ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はCBC賞・馬場の有利不利、教えます! をお届けします!
土曜日の小倉芝のレース結果、最近の小倉芝1200m・オープンクラスの結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
先月の25日を最後に降雨はなく、今週の火曜日から金曜日までは晴天続き。土曜日も好天に恵まれ、芝コースは終日良馬場(JRA発表)での開催。芝ならびに路盤の状態は良好で、馬場の内めを上手に立ち回った馬の活躍が目を引いた。
2回小倉開催終了後、コース全周の内側を中心に約21,000㎡の芝を張り替えたうえ、芝が定着するまでの期間も十分。加えて、ここ最近の小倉競馬場周辺は晴れの日が続いたため、時計が出やすい仕上がりになっている。
実際、10R・彦島特別(2勝クラス・芝2600m)はコースレコードでの決着。芝1200mで行われた9R・秋吉台特別(1勝クラス)の勝ち時計は1分7秒0と、これもなかなかのもの。荒れ馬場で時計を要する決着が続いた、2回小倉の後半開催とは異質のコンディションと考えるべきだろう。
芝競走7鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は2、2、2、1、3、2、6番手。4角先頭馬の馬券絡みこそ九州産馬限定・新馬戦の1着馬1頭にとどまっているものの、3着以内馬21頭中19頭が4角2~5番手通過馬となっている。ゆえに先行有利の馬場と捉えたほうがいい。
南から台風4号が接近しつつあり、その湿気が小倉に運ばれるため、日曜日の天気は不安定。雨量が多く馬場の含水率が高くなれば、上がりを要する分だけ待機勢の優位性が増す可能性もある。とはいえ、一気に外差し有利の状況へ様変わりするとも思えない。
従って土曜日に引き続き、馬場の内寄りをうまく立ち回った馬が優位という捉え方がベター。枠順については、真ん中より内(CBC賞の場合は1~4枠あたり)を優先したほうが、好結果につながりやすいのではないか。
血統的には、小倉芝1200mで施行された最近の3歳以上・4歳以上、かつオープンクラスのレース(北九州短距離S、北九州記念、CBC賞)を参考にすると、ストームバードやダンチヒの血を引く馬が攻勢。直近7回連続で3代内にストームバード系またはダンチヒ系の種牡馬を保持していた馬が勝利を収めている。該当する馬には警戒の目を光らせたい。
今回の出走メンバーで、血統面と先述した馬場傾向の要点(1~4枠)をともに満たしているのは、②アネゴハダ、③レジェーロ、⑤テイエムスパーダ。よって当欄では、これら3頭を注目株として推奨する。
【馬場予想からの注目馬】
②アネゴハダ ③レジェーロ ⑤テイエムスパーダ