6日の中京11Rで行われた第50回
CBC賞(3歳上オープン、GIII、芝1200メートル、16頭立て、1着賞金=3800万円、サマースプリントシリーズ2戦目)は、
福永祐一騎手騎乗の4番人気
トーホウアマポーラ(牝5歳、栗東・
高橋亮厩舎)が直線で差し切り重賞初制覇を果たした。タイムは1分8秒6(良)。
固い絆で結ばれた同期コンビが、結果を出した。ハンデ戦のスプリント重賞を制したのは
トーホウアマポーラ。馬が重賞初制覇なら、開業2年目の
高橋亮調教師も、競馬学校時代の同期・
福永祐一騎手の手綱によって重賞初制覇を果たした。
レースは人気の
ベルカントが馬なりでハナに立ち、
エピセアローム、
マヤノリュウジンが続く。軽快に飛ばす
ベルカントだが、直線半ばでは
エピセアロームがかわして先頭に立つ展開。しかし、先行馬を見る位置でレースを進めていた
トーホウアマポーラが直線で決め手を爆発させ、鮮やかに差し切って初の重賞勝ちを決めた。1/2馬身差の2着は3番人気の
エピセアローム。さらに1馬身1/4差の3着には外から伸びた10番人気の
ニンジャが入っている。
トーホウアマポーラは、父
フジキセキ、母トーホウガイア、母の父Unbridled’s Songという血統。北海道日高町・竹島幸治氏の生産馬で、東豊物産(株)の所有馬。通算成績は18戦6勝。重賞初勝利。
高橋亮調教師は
CBC賞初勝利。
福永祐一騎手は2013年
マジンプロスパーに次いで2勝目。
福永騎手は「流れが遅いようだったら2、3番手につけてもいいと思いましたが、思ったより行く馬がいたので、その後ろでうまく脚をためられました。直線はスムーズにさばけましたし、抜け出してからもしっかり最後まで伸びてくれました」と同期コンビでの重賞制覇に笑みを浮かべていた。
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