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【ジャパンC】レース展望

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【ジャパンC】レース展望

東京競馬は今年のラストウイークを迎える。日曜メインは1着賞金が4億円にアップしたジャパンC(27日、GⅠ、芝2400メートル)だ。今年はフランスから3頭、ドイツから1頭が来日。凱旋門賞馬アルピニスタの参戦見送り→引退は残念だったが、日本馬VS海外馬の構図は例年以上に興味をそそる。

日本馬の実績トップは昨年の日本ダービーシャフリヤール(栗東・藤原英昭厩舎、牡4歳)。今春はUAEから英国へと海外レースに挑戦。ドバイシーマクラシックで鮮やかな復活Vを果たした。秋初戦の天皇賞は5着とはいえ、休み明けとしては悪くない内容。もともと距離が延びていいタイプで、2戦目の上積みも見込めるならチャンスは大だ。今年のドバイシマークラシック覇者で、JCを勝てば日本馬でも200万米ドルの褒賞金が手に入ることも強調材料になりそうだ。

天皇賞・秋イクイノックスに続き、マイルCSセリフォスが制したハイレベル3歳世代。そのうちの1頭、ダノンベルーガ(美浦・堀宣行厩舎、牡3歳)も素質の高さでは引けを取らない。GⅠでは皐月賞4着、日本ダービー4着、天皇賞・秋3着と勝ち切れないが、プレレーティングではシャフリヤールと並び120ポンドでトップだ。選出されていた香港カップを辞退して参戦。今度こそ悲願のGⅠタイトルをつかみたい。

京都大賞典で重賞初制覇を飾った5歳の新星ヴェラアズール(栗東・渡辺薫彦厩舎、牡5歳)はしまいの切れが魅力。ムーア騎手起用で初のGⅠに挑む。左回りでは着外なしのヴェルトライゼンデ(栗東・池江泰寿厩舎、牡5歳)も侮れない存在。一昨年の3冠牝馬デアリングタクト(栗東・杉山晴紀厩舎、牝5歳)はエリザベス女王杯6着から中1週でも態勢が整えば、強力牡馬にも見劣らない。昨年のオークスユーバーレーベン(美浦・手塚貴久厩舎、牝4歳)も使いつつ調子を上げ、休み明け3戦目&得意の東京芝2400メートルで能力全開か。


海外勢は、パリ大賞覇者オネスト(仏=ファブリス・シャペ厩舎、牡3歳)が実績上位。下半期も愛チャンピオンSでも僅差2着と実力を見せた。凱旋門賞では悪路に泣いて10着だったが、陣営が日本の軽い馬場が合うとジャッジしての参戦。コースを熟知するクリストフ・ルメール騎手を配して挑む辺りにも勝負気配が漂う。

5連勝でバイエルン大賞(2着に10馬身差)を制したテュネス(独=ペーター・シールゲン厩舎、牡3歳)は実績だけでなく、昨年の凱旋門賞馬トルカータータッソの半弟としても注目。シムカミル(仏=ステファン・ワッテル厩舎、牡3歳)はGⅠタイトルこそないが、前走のニエル賞で4着ドウデュースを退けて勝った実力馬で、鞍上のグレゴリー・ブノワ騎手にも短期免許で来日騎乗経験があるのは心強い。6歳の古豪グランドグローリー(仏=ジャンルカ・ビエトリーニ厩舎、牝6歳)は昨年のジャパンC5着馬で、日本の芝を経験しているアドバンテージがある。前走の凱旋門賞も5着に好走と、この1年で力の衰えは感じられない。




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