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【シンザン記念】ベストプレイ3連笑で重賞獲り

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【シンザン記念】ベストプレイ3連笑で重賞獲り

 シンザン記念の追い切りが3日、東西のトレセンで行われた。2戦2勝のタマモベストプレイは、CWコースの併せ馬でシャープに伸びて先着。3連勝での初タイトル奪取に向け、上々の仕上がりだ。

 いてつく空気を切り裂いた。タマモベストプレイが素軽い動きを披露。手綱をとった和田竜二騎手は好感触を口にした。

 「馬場が悪かったけど、最後はスーッと伸びた。動きはいいね」

 最終追い切りは栗東CWコースで併せ馬。先行するモズギャラクシー(牡4、1000万下)を目標に3コーナー過ぎから馬体を併せる。鞍上からゴーサインが出ると、一瞬で突き放して3馬身半差をつけてゴール。ラスト1ハロン12秒1(6ハロン83秒0)の鋭いフィニッシュを決めた。

 新馬戦、秋明菊賞を連勝中。昨年の朝日杯FSは抽選で除外になったが、すぐに目標を切り替えた。「調教での行きっぷりがよくなって、ハミを取るようになってきた。真面目になってきている」と鞍上は精神面での成長を証言する。

 新春重賞を飾るにふさわしいタッグも魅力だ。管理する南井克巳調教師(1953年)、和田騎手(1977年)はともに巳年生まれの年男。指揮官が「いい年の始まりにしたいね」と意気込めば、ジョッキーも「へびのようにニョロッとしぶとくがんばるわ」と呼応。04年に2着に敗れた全兄タマモホットプレイの雪辱もかかっている。

 「本気で走ったときは『なんだ、この馬』っていうすごい乗り味。能力は高いので楽しみ」。気合十分の和田騎手の手綱に導かれ、タマモベストプレイが“初笑い”を狙う。 (川端亮平)

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