18日の東京2R3歳新馬(ダート1400メートル)は、北村宏司騎手騎乗の2番人気フローズンロープ(牡、栗東・角居勝彦厩舎)が好位から抜け出して快勝した。タイムは1分26秒4(重)。
スタート直後は4~5頭の雁行状態になったが、その中からホウショウマージが抜け出して先行。その外にフローズンロープがつけて、スターシア、マッチレスヒーローなどが続いた。4コーナーを回ったところでは、2番手のフローズンロープが抜群の手応え。その直後まで押し上げてきたサウススターマンも懸命に追うが、仕掛けを我慢してから追い出したフローズンロープが手応え通りに伸びて押し切り、初陣を飾った。2馬身差の2着が1番人気のサウススターマンで、金曜に東京入りして4泊した関西馬2頭がワンツーを決めたことになる。さらに1馬身1/4差の3着が4番人気のイミラカチャだった。
フローズンロープは、父Awesome Again、母ベルエアシズル、母の父Unusual Heatという血統の持ち込み馬。母は米GIデルマーオークスの2着馬。当歳時のセレクトセールで2300万円(税抜き)で落札されていた。
北村宏騎手は「(順延で)東京に滞在する日数は長くなっていましたが、競馬場で調教して慣れたのは良かったと思います。スタートが上手で、先頭に立って遊ぶような面もありましたが、血統馬らしい良い競馬ができました」と予期せぬ“滞在効果”を勝因のひとつに挙げていた。
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