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【かしわ記念】地元カジノフォンテンがJRA勢に粘り勝ち

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【かしわ記念】地元カジノフォンテンがJRA勢に粘り勝ち

 かしわ記念が5日、船橋競馬場で12頭によって争われ、張田昂騎乗で2番人気のカジノフォンテン(船橋)が4コーナーで先頭に立つと、ソリストサンダー(JRA)の追撃をハナ差で振り切り、3連勝でGI2勝目を飾った。タイム1分39秒3(稍重)。3着にインティ(JRA)が入り、1番人気のカフェファラオ(JRA)は5着に敗れた。

 この強さは本物だ。川崎記念を制したカジノフォンテンが、地元・船橋でGI2勝目を挙げた。

 「いつもだったら勝ったと分かるけど、がむしゃらに追っていたから分からなかった」

 ハナ差の勝利に、張田昂騎手は大きく息を吐きながら振り返った。12秒台前半のよどみないペースのなか、早めに先頭に立つ強気な競馬。「馬にはありがとうと言いたいですし、こうしてひと皮むかせてもらえたのは厩務員さんのおかげです」と感謝の言葉を並べた。

 カジノフォンテンを担当するのは、かつてフリオーソも手掛けた波多野敬二厩務員。「あのときは7歳だったけど、(カジノは)5歳で勝つのだから楽しみだね」と、その2011年フリオーソ以来の地方馬Vを担当馬で成し遂げ、誇らしげな表情を見せた。

 山下貴之調教師は「またオメガパフュームに挑戦したい。今年のこの馬の目標は負けないこと」と力を込める。次走は帝王賞(6月30日、大井、交流GI、ダ2000メートル)の予定。そこでオメガの2着に敗れた東京大賞典の無念を晴らすつもりだ。 (大貫師男)



 ◆戸崎騎手(ソリストサンダー2着)「向こう正面で挟まれてもよく我慢してくれた。手応え、反応とも良く、しっかり伸びた」 ◆武豊騎手(インティ3着)「スタートがもったいなかったが、砂をかぶっても問題なかったし、この形の競馬で初めて折り合いがついた。まだ良くなるよ」=帝王賞(6月30日、大井、交流GI、ダ2000メートル)を視野 ◆福永騎手(ワイドファラオ4着)「コーナーワークが上手。きょうは追ってから、よく踏ん張ってくれた」 ◆ルメール騎手(カフェファラオ5着)「深い砂でスタートから進んでいかなかった。道中は忙しかったし、きついコーナーも合っていなかった」



 ■カジノフォンテン 父カジノドライヴ、母ジーナフォンテン、母の父ベストタイアップ。栗毛の牡5歳。船橋・山下貴之厩舎所属。北海道登別市・登別上水牧場の生産馬で、馬主は吉橋興生氏。戦績21戦12勝。獲得賞金2億4685万円。重賞は2020年SIII京成盃グランドマイラーズ、SII勝島王冠、21年交流GI川崎記念、SII京成盃グランドマイラーズに次いで5勝目。かしわ記念は山下貴之調教師、張田昂騎手ともに初勝利。

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