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もう30年も前の話になるが、東京湾沿いのある地域に住んでいた。お寿司でよく聞く「江戸前」と言う言葉は、実は東京湾で捕れた魚をさすのだが、アナゴやギンポ、カレイなど東京湾で良く獲れる魚は日本最初のファーストフードと言われている、屋台の寿司が広まった江戸時代の昔から人々に愛されていた。
その東京湾で当時覚えた不思議な釣りがある。なんと“はんぺん”を使ったサヨリ釣りだ。
サヨリは嘴のように尖った口が特徴的な細長い魚で3月から5月が旬とされるが、そのエリアではサヨリは6月下旬から9月までしか釣れなかった。その釣り方は実にユニークだ。
まず餌のはんぺんだが、市販のパックジュースについている極細の「ストロー」を刺し通し、吹き矢のように吹き出した細い円柱状のモノを針につける。この方法が実に独特で、他のどのエリアのどの釣りでも見たことがない。
もう一つ特徴的なのは仕掛けに使う「輪ゴム」。針がかりしたサヨリがピョンピョン水面を飛び跳ねて暴れ回っても糸が切れない様に、クッションの役目を果たすべく「輪ゴム」が糸の途中に結ばれているのだ。
この釣りを教えてくれたのは地元の漁師なのだが、その方が口癖の様に言っていたのがはんぺんと、ストローのジュースのブランドだった。
「はんぺんはな、紀文でなくちゃダメだ。それからジュースはブリックパック。忘れるなよ」と繰り返し言っていた老漁師は、就職が決まり春から他県に行くと告げた私に「俺が紹介してやるからそんなつまんねぇ企業になんか行かず、漁協に入れ。お前ならいい漁師になれる」と誘ってくれたのを懐かしく思い出す。(笑)
果たしてはんぺんは本当に紀文でなくてはダメだったのか?ジュースはブリックパックでなくてはダメだったのか?謎は謎のままだが、何かを手に入れようとした時に2つの選択肢があれば、人はたいてい名の知れたブランドの商品を選ぶ。これぞ正にブランドが持つ力だ。
さて、ブランドがモノ言うと言えば今週末行われるメイン競走スプリングSもその一つだ。紹介しよう。
曰く「スプリングSは2歳G1経験馬を狙え」。
近年はこの格言に見合う馬が減り2着、3着馬が目立つが、スプリングS好走馬には、ビッグレースを惨敗、惜敗してきた馬が少なくない。たとえば2020年の優勝馬ガロアクリークは暮れのホープフルSで11着の後、条件戦で4着しここを勝っているし、2019年2着のファンタジストは朝日杯4着の後にここで2着に浮上した。昨年3着のサトノヘリオスもホープフルS13着のあとここで3着している。
オールパルフェは暮れの朝日杯で6着に敗れたが、デイリー杯2歳Sではダノンタッチダウンに先着した実績を持つ。ビッグレースを経験した強みを生かせば、ここは小粒のメンバーばかりなので、自力でなんとかならないだろうか。
ゴール前、風を切って他馬を振り返りながら、呟いて欲しい。
「こっちはダテにG1走ってねぇよ^^;」
(文:のら~り)
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