シムーン
東京ジャンプS(J・GIII、障害3歳上オープン、芝3110メートル)が27日、東京競馬場で14頭によって争われ、中団を追走した10番人気の伏兵ラヴアンドポップが最終障害飛越後に鋭く伸び、障害レース8戦目で重賞初制覇を果たした。鞍上の草野太郎騎手(31)=美・大竹=は2013年のこのレース(アポロマーベリック)以来、7年ぶり2度目の重賞勝利。2着はアタマ差で3番人気のフォワードカフェ。1番人気のトラストは5着に終わった。 ◇ ◆草野騎手(ラヴアンドポップ1着)「1回使ってガス抜きができて、ペースも流れていたのでいい位置につけられた。最後は(追いながら)何とか届いてくれと思っていた。力がありますね」 ◆石神騎手(フォワードカフェ2着)「1、2番人気を見ながら、手応え十分で回ってくることができた。負けたのは残念で悔しいが、将来性はかなり高い」 ◆熊沢騎手(トラスト5着)「自分の競馬はできたが、後続に早めに来られて厳しかった」■ラヴアンドポップ 父アドマイヤムーン、母ラヴィングプライド、母の父クワイエットアメリカン。鹿毛の牡7歳。美浦・岩戸孝樹厩舎所属。北海道日高町・ダーレー・ジャパン・ファーム(有)の生産馬。馬主はゴドルフィン。戦績20戦4勝(うち障害8戦2勝)。獲得賞金8632万2000円(うち障害5414万9000円)。重賞は初勝利。東京ジャンプSは草野太郎騎手が2013年アポロマーベリックに次いで2勝目。岩戸孝樹調教師は初勝利。馬名は「愛+大衆的な」。★27日東京8R「東京ジャンプS」の着順&払戻金はこちら