ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は
中京記念・馬場の有利不利、教えます! をお届けします!
土曜日の小倉芝のレース結果、小倉芝1800mで施行された過去5年の小倉日経オープン(オープン特別)、ならびに近年の
中京記念の結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間の雨量は2.5ミリ程度に過ぎないものの、スカッと晴れた日が少なく、土曜日も時折雨がパラつくあいにくの空模様。芝コースは良馬場(JRA発表)ながら、前2週よりも時計が出づらい状態でレースが行われた。
土曜日に施行された、3歳限定・3歳以上の芝中距離戦(1800~2000m)3鞍の結果を振り返ると、外めの枠がやや優勢。だが、馬番でみれば連対馬6頭中5頭が1~8番の範囲。外枠完全優位とは言い難いものがある。
脚質については、先行・差し互角といった印象。中距離戦の勝ち馬3頭(2歳新馬を除く)の4角通過順は3、4、4番手。一見すると先行有利のように思えるが、各々の2角通過順は16、9、9番手となっている。
最終コーナーで中団より前にいる馬が優位であるのは、前2週と同様。その一方で、徐々にマクリと差しが利くようになってきていることは、頭に入れておいたほうがいい。
日曜日の降水確率は60%。とはいえ、芝と路盤の状態は良く、スコール的な雨でもない限り、深刻なダメージを与えるまでには至らないように思える。外差し完全優位の馬場に様変わりすることは考えづらい。
従って、距離ロスが発生しやすい2ケタ馬番、とくに差し・追い込みタイプの過信は禁物。勝負どころで外に持ち出すにしても、それまでは中より内めを回ってくる馬が有利とみるべき。馬番でいえば土曜日の傾向にならって、1~8番から選ぶのがベターではないか。
血統面に関しては、夏季開催の小倉芝1800mで施行された過去5年の小倉日経オープンを参考にすると、父サンデーサイレンス系が攻勢。連対馬10頭のうち8頭を占め、なおかつ勝ち馬5頭はすべて該当する。条件を満たす馬には相応の警戒が必要だろう。
ただ、出走メンバーと照らし合わせてみると出走頭数の割に該当馬が多い感を受ける。もうひとつフィルターをかけて、過去5年における
中京記念の3着以内全馬に共通する、6歳以下の馬に的を絞りたい。
今回の出走馬で、血統面と先述した馬場傾向(馬番枠1~8番)の要点をともにクリアしているのは、②
ダノンチェイサー、③
アンドラステ、⑧
カテドラル。よって当欄では、この3頭を連軸候補として推奨する。
【馬場予想からの注目馬】
②ダノンチェイサー ③アンドラステ ⑧カテドラル