スガダイ語録2024年10月27日
【スガダイ語録⑥】運の要素が大きいレースを見送るだけで勝率は大きく変わる
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執筆者:スガダイ
ウマニティ公認プロ予想家。13開催連続プラス収支達成、24年日本ダービーを◎ダノンデサイルで的中など、現在進行形で数々の伝説を作り上げている。ここでは著書「常勝馬券師の勝ちに行く競馬」の内容を再構成して配信中。
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目の前のレースすべてに手を出していると、トータルで勝つのは難しい。

参加回数が増えれば増えるほど、控除率の波に飲み込まれる危険性が上がるのは、ギャンブルの心理。いまさら細かく説明する必要もないでしょう。

それに、参加レース数が増えすぎると、競馬の醍醐味すら失われてしまいます。
想像してみてください。

新潟6Rの馬券を買い、レースを横目で見ながら京都6Rの馬柱をチェック、京都6Rの馬券を買いながら、東京6Rのパドックを確認、さらに新潟7Rの調教欄を見ながら、東京6Rの馬柱を見て馬券を買い、新潟7Rを買おうと思ったらもう締め切り間近なので急ぎ、今度は京都7Rの馬柱を確認し・・・。

こんな馬券の買い方をしている人は少なからずいると思います。
文章を読んでもバタバタしているのですから、実際はもっとあわただしい。
各場の締め切り時間の間隔は約10分。オッズやパドックを確認しながら、10分ごとに的確な判断を下していくのは容易ではありません。

気がつくと、直感だけでマークカードを塗り、どのレースでどんな馬券を買ったかも覚えておらず、レースを見る時間すらないという状況に陥っていることも少なくありません。これでは、競馬を楽しんでいるというよりも、時間に追われているだけです。

競馬の醍醐味は「推理する楽しみ」と「レースを観戦する興奮」。眼前のレースに手当たり次第参加していては、この醍醐味が失われてしまうのです。


競馬で勝つため、そして楽しむためにも、レースは絞る必要があります。


利益のみをストイックに追求するならば、極限まで賭けるレースを絞り込むのも悪くはありません。馬券生活者の中には、「1日1レースしか買わない」、「1開催の中で最も自信のある一鞍だけを勝負する」という人もいるそうです。勝つことだけが目的ならば、ある意味理にかなった賭け方です。

しかし、一般的な競馬ファンにとって、これも現実的ではないでしょう。多くのファンは「勝つこと」と同時に「楽しむこと」を求めている。馬券をまったく買わず、1日中レースを眺めているだけで楽しいでしょうか? 1ヶ月間レースを見送り続けて「これだ!」と確信を持つレースが見つかっても、それが必ず当たるわけではない。もしも1ヶ月の忍耐が報われなかったら、ドッと疲れが出るはずです。私の1ヶ月間は何だったのだ・・・、と。

競馬ファンに必要なのは、適度にレースを絞り、適度に馬券を買うバランス感覚です。
僕が見たり聞いたりした感じでは、多くのレースに手を出しすぎているファンが多い。賭ける勇気ではなく、レースを見送る勇気を持ってください。
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