【安田記念2024】香港のロマンチックウォリアーが日本勢を破ってG1・8勝目2024年06月02日(日) 16:20
2日の東京11R・安田記念(G1、芝1600m)は、J.マクドナルド騎手騎乗の1番人気ロマンチックウォリアーが勝利。香港からの刺客が日本勢を破り、G1・8勝目をマークした。
レース前には久々のマイル戦という点に懸念の声もあったロマンチックウォリアーだったが、ゲートが開くと好スタートからすんなり5番手のポジションを確保。直線に入ると力強い脚取りで、残り200m付近から先頭に躍り出る。これを目がけてナミュールとソウルラッシュが併せ馬の形で懸命に追い込むが、幾多の大レースを制してきた香港の雄は抜群の勝負根性で最後まで抜かせず、半馬身差のリードを守ってゴール。アウェーの地でもその強さは揺らぐことはなかった。勝ちタイムは1分32秒3(稍重)。2着に4番人気ナミュール、3着には2番人気ソウルラッシュが入線。3番人気のセリフォスは5着、もう1頭の香港馬ヴォイッジバブルは17着に終わった。
鞍上のマクドナルド騎手は、この安田記念制覇が嬉しいJRAでの初勝利。勝利騎手インタビューでは「大変名誉なこと。レース前から自信はありました。馬は素晴らしい状態で来日できましたし、その後の調教も順調に来ました。皆さんに歓迎していただき、特別な1日になりました」と笑顔でコメント。そして「ロマンチックウォリアーがいなければこのような機会は得られなかった。大勢のファンの皆さん、情熱を持って観戦していただきありがとうございました」と日本のファンへ感謝を述べた。
勝ったロマンチックウォリアーは、父Acclamation、母Folk Melody、母父Street Cryという血統の6歳セン馬。C.シャム厩舎の管理馬で、生産者はCorduff Stud & T J Rooney。馬主はP.ラウ氏。通算成績20戦15勝。外国馬の安田記念優勝は、2006年のブリッシュラック以来18年ぶり4頭目となる。
■払戻金
単勝 :7 360円(1番人気)
複勝 :7 160円(2番人気)
5 300円(5番人気)
10 150円(1番人気)
枠連 :3-4 2,100円(10番人気)
馬連 :5-7 2,850円(12番人気)
ワイド:5-7 1,260円(15番人気)
7-10 350円(1番人気)
5-10 920円(9番人気)
馬単 :7-5 4,220円(11番人気)
3連複:5-7-10 3,280円(4番人気)
3連単:7-5-10 17,740円(26番人気) [もっと見る] |
【安田記念】香港馬2頭が前日調整 ヴォイッジバブル・イウ師「100%仕上がった」2024年06月01日(土) 13:55
安田記念(6月2日、GⅠ、東京、芝1600メートル)に参戦する香港馬2頭が1日、東京競馬場で前日調整を行った。
チャンピオンズマイル3着から臨むヴォイッジバブル(P・イウ、騸6)はダートコースでキャンター。イウ調教師は「馬の状態は日々良化しているように感じます。馬は集中していましたし、手前をきっちりと替えて力強い動きを見せてくれました。レースに向けて100%仕上がったと思います。枠順は希望通りになったのでいいレースをしてくれることを望みます」とコメント。
GⅠ4連勝中のロマンチックウォリアー(C・シャム、騸6)もダートコースでキャンター調整。シャム調教師は「ゆったりとした運動でしたが、馬は気分良さそうに走っていましたし、体調もいいと思います。レースに向けて完全に仕上がっている状態です」と力を込めた。
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【安田記念 調教チェッカーズ】態勢万全!香港最強ロマンチックウォリアーが1番手2024年06月01日(土) 10:59
最高評価は香港馬のロマンチックウォリアー。東京競馬場の芝コースで、馬なりのままラスト1ハロン11秒5(6ハロン75秒7)をマークした。不慣れな左回りでも終始スムーズで、抜群の手応えで直線に入ると鋭く脚を伸ばした。異国の地でも状態は良好、日本馬撃破の態勢は十分に整った。
ソウルラッシュは坂路単走馬なりで4ハロン53秒1、ラスト1ハロン12秒1。稍重馬場も難なくこなし、最後までパワフルな脚さばきだった。ここまでしっかり負荷をかけられ、好調教を連発。まさに充実期を迎えている。
パラレルヴィジョンはWコース3頭併せ。直線で最内に入ると、馬なりのままラスト1ハロン11秒4(5ハロン68秒3)の鋭い伸びを見せて最先着を果たした。最後まで余裕たっぷりの動きで、状態の良さを感じさせる。(夕刊フジ)
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【安田記念】SUPER EIGHT安田章大が競馬予想! 顔&筋肉で選ぶ〝馬観予想〟で導き出した本命は香港馬⑮ヴォイッジバブル2024年06月01日(土) 08:14
人気グループ、SUPER EIGHTの安田章大(39)が先週の日本ダービーに続いて競馬予想にチャレンジ! 自身と〝同名〟の安田記念(2日、東京、GⅠ、芝1600メートル)で的中を目指す。馬の筋肉と顔つきで選ぶ「馬観(うまみ)予想」から導き出した本命馬は❼枠⑮番の香港馬ヴォイッジバブル。パワー満点の馬体と気合みなぎる表情で、ライバルを圧倒するとみた。日曜は〝YASUDA〟祭りだ!!
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先週の日本ダービーで、初めて競馬場に行かせてもらいました。熱のこもった大歓声は僕がドームのコンサートで浴びる声援とは全くの別物で圧倒されっぱなし。汗をかきながらウイニングランをする馬の姿もすごく美しく、すっかりはまりました。
ダービーは◎サンライズアースが15番人気で4着。勝てなかったのは悔しいですが、見せ場を作ってくれましたし、勝った〝安田〟厩舎のダノンデサイルも含めて推奨した5頭中3頭が5着以内に入ってホッとしています。メンバーの丸(丸山隆平)からは「惜しかったな~」と言われましたし、父からも「章大、ダービーの読みはすごいと思ったわ。安田記念もお母さんとレースを見てますから、頑張って予想してください」と連絡が来たので、今回こそ結果を残したいです!
さあ、安田が予想する安田記念。◎は香港からやって来たというヴォイッジバブルです。事前情報なしに、馬体や顔の写真だけで選ぶ「馬観(うまみ)予想」が僕のスタイル。馬体と顔の写真を別々で見て、それぞれいいと思った馬を数頭ずつ挙げたのですが、その両方にただ一頭当てはまりました。全身の筋肉がパンと張っていますし、何より他の馬と比べて脚の付け根が太いのが特徴。このパワーはマイルで生きそうです。
顔もたぎりまくっていて、『鬼滅の刃』で竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が〝全集中〟のときに見せるような表情。バブルの時代は過ごしたことがないのですが、これは高配当を期待しちゃいますね。
対抗はセリフォスです。筋肉が彫刻のように浮き出ていて、余分な脂肪が全てそぎ落とされている姿はまるでダビデ像。前後のバランスもすごく良く見えますし、馬体だけならナンバーワンですね。静かに闘志を燃やしている雰囲気にも好感を抱きました。
もう一頭の香港馬、ロマンチックウォリアーも気になります。全馬の中で、一番血管が浮き出ているのがこの馬。皮膚が薄くて、体調がめちゃめちゃいいんでしょうね。覇気のある顔も好印象。風を切って駆けそうなイメージがわきます。
レッドモンレーヴはパンプアップされた馬体はもちろん、何より戦う顔をしているのがいい。それに、❷枠(黒帽)は同じグループの横山裕のメンバーカラーと一緒で、ジョッキーも横山和生騎手。ダービーはノリさん(横山典弘騎手)が勝っていますし、これは縁を感じます。〝横山馬券〟は買っておかないと(笑)。パラレルヴィジョンは後ろ脚の筋肉がすごいですし、仕留める気満々の表情も気に入りました。
馬券はまずヴォイッジバブルの単勝⑮。それから、名前を挙げた5頭の3連複③⑦⑨⑮⑰ボックス、特に⑦⑮⑰の1点は厚く買いたいですね。それから⑮から③⑦⑨⑰への馬連で勝負します。安田記念こそ馬券を当ててウイニングランを見届けたいです!
■安田記念の由来は… 本中央競馬会の初代理事長で、競馬法の制定や馬券の発売、日本ダービーの創設など競馬の発展に尽力した安田伊左衛門の功績をたたえ、1951年に安田賞として創設。58年に現在のレース名となった。68年以降は一貫して東京芝1600メートルで施行されており、84年のグレード制導入にともなってGⅠに格付けされた。
■8月からアリーナツアー SUPER EIGHTは7月31日にアルバム「SUPER EIGHT」を発売し、8月からアリーナツアー、12月にドームツアーを行う。
安田は「皆さんにワクワクしてもらえるアルバムに仕上がりそう」と自信満々。ツアーに向けて「デビュー20周年でアルバムを出せて、ライブでファンの皆さんと会えるのは、ご褒美なのかな。『応援してくれて、ありがとうございました』と感謝を返すことが楽しみ」と胸を躍らせた。
また、関西発グループによる新プロジェクト「KAMIGATA BOYZ」としては9月21、22日に大阪・ヤンマースタジアム長居でライブを開催。「先輩後輩は関係なく、グループの垣根を越えて関西勢でやれることに誇りを持っています」と気合を入れた。
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【安田記念】枠順の明暗 香港馬ロマンチックウォリアーは❹枠⑦番 シャム師「ラッキーセブンで満足」2024年06月01日(土) 07:26
安田記念の枠順が31日、決まった。香港から参戦するロマンチックウォリアーは❹枠⑦番、ヴォイッジバブルは❼枠⑮番。前哨戦のマイラーズCを勝ったソウルラッシュは❺枠⑩番に入った。❼枠⑬番のステラヴェローチェはこの日、ひと足早く栗東トレセンから東京競馬場へと移動した。
<東京競馬場>
香港からの刺客でGⅠ7勝を誇るロマンチックウォリアーは❹枠⑦番。シャム調教師は「ラッキーセブンということで、満足しています。状態もいいし、リラックスした状態でレースに臨んでくれれば」と目尻を下げた。
チャンピオンズマイル3着のヴォイッジバブルは❼枠⑮番に決まった。イウ調教師は「真ん中から外を希望していたので、満足しています。馬の状態も素晴らしいです」と胸を張った。
<美浦トレセン>
京王杯SC2着のレッドモンレーヴは❷枠③番からスタートする。蛯名正調教師は「それほど先行する馬ではないので、枠はどこでも。あとは雨がどれだけ影響するか」と天候を案じた。
大阪杯5着のジオグリフは❷枠④番。「与えられた枠で頑張るだけです。いい状態で日曜日を迎えられるようにやっていきます」と木村調教師。
芝マイルで2戦2勝のパラレルヴィジョンは❺枠⑨番に入った。国枝調教師は「いいね、大丈夫。ルメさん(ルメール騎手)だからね」と鞍上に信頼を寄せる。
高松宮記念4着以来のウインカーネリアンは❻枠⑪番に決定。過去5年で2勝を挙げる吉兆枠だ。千島助手は「極端な枠でなくてよかった。ハナにはこだわりません。枠なりに周りを見ながら行ければ」と見通しを語った。
ヴィクトリアマイル2着から臨むフィアスプライドは❻枠⑫番。「枠は気にしてないよ。雨で内が悪くなるようなら、外のほうがいいかもしれない」と国枝調教師は歓迎した。
<栗東トレセン>
カテドラルは最内❶枠①番。池添調教師は「ロスなく回ってこられる枠。出たなりでジッとして、しまいを生かす競馬ができれば」と語った。ガイアフォースが❶枠②番。杉山晴調教師は「どこかで外に出せれば。あとは枠なりにジョッキーが考えてくれると思います。(ゲートの)駐立も問題ないですからね」と長岡騎手に託す。
ナミュールは❸枠⑤番。高野調教師は「出た枠で頑張ります。カイバ食いがしっかりしていて体調は良さそうですし、状態はかなりいいと思っています」と巻き返しを期待。ドーブネは❸枠⑥番に決定。武幸調教師は「決まった枠でやるだけです。(距離は)マイルくらいのほうがいいんじゃないかな」とうなずいた。
エアロロノアは❹枠⑧番。笹田調教師は「枠に左右される馬じゃないからね。どこでも良かったですよ」と泰然自若だ。
ソウルラッシュは❺枠⑩番に決まった。兼武助手は「偶数枠でちょうどいいところ。あとは天気がどうかでしょう。重馬場で勝っているように雨は歓迎です」と話した。
ステラヴェローチェは❼枠⑬番。一昨年にソングラインが勝った枠順だ。須貝調教師は「許容範囲です。雨の予報が出ているのも、他の馬が苦にするならいいですね」と力を込める。コレペティトールは❼枠⑭番。中竹調教師は「競馬はヤス(岩田康騎手)が考えて乗ってくれると思う。追い切り後も体調に不安はない」と語った。
エルトンバローズは❽枠⑯番。杉山晴調教師は「勝った毎日王冠のようなイメージで、できれば内でロスなく運びたかったんですが…。どこかで内に潜り込めれば」と思案顔だった。昨年2着のセリフォスは❽枠⑰番。福永助手は「与えられた枠で頑張るだけです。雰囲気はすごく良くなっていますし、この馬らしいレベルの高い走りができることを期待します」と話した。
ダノンスコーピオンは❽枠⑱番にゲートイン。大外枠だが、GⅠ初制覇となったNHKマイルCと同じだ。岩本助手は「いいんじゃないですか。勝ったときも外枠でしたからね。気にならないです」と笑みを浮かべた。
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