。

 レース直前に降り始めた雨も、トップタイのハンデ57・5キロも何のそのだ。ダンスディレクターが、鮮やかに差し切って史上初の連覇を達成。コンビ2戦目でVに導いた武豊騎手は、笑顔で振り返った。

 「最後の直線にかけて、よく伸びてくれました。一瞬の脚はいいものがあって、いいスプリンターだと思います」

 スタートは五分に出たが、道中は中団後方でじっくり構えた。「ラストはいい脚を使えるので、道中はむだに動かないと決めていた」。1、2番人気のネロソルヴェイグが前で引っ張る中でも鞍上に迷いはなかった。最後の直線半ばでスムーズに外に持ち出すと、ためていたパワーを一気に発散。メンバー最速の上がり3ハロン33秒1の末脚を繰り出してゴールに飛び込んだ。

 過去11頭の前に立ちはだかった連覇の壁を乗り越えての重賞2勝目。存在感を示した7歳馬は、昨年はレース当週に左前脚の筋肉痛で無念の出走回避となった高松宮記念へ直行する。笹田調教師が「いうことがないね。年を重ねても健在というところを見せてくれた。去年は残念だったから、その分もね」と力を込めれば、武豊騎手は「まだまだ活躍できると思います」と太鼓判を押した。この日、昨年の最優秀短距離馬ミッキーアイルが電撃引退を発表。戴冠のチャンスは十分ある。

 前週はマカオ遠征で不在だった武豊騎手は、土、日で6勝を挙げてリーディング2位に浮上した。また、笹田厩舎の管理馬では、京都金杯のエアスピネルに続き、今年の重賞2勝目。今週はその相棒とともに東京新聞杯(GIII、芝1600メートル)に臨む。

 「またがんばります」

 勝ってかぶとの緒を締めた名手は、如月に替わっても主役を務めそうだ。 (川端亮平)

★29日京都11R「シルクロードステークス」の着順&払戻金はこちら

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GI2勝ミッキーアイル電撃引退…種牡馬入りへ 2017年1月30日(月) 05:00

 マイルCSなどを勝ち、昨年の最優秀短距離馬に輝いたミッキーアイル(栗・音無、牡6、父ディープインパクト)が29日、引退して種牡馬入りすることになった。当初は阪急杯で始動して高松宮記念に向かう予定だったが、同日に競走馬登録を抹消。今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬になる予定で、26日に現地に入っている。

 音無調教師は「年内(2017年限り)で引退する予定でしたが、関係者と協議して決まりました。今からスタリオンに入れば今シーズンの種付けに間に合うということで、馬体に何かがあったわけではありません」と経緯を説明。「スプリントからマイルまで走ったディープインパクト産駒ではめずらしいタイプ。そういう子の誕生を期待していますし、産駒を管理できればうれしいですね」と結んだ。

 通算20戦8勝(うち海外1戦0勝)で、重賞は6勝。GIは14年NHKマイルC、16年マイルCSの2勝。総獲得賞金5億2948万1000円。昨年12月の阪神C6着がラストランになった。

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最優秀短距離馬ミッキーアイルが競走馬登録を抹消 2017年1月29日() 10:26

 2016年のマイルチャンピオンシップ・GIなどを制し、同年のJRA賞最優秀短距離馬に選出されたミッキーアイル(牡6歳、栗東・音無秀孝厩舎、父ディープインパクト)が、1月29日付で競走馬登録を抹消した。今後、北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。

 同馬は13年9月にデビューし、通算20戦8勝(うち海外1戦0勝)。重賞は14年シンザン記念・GIII、アーリントンC・GIII、NHKマイルC・GI、スワンS・GII、16年阪急杯・GIII、マイルCS・GIの計6勝。獲得賞金は5億2948万1000円(付加賞含む)。16年12月の阪神C(6着)がラストランとなった。

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【シンザン記念】スピード全開タイセイスターリー2017年1月7日() 11:32

 No.1厩舎の修正テクを信頼したい。◎タイセイスターリーが14年覇者ミッキーアイルに続く兄弟制覇で初笑いだ。

 京都金杯が好位勢2頭のハナ差ワンツーで決まったように、簡単には前が止まらなかった淀の初日。今週末も開幕週らしい傾向は続きそうで、潜在スピードの優劣が結果に直結する場面を、まずは想定しておきたい。

 タイセイはそうした状況がお似合いだ。7Fのデビュー戦は馬なりの手応えで好位を奪い、3番手から楽に抜け出す文句なしの快勝。軽い芝での速さ比べは、願ってもないシチュエーションといえよう。

 問題は気性面だ。1番人気だった前走・デイリー杯2歳Sは十分に手応えがありながら、道中から外にモタれどおし。伸び切れずに8着と馬群に沈んだ。強さとモロさが同居する現状から、万全とは言い切れないもどかしさが残る。

 しかしそこは昨年、JRA57勝で全国1位に輝いたステーブル。矢作調教師が黙って見ているはずもなく、さっそく調整過程に味つけを加えてきた。前走までの坂路追いから一転し、実戦を想定しながらCWコースで併せ馬を展開。暮れの29日は3頭併せの真ん中で、年明けの4日は2頭併せの内で、それぞれ鮮やかに先着してみせた。

 「前走の敗因は距離ではなくて、気難しさを出してまったく競馬にならなかっただけ。引き続き状態はいいし、能力は十分に通用する。そう思うから、また重賞にぶつけるんです」

 息巻くトレーナーは今年も快調。5日の3歳のOP特別ジュニアC(中山)にはシンザン記念にも登録していたナイトバナレットで挑み、後方から危なげなく、豪快に突き抜けた。期待する新鋭2頭での自信満々の使い分け。Wゲットの初夢が正夢となる。

 “究極の3連単”はタイセイを1着に固定、2・3着にスケール互角の◯ペルシアンナイトを据えた12点だ。(夕刊フジ)

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【古馬次走報】ヤマカツエース、金鯱賞で始動2016年12月29日(木) 05:01

 ★有馬記念4着ヤマカツエース(栗・池添兼、牡4)は、放牧に出され、金鯱賞(3月11日、中京、GII、芝2000メートル)で始動。6着シュヴァルグラン(栗・友道、牡4)は、年明けに放牧。春は天皇賞(4月30日、京都、GI、芝3200メートル)を目標に調整。15着マルターズアポジー(美・堀井、牡4)も放牧。復帰戦は中山記念(2月26日、中山、GII、芝1800メートル)。

 ★阪神C6着ミッキーアイル(栗・音無、牡5)は、放牧に出され、春は阪急杯(2月26日、阪神、GIII、芝1400メートル)から高松宮記念(3月26日、中京、GI、芝1200メートル)を予定。14着スノードラゴン(美・高木、牡8)も放牧。帰厩後は、夕刊フジ賞オーシャンS(3月4日、中山、GIII、芝1200メートル)を目標に調整。

 ★ターコイズS2着レッツゴードンキ(栗・梅田、牝4)は、ヴィクトリアマイル(5月14日、東京、GI、芝1600メートル)を目標に調整。出走できるようならフェブラリーS(2月19日、東京、GI、ダ1600メートル)も視野に。

 ★マイルCS9着で放牧中のロードクエスト(美・小島茂、牡3)は、ダービー卿CT(4月1日、中山、GIII、芝1600メートル)か、マイラーズC(4月23日、京都、GII、芝1600メートル)で始動する予定。

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【シンザン記念】レース展望 2016年12月27日(火) 18:33

 京都の年明け8日に行われるメインレースは、明け3歳馬によるシンザン記念(GIII、芝1600メートル)。3冠馬の名を冠した伝統の一戦で、過去10年の3着以内を見てもダイワスカーレット(2007年2着)、ローレルゲレイロ(同3着)、オルフェーヴル(11年2着)、マルセリーナ(同3着)、ジェンティルドンナ(12年1着)、ミッキーアイル(14年1着)、そして昨年2着のジュエラーと、のちのGI馬が続出している。クラシック、そしてNHKマイルCを占う意味でも必見のレースだ。

 前走で同じマイル戦の特別戦を制した栗東・池江泰寿厩舎の2頭が注目を集める。新馬−千両賞と無傷の2連勝を飾ったのがアルアイン(牡)。ディープインパクト産駒で、母も米GIブリーダーズCフィリー&メアスプリントを勝っている良血馬だ。クラブでの募集価格も1億円という期待馬は、2戦とも鋭い決め手を披露して快勝。中1週での臨戦となるだけに年末年始の調整がポイントとなるが、無敗で重賞ウイナーとなれば2017年の主役候補に浮上するだろう。

 僚馬ペルシアンナイト(牡)も、3戦2勝の戦歴。唯一の敗戦は、2歳女王ソウルスターリングに敗れたアイビーSの2着なら悲観する必要はない。3戦すべてスタートで遅れているように粗削りな面が残るが、3戦いずれも上がり3ハロンはメンバー最速だった。こちらもおじにゴールドアリュールをもつ良血馬で、アルアインに引けをとらない素質が感じられる。

 年末の最終日に中山でホープフルS有馬記念と重賞2勝を挙げて大活躍だったクリストフ・ルメール騎手が騎乗するのは関東馬のコウソクストレート(美浦・中舘英二厩舎、牡)。デビュー2連勝で臨んだ京王杯2歳Sはスタートで痛恨の出遅れを喫して、追い上げおよばず4着に敗れた。それでも末脚には見どころがあり、能力は重賞でも通用することを証明。10年のガルボ以来、7年ぶりの関東馬Vを狙う。

 朝日杯フューチュリティSでは果敢に先行したものの5着に終わったトラスト(栗東・中村均厩舎、牡)。GI出走から間隔が詰まっているだけに状態面が鍵を握るが、前2戦より相手関係も楽になっているだけに、出走に踏み切れば当然、上位争いが見込まれる。

 デイリー杯2歳Sでは1番人気を裏切る形になったタイセイスターリー(栗東・矢作芳人厩舎、牡)も巻き返しを図って参戦する。前走は明らかに若さを露呈した内容で、能力を出しての敗戦ではなかった。陣営ではひと息入れて精神面の改善に取り組んでおり、半兄ミッキーアイルに続く兄弟制覇を目指す。

 ほかにも素質豊かな1勝馬などが出走を予定しており、今年も見応え満点の一戦となりそうだ。

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【阪神カップ】シュウジ豪快差しV!川田「収穫でした」 2016年12月25日() 05:02

 第11回阪神カップ(24日、阪神11R、GII、3歳上オープン国際(特指)、定量、芝・内1400メートル、1着本賞金6700万円 =出走15頭)6番手を進んだ7番人気シュウジがゴール前で鋭く伸び、昨年の小倉2歳Sに次ぐ重賞2勝目をマークした。タイム1分21秒9(稍重)。2番人気イスラボニータが頭差の2着。昨年の覇者で4番人気ロサギガンティアは5着、先手を取った1番人気ミッキーアイルは6着に終わった。

 シュウジが馬群の外から豪快に差し切り勝ち。これまでのイメージを一新させる味な内容に「1400メートルでこの競馬ができたのは収穫でした」と川田騎手も頬を緩めた。

 道中は6番手からリズム重視で立ち回り、馬場のいい外めから確かな伸びを披露。従来のスピード任せの競馬ではなく、ためる形で好結果を残せたことで先々の視界は大きく開け、「この馬の将来が明るくなりましたね」とジョッキーはほほえんだ。

 この後は高松宮記念(2017年3月26日、中京、GI、芝1200メートル)を目標にローテーションが決められる。「これで来年の春までの賞金は加算できたでしょう」。須貝調教師は早くもビッグタイトル奪取のイメージを描き始めた。 (宇恵英志)

 ◆ルメール騎手(イスラボニータ2着)「また負けた。2番手をリラックスして走り、長く脚を使ってくれたけど…」

 ◆Mデムーロ騎手(フィエロ3着)「(7歳の)おじさんだけど、よく頑張った。4角でレッドアリオンが下がってきて、外に出したが、最後までよく頑張った」

 ◆武豊騎手(ダンスディレクター4着)「良馬場ならもっと切れる」

 ◆田辺騎手(ロサギガンティア5着)「よく頑張っていますけど、切れる脚がないので…」

 ◆浜中騎手(ミッキーアイル6着)「ボコボコ掘れる馬場がこたえた。やはり軽い馬場の方がいい」

 ◆福永騎手(グランシルク7着)「このメンバーでそんなに負けていないからね。力をつけている」

 ◆岩田騎手(エイシンスパルタン8着)「いい感じで運べた。4角もいい感じで直線に向けたが、直線半ばで苦しくなった」

シュウジ 父キンシャサノキセキ、母カストリア、母の父キングマンボ。鹿毛の牡3歳。栗東・須貝尚介厩舎所属。北海道日高町・浜本牧場の生産馬。馬主は安原浩司氏。戦績11戦4勝。獲得賞金1億9030万1000円。重賞は2015年GIII小倉2歳Sに次いで2勝目。阪神カップは、須貝尚介調教師、川田将雅騎手ともに初勝利。馬名は、「人名(歌人・劇作家の寺山修司氏)より」。

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【阪神カップ】3歳シュウジ差し切りV!重賞2勝目 2016年12月24日() 16:00

 12月24日の阪神11Rで行われた第11回阪神カップ(3歳以上オープン、GII、芝・内1400メートル、定量、16頭立てのところラインハートが発走除外で15頭立て、1着賞金=6700万円)は、川田将雅騎手騎乗の7番人気シュウジ(牡3歳、栗東・須貝尚介厩舎)が中団追走からしぶとく伸びて昨年の小倉2歳S以来の重賞2勝目をあげた。タイムは1分21秒9(稍重)。

 ミッキーアイルが逃げて、2番手にはイスラボニータ。この秋のマイルCSの1、2着馬がレースを引っ張る展開。中団の内を追走したシュウジは直線半ばで外に持ち出し、ジワジワと差を詰め、一旦は先頭に立ったイスラボニータをゴール前できっちりとらえた。

 ◆川田将雅騎手(1着 シュウジ)「あまりいいスタートではなかったので、その後はハミをかみすぎないように、できるだけリラックスできるように運びました。1400メートルでもこうやって(うまく)競馬ができたことが収穫」

 アタマ差の2着にイスラボニータ(2番人気)、さらにクビ差遅れた3着に大外から追い込んだフィエロ(5番人気)。1番人気のミッキーアイルは6着に敗れた。

 阪神カップを勝ったシュウジは、父キンシャサノキセキ、母カストリア、母の父キングマンボという血統。キンシャサノキセキは2009年&10年の阪神Cを連覇しており、シュウジは阪神Cの父子制覇。北海道日高町・浜本牧場の生産馬で、馬主は安原浩司氏。通算成績は11戦4勝。重賞は2015年小倉2歳S・GIIIに次いで2勝目。阪神Cは須貝尚介調教師、川田将雅騎手ともに初優勝。

★24日阪神11R「阪神カップ」の着順&払戻金はこちら

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【阪神カップ】追って一言2016年12月22日(木) 05:04

 ◆エイシンスパルタン・藤岡師 「ラスト2ハロン(12秒4、12秒1)はメチャよかった。1400メートルは得意。相手は強いが楽しみ」

 ◆グランシルク・戸田師 「状態はいいし、1400メートルなら折り合いの心配もない。精神的にも大人になってきた」

 ◆ゴールデンナンバー・萩原師 「除外の影響もなく、体調は変わりない。展開の助けが欲しい」

 ◆サクラゴスペル・尾関師 「今週のひと追いで仕上がると思う。力の要る阪神の馬場は合いそうだ」

 ◆サンライズメジャー・浜田師 「サッとやった。前走は使いつつ良くなっている過程で勝ってくれて、その後も順調」

 ◆シュウジ・須貝師 「馬なりでこの時計(4ハロン50秒8−11秒8)。状態はいい。ただ、今回は1400メートル。2歳時と違うからね。ここは試金石」

 ◆スノードラゴン・高木師 「前走は(時計の速い)馬場が合わなかった。(しまい勝負の)自分の形で競馬ができれば…」

 ◆ダンスディレクター・笹田師 「予定通りに馬なりで。ハナ差2着だった去年と比べても変わらない」

 ◆トウショウドラフタ・萱野師 「先週は少しモタモタしていたが、今週は素軽い動きだった。前走は出遅れて引っ掛かって参考外。右回りは問題ない」

 ◆ヒルノデイバロー・昆師 「追い切りに乗った助手は『感触は良かった』と言っていた。久々でも仕上がりはいい」

 ◆フィエロ・藤原英師 「動きはまあまあ。前走、思ったよりはじけなかったのは年齢的なものか。内回りも厳しい」

 ◆ミッキーアイル・音無師 「思った通りの時計。勝った前走のマイルCSと同じ感じ。1600メートルよりこの距離の方がいい」

 ◆ラインハート・須貝師 「中間も含めて動きはずっといい。ひょっとすると(同厩舎の)シュウジより先にくるかも」

 ◆レッドアリオン・橋口師 「この馬なりに動いている。状態はいい。前走は悪い馬場で嫌気を出した。いい馬場でやりたい」

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【阪神カップ】ロサギガンティア「順調」12秒82016年12月22日(木) 05:04

 前年覇者のロサギガンティアは、Wコースで3頭併せの最後方から進み、直線で内に入って、僚馬2頭と横並びでフィニッシュ。馬なりで4ハロン54秒5−12秒8だった。「順調に仕上がった。昨年勝ったから1400メートルはいいだろうし、この時期も合うのかもしれない。NHKマイルC(4着)ではミッキーアイルと差はほとんどなかったし、あの頃よりウチの馬も成長しているから」と藤沢和調教師は連覇を期待していた。

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