ジャンヌ
スガダイ
当企画のコンセプトにつきましては、コチラにてご確認ください。今週も“勝ち逃げ馬券師”新良武志氏に、注目の乗り替わりをピックアップしてもらいます。 ※データは2015年以降の結果をもとに集計。今年については前週までが対象 編集部(以下、編) 本日は新刊の単行本の発売日だそうで。 新良(以下、新) はい、よろしくお願いします。年内は刊行記念キャンペーン予想もやっておりますので、ぜひ『“新良式”データ馬券ブログ』もご覧ください。毎週宣伝ばかりですみません。 編 いえいえ、こういうのは言えるところで言っておかないと。 新 ありがとうございます。それでは遠慮なく、皆さん、買ってください!(笑) 編 えー、そろそろこのあたりで本題に移りましょうか(笑)。注目レース、注目の乗り替わりはなんでしょう? 新 それはもう、有馬記念しかありません。第1Rの未勝利戦もG1も、馬券の価値は変わりませんが、やはりこのレースは特別。ぜひとも当てたいですよね。 編 とてもよくわかります。で、そのカギを握る騎手は? 新 ⑤パフォーマプロミスに騎乗するC.デムーロ騎手です。先週に引き続き、推奨します。 編 C.オドノヒュー騎手からの乗り替わりですね。推奨根拠を教えてください。 新 短期免許の外国人騎手同士ですので、コース成績比較が難しい。よって、鞍上のメンタルや取り巻く状況から浮かび上がる強調材料に注目してみました。 編 メンタル、ですか。 新 はい。12月に入ってから、デムーロブラザーズがG1を勝ちまくっています。先週は兄のミルコにやられたので、弟のクリスチャンが対抗心を燃やしていないわけがないでしょう。この兄弟は勢いに乗ったら手が付けられません。ただでさえ気合いの入るレースですが、今回はその度合いがハンパないはずです。 編 それ以外の強調材料とは? 新 クリスチャンは中山芝2500mを得意にしています。昨年はグッドラックハンデで4番人気のフェイズベロシティを勝利に導き、有馬記念ではサウンズオブアースに騎乗して14番人気7着(0.6秒差)。コースに対していいイメージを抱いているはずです。ノーザンF、サンデーR、今年リーディングトップを走る藤原英昭厩舎と、バックを固める「ヒト」の要素も完璧。大駆けのお膳立ては整ったとみていいでしょう。 編 考えれば考えるほどありそうですね。 新 レイデオロは強力ですが、負けるシーンもあると思いますし、そもそも毎年のようにヒモ荒れが発生するレース。チャンスは十分にあるでしょう。 編 楽しみですね。注目したいと思います。土曜日の阪神カップはいかがでしょう? 新 石川裕紀人騎手からM.デムーロ騎手に乗り替わる⑮ジュールポレールがオススメです。石川騎手は前走コース(京都芝1600m)で15年以降未勝利。対するミルコの今回の舞台(阪神芝1400m)のコース勝率は、2015~2017年が21.3%、2018年が41.7%と、もともと得意なコースで今年さらに乗れています。 編 まさに鬼に金棒というやつですね。 新 おっしゃる通り。今年は単勝回収率205%、複勝回収率133%という数字が示すように、人気薄でもバンバン上位に持ってきています。買わない手はないでしょう。 編 わかりました。今週もありがとうございました! ★その他の注目乗り替わり★ 土曜阪神12R ⑥ブルームーン(高倉稜→C.デムーロ) 日曜中山7R リンシャンカイホウ(藤田菜七子→C.ルメール) 【プロフィール】 新良武志(しんら・たけし) 20歳を過ぎたころに競馬を覚え、40代半ばまでは負け組人生を送っていたが、データベースソフト『TARGET』と『ウマニティ』のU指数に出会い、データ馬券に開眼。騎手と種牡馬をメインにした斬新なデータ活用術と馬券購入テクニックを武器に、コンスタントに好配当馬券を的中させる“勝ち逃げ馬券師”へと変貌を遂げる。15年秋に雑誌『競馬最強の法則』でデビューし、翌16年春には単行本『毎週コツコツ勝ち逃げリーマン最強馬券術』(ベストセラーズ)を上梓。現在もデータ馬券研究の日々を送る。10月12日(金)に新創刊された『競馬の天才!』(メディアボーイ)で連載をスタート! 最新情報は『“新良式”データ馬券ブログ』で公開中。