中央競馬ニュース

リスグラシュー、年間GI3勝で年度代表馬!

 1   4   1,090
シェアする  x facebook LINEで送る
リスグラシュー、年間GI3勝で年度代表馬!

 「2019年度JRA賞」の受賞馬選考委員会が7日、東京都港区のJRA本部で開かれ、年度代表馬にはリスグラシューが選ばれた。宝塚記念有馬記念の春秋グランプリに加え、オーストラリアのGI・コックスプレートも制覇したことが評価され、前年の年度代表馬アーモンドアイを抑え、最優秀4歳以上牝馬とのダブル受賞を果たした。授賞式は27日に都内のホテルで行われる。

 名牝の引退に、また一つ花を添えるタイトルだ。GI馬11頭の超豪華メンバーによる有馬記念を5馬身差で圧勝したリスグラシューが、2019年の競馬界の顔に選ばれた。

 「このような栄誉ある賞をいただけて調教師として誇りに思いますし、リスグラシューに感謝しています」

 管理馬初の栄誉に矢作調教師が感激のコメントを寄せた。昨年は宝塚記念を3馬身差で制してGI2勝目を挙げると、オーストラリアのコックスプレートで海外GIを初制覇。有馬記念で前年の年度代表馬アーモンドアイなどを破り、インパクト抜群のGI年間3勝を挙げた。満票とはならなかったが、274票中271票を集める圧倒的な得票。最優秀4歳以上牝馬でも同じ得票数でともに2位のアーモンドアイに大差をつけ、ダブルで勲章を手にした。

 「引退することとなり別れは寂しいですが、将来の彼女の子供たちに期待しています。今まで応援ありがとうございます」と結んだ指揮官。ラストランの有馬記念で、関係者が口をそろえて引退を惜しむほどの圧勝。5歳シーズンで驚異的な成長を見せ、希代の名牝に上り詰めた。

 同馬を所有するキャロットファームの秋田博章代表は「厩舎関係者、牧場関係者、すべての関係者の皆さまにお礼を申し上げたいと思います。ここまで成長するまで管理していただいた調教師や関係者の皆さまに感謝しています」と話した。

 現在は福島・ノーザンファーム天栄に放牧中で、19日には一昨年のエリザベス女王杯でGI初勝利を挙げた思い出の京都競馬場で、引退式が行われる予定。“最後の栄冠”を手土産に、母親という新たなフィールドへ走り出す。 (山口大輝)

リスグラシューの競走成績はこちら

★JRA賞

 1954年に始まった表彰制度で、87年からJRA主催。競走馬部門の選考は中央競馬の報道に携わる新聞、放送記者クラブに3年以上在籍している記者と専門紙トラックマン(今回の有資格者は274人)の投票で、各部門の投票数の1/3以上の票(92票)を集めた最多得票馬から選出され、各部門の受賞馬の中から年度代表馬が選ばれる。「該当馬なし」が1/3以上の場合は、そのまま該当馬なしとなる。

この記事はいかがでしたか?
ナイス (4)

このニュースへのコメント

エコキング|2020年1月8日 8:56 ナイス! (0)

文句なしですね。

引退はもったいない気もしますが、

後世の子どもに期待したいです

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

6月23日()
宝塚記念 G1
6月22日()
東京ジャンプ G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

6月16日()
マーメイドS G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
51,113万円
10 ナミュール 牝5
50,963万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
40,307万円
2 ダノンデサイル 牡3
38,200万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
32,053万円
4 ステレンボッシュ 牝3
28,331万円
5 アスコリピチェーノ 牝3
22,165万円
6 チェルヴィニア 牝3
21,519万円
7 シンエンペラー 牡3
19,041万円
8 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
9 レガレイラ 牝3
11,278万円
10 ライトバック 牝3
11,256万円
» もっと見る